神田駿河台 葡萄酒場 ICHIGOYA イチゴヤブログ

イチゴヤは神田駿河台の水捌け土地の土地の南向き斜面に
ひっそりとたたずんでおりました。

昆布泥棒の会

2018-01-23 15:13:00 | ワイン


ブルゴーニュワイン会でした
今回のテーマは「シャンベルタンをめぐる冒険」(だったかな?)
造り手と畑とヴィンテージのそれぞれの個性を味わいつくすワイン会です(おおよそ変態的要素もふんだんに)はじまります

○ オレゴン シャルドネ (ドルーアン)

ドルーアンをいうネゴシアンがブルゴーニュにありますために
その、ドルーアンつながりで選んだお茶目な白ワインから

「シャブリ」と「「ムルソ」の中間というミネラルたっぷりな
逞しくも硬さの光るシャルドネ、最近こうしたスタイルが馴染みます。トレンドでもありますよね(たぶん)



○ スミスオーラフィット 仏ボルド 1996

いきなり2本目は熟成の極み、まさに蜂蜜とミツバチ
ゆるやかなうまみを溶け込み、アフタまでずっと続く
豊かな余韻はせつない思いでいっぱいです



○ ペロミノのACブル 1992

ここまで熟成いたしますと、まさにピノノワールの真骨頂!
「お出汁」「大根煮」「アズキ」といった優しい和食感溢れます・・・時間とともにお汁粉のようになりますのはご愛嬌で◎



○ オリヴィエバーンンスタインのジュブレイシャンベルタン
プルミエクリュ「カズティエ」 2014

骨格のしっかりとしたミネラルが特徴かと思いきや
時間とともに開きますといたって上品でジューシ。
綺麗なラインが続きましたで(最近評判ですねこちら)



○ シャルムシャンベルタン カスタニエ 2014

2014年ながらすでに美味しい・・・
とてもやわらかく、なめらかに流れます・・・
シャンベルタンらしからぬ優しさに包まれました
物腰おっとり貴婦人のようなワインです




◎ ドミニクローラン シャンベルタンプルミエ 2011

これぞシャンベルタンというべき味わい、力強く、酸も
タンニンもしっかりパワフル。初めから飲むと疲れるのが
たまにきずとなりでしょうか(華麗なる加齢ゆえ)



◎ ポンソ グリオットシャンベルタン 2001

ポンソ・・・いまや幻のような作り手
高騰し過ぎまして、たぶん今後飲めないかも・・という
今回の目玉でした
煮詰めましたさくらんぼのようなう豊かな味わいや香りが
始めから楽しめましたが、時間が、経つうちにもはやワイン
とは、思えぬ別の液体に代わっていきます
豊穣で肉付きよく、どこまでもまろやか・・・
ポンソのわけを知りました



◎ ゴッセ シャンパーニュ
悪い大人は最近、「〆しゃん」というサイダーを楽しみます
〆にシャンパーニュという愉悦
ゴッセはふくよかなボデイで楽しいです
歯茎を刺激する泡と舌にささる柔らかい酸味
シャンパーニュはもはや、スターターではなく占めです。