ブルゴーニュに心奪われた気の毒な方々が
今夜もこっそりとお集まり頂きまして
秘密のワイン会を開催いたしました
お店に入ります際には合言葉を唱えますのが慣わし
そっと、囁くように発音いたします
「こんぶどろぼう (Combe d’Orveau)」と
毎回テーマを決めましてそれにあわせてのワインなので
今回は、ぐっと趣向凝らしまして
「新進気鋭の造り手」でどうぞ!というレアパターンでした
ブルゴーニュのワインを語ります際に
あの狭い地域で長年栽培、醸造を生業といたします各農家も
それぞれのお家どうしで、姻戚関係が続き、名壌地も醸造家も
収斂されていますブルゴーニュ。
なので、愛好家は家系図をにらめっこしながらのワインです
すると、代々受け継がれてきました畑が、ワインがきちんと
存在してきました、この地域、するとそこには新しい血が
入ることで、また新たなワインもできます新陳代謝と革命
なので新進気鋭で攻めまする今宵
まずはシルヴァン パタイユのロゼからです
33歳で、元来は醸造コンサルタントです
そちらで成功を収めていますので、ワイン造りは
きめの細かい手作業にてテロワールの表現にすべてを
注いでいるかのようでした。
12”なので熟成感ある落ち着いた紅茶のような
滑らかな酸味が特徴でした!
バシュレモノ 「ピュリニモンラッシェ プルミエレフレ」
バシュレ兄弟(30歳くらい)二人でつくってます
綺麗で端正な表情を魅せますモンラッシェは見事です
アカシアの蜂蜜、上品な酸、旨みがすーっと続きました
14ヴィンテージは間違いないそうです(ブルゴーニュ)
アリス オリヴィエ夫妻の「シャブリ」
08”の熟成を存分に楽しました
ロワールと地続きのシャブリなのか、まるでシュナンブランの
ような落ち着きと、ゆるやかに滑ります酸味
アフタのかなかな苦味がとっても心地よかったです
オレリアンヴェルデ 「ヴォヌロマネ 14」
プルミエのレヴォーモン(畑)
まだ20代の若者です、以前はモータースポーツの仏代表!
お父さんの畑を継ぎました。
生産者であることは栽培農家でもあり畑仕事がその大半
やさしい風味を好んでいるみたいです
そして複雑でナチュラルは、これからの志向でしょうか
オリヴィエ バーンスタイン「シャンボールミュジニ」
プルミエのラブロット10
もともとは音楽家の家系だそうです(バーンスタイン?)
まさに女性的といわれるミュジニを上品にソフトに!
香りがまさに「白い花」きめの細かい酸がとても素敵
新進気鋭ですね、これは!
ラストは泣く子も黙る1964年です
アルマニャック 「モンタル」
52年の眠りから覚めた、琥珀の液体
嗚呼・・・その深みはとても暗く底なしの恐怖のように
溜息と感嘆を繰り返しながら、ずっと唇を漬けていたい欲望
何もいえず、黙ってしまいました・・・・恐ろしい酒です