2004年の7月15日にICHIGOYAをOPENいたしました。
なんでこんな暑い時に・・・
と思ってみても
たまたま物件が空いていて
すぐに契約しないと他の方に取られてしまうので
なりゆきで、すぐさまに契約したら
こんなアツイ夏の開店となった次第です。
10年前
10年といいましても
毎日毎日、時間に追われて仕事して
いますと、1日がとても速く過ぎて
すると1週間もあっという間に過ぎてしまいます・・
そして日々は連続しているので
1月も半年も1年でさえ矢のごとき光陰
ですので、個人的な感覚でいいますと
10年と言うよりは、いまだ
5~6年の時間経過のように感じています
もとより、ここ御茶ノ水をはじめから
目指していたわけではありませんでした。
はじまりは上野の不動産屋から物件を
探し始め、そもそも個人でできる10坪ほどの
そして坪単価3万より下の契約が望ましく
探し始めていたのです、そのむかし・・・
すると、上野は坪単価4~5万相当が標準でした。
いまはもう少し高いでしょうか
なにせ、鉄道、新幹線、地下鉄すべて有り
動物園に博物館に美術館という文化施設も充実
それに広小路、アメ横、湯島という歓楽街も網羅する
ウルトラ集客地域であることが原因なんでしょうね
それにともない、路線を変更
だんだんと南下作戦をとることに決めたのが始まりです
そうなりますと上野から
湯島になり、御徒町になり、末広町になり
秋葉原、神田まで来た時に
とうとうここ駿河台へと繋がった次第。
でもしかし
浅草方面ははじめから、難しさを理解して
いましたので田原町をちょっと見ただけで
構想からは、はずしておりました。
ここ駿河台で始めましてから
その当時のスタッフ小野寺や岡村先生に
言われたことがありました
「上野でなくてよかったね」と・・・
ここ御茶ノ水で正解だったんじゃないかな?という疑問
「たぶん、あなたのやりかたはこちらの方が良い」と
小野寺は上野で働いている当時からの縁なので
両方を理解していましたし、先生はのみすけで
酔っ払いです
でも、のみすけで酔っ払いにしか分からない
微妙なバランス感覚でおっしゃっていただいたことと
勝手に理解しながらも、毎日営業させて頂いておりました
毎日の営業と言いながらも、単に慣れることは
あっても、残念ながら学ぶことが少ないのは自分の不備
本当に失敗をよく繰り返しては、反省する間もなく
明日を迎えてしまいました。の連続。
でも、こうして続けられたのは
ひとえに素敵なお客様に恵まれた結果です。
ありがとうございます。こころから・・・
すると、10年を迎えることができましので
次の10年へ向けて走り出さないといけません、あたし
お料理はもっと季節や素直な美味しさを
だしていけたら。なと考えています
ワインは、自然派自然派とうるさい昨今ですね
もちろん美味しいです。が、
残念ながら
セパージュが分かりづらくしてしまうのが
個人的にダメなんです
イチゴヤのわいんのポリシというのがあるとすれば
すなわち、シンプル!
そのワインの葡萄の性格が
とても素直に出ていることが
一番と考えておりました!!
ですので、これからも浮気しながらも
そうしたシンプルな美味しさのワインを
探していきたいです
そして商売として
なかなかに難しい時代だなあ~・・・と
しみじみ感じております
アルコールの消費も伸び悩んでいる現状
http://www.sakebunka.co.jp/archive/market/008_g2.htm
国内の消費動向も変化していきますので
当然、飲食飲酒も変わることでしょうか
それはワインも同じ
ワインはまだ伸びられるかしら
http://www.kirin.co.jp/company/data/marketdata/pdf/market_wine_2013.pdf
どうすれば良い店になれるのか?
どうすればお客さまに喜んでいただけるのか?
ずっと問い続けていきたいイチゴヤです
今週はたくさんのお花やお祝いを頂戴いたしまて
感激と恐縮と「ハレ」の気持ちでいっぱい嬉しさ
こんな季節ですから、お花は傷みやすいのに
花屋のみっちゃんが、めんどう見てくれていたりして
これまた、恐縮しっぱなしでした。
お世話になってばかりのイチゴヤですが
これからもどうぞよろしくお願いいたします。