春まだと遠いイチゴやにて
すっかりと定例会となりました、
ブルゴーニュを愛する方々のワイン会が
賑々しくも華やかに開催されました立春
人はなぜ・・・・
ブルゴーニュに魅せられるのか?
答えはいまだに模索していますが
ひとたびコルクを抜いてしまえば
悶え苦しみ、恍惚となりながらも
そのシャルドネの魂を嗅ぎ
艶やかに煌くピノに心奪われては溜息
そして最後には満面の笑みにて最高の賛辞を
惜しみなく語り合うワインラヴァの一夜こそ
ブルゴーニュの生産者に乾杯する宴となりました
今夜のお題は「ヴォーヌロマネ」です
乾杯はヴォーヌロマネ村の造り手
フランソワラマルシェの泡から
ピンクのさくらんぼのような果実感でした
赤のスタートです
ACブルですが「セシル トランブレイ」
あのジャイエのいとこの孫です!
そしてそして「ロブレモノ」の元嫁・・・
というとんでもない血統ながらも
その優れたワインつくりはまさに幻の1本と
なりつつありました
そしてここでいきなりの白です
泣く子も黙る「コントラフォン」ミュジニー’11
90年代から味わいが変化して来ています
ことを皆様で確認
時代とともに変わるのはトレンドですから
それまで樽を前面に出しボリューミーにリッチに
仕上げていましたミュジニーも今は手ロワールに忠実に
石灰岩土壌のミネラル感を惜しげもなく、それいて
酸もしっかり、余韻までも穏やかにたおやかに
そそがれては言葉もありませんでした
ただただ舌の上を転がる愉悦に身が焦げそうでアチチ
ミッシェルグロもロマネ村が本拠地
優れたプルミエのブリュレの畑で10年です
グロは安定の繊細さバランスの良さでほほえましいですね
すると同じ畑ですが生産者は天才ギヨンで2001年
熟成の途中ながらもカリスマの奏でる複雑怪奇な
ストーリーをめくるめく演奏で楽しめました
するとここで趣向をかえまして
フェブレイのマジシャンベタン
グランクリュですから・・・・・
やはり、その酒質はまぎれない特級畑
素敵な驚きに満ちておりました
で、これでは足らずに店にありました
クルティエセレクションの2002年ACブルにて
枯れたピノを嗅ぎながらの幕切れと相成りました
恐ろしいほどの快楽
クスリよりも恐ろしいブルゴーニュでした!