神田駿河台 葡萄酒場 ICHIGOYA イチゴヤブログ

イチゴヤは神田駿河台の水捌け土地の土地の南向き斜面に
ひっそりとたたずんでおりました。

今年は

2020-12-31 01:55:00 | ノンジャンル


なんだかんだといっても
キチンと師走は過ぎていって大晦日ですもんええ
こんな年でもねええ

暇ではありますが、売り上げありませんが
なんとか、おかげさまで年を越せそうでありがたい限りです
でも慣れますよね、ヒマも!
今年も後半はすっかりと慣れました。
毎日、寂しい営業ではありましたがいつのまにか静かな
リズムでやり過ごそうと無理くり変更を愉しみました。

そんな静かな帰りの電車ほんと沁みましたのが
STEVIE の「GOLDEN LADY」というか「いなびじょんず、LP」
彼の声というかこのころの3部作は異常!
神ですね、神!

で、少ない読書でした、AMAZON PRIMEのせいです。
映画ばかり見ていたもので…
その少ない本の中で一番は

森博嗣 「神はいつ問われるのか?」

神様をついつい探している人生ですね自分って。
こレからの時代を予見します作品、自我とか愛とか夢とか
まさにブレードランナ。見事にシンクロして素敵でした。

ワインはおかげさまがとても多く!!!!
ほんとおかげ様で頂くワインばかりがおいしくて美味しくて。
その中でも印象深いのは

アルザス ’06 クレイダンヴァイス リースリング

硬さと柔らかさのせめぎあい。美味しさと古酒の熟れ(なれ)あい。
石油の香りも時間とともに和らぐ快感を愉しみましたから。
ありがとうございました、アルザス古酒はまりそうです。


これから益々の生き残り作戦の到来を予感します2020でした。

2021年も、どうぞよろしくお願い致しますねえ。

お燗は年越しにふさわしくて痺れました。



2020年の営業を終えました

2020-12-31 01:35:00 | ノンジャンル


お疲れ様でした!!

なんだかんだ言っても気が付けば師走も晦日でした。
毎年この日のご予約の皆様をお送りしまして
本年の営業を終わらせて頂きました。
本当にありがとうございます。感謝ばかりでございます。

今年は1月後半からのあんなことやこんなこと…
そしたらああなって、こうなってしまいにはこんなでしたね。

いえいえ弱音は吐くまい、泣き言も言うまい!とは母親の教え
まだ見ぬ来年に期待と不安も織り交ぜながら2021年はこちらで
迎える予定です。

イチゴヤのお客様、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ!



昆布ワイン会の続き 最終編

2020-12-02 16:28:00 | ワイン


ブルゴーニユ…ブルゴーニュのワイン会ですが
グランリュ’03をグラス覗きながら先生が一言漏らします

「ラフィットの’86とそっくりだ…」

どうしたことでしょう?
ロマネのグランクリュを飲みながら、まさかボルドの
感想を述べるなんて…酒の神の逆鱗にふれたのでしょうか?
嗚呼。そんなばかな・・・と思いながらも
じつは 自分の書き綴ったコメントもみかえすと

杉の香り
べりー煮詰めた
タバコ
スパイシー
とまるでボルドのような内容うんぬん
で、あーだこーだとのたまわうの会の途中
するとこんどうさまより急遽の抜栓指示!!

箱を開けるとなんとピションで’05


あああああ、なんて久しぶりのご対面。
早速のグラスにソロリそろり。で嗅ぐし飲む!

エレガントですね…ほんとに…
でもまだまだ元気、もう少し熟成行きそうですね。さすがピション。
コーヒーとそれこそ杉とベリーが見事に調和でございます。
ボルドもいつのまにかしなやかなこの頃に落ち着きますね・




そして最後は〆のシャン
ムニエだそうです。’14の落ち着きとやすらぎの泡。
アップルパイを頬張るような錯覚でほんのりと苦みが
ほどよい余韻にアクセントを与えてくれました。

今年最後のワインはムニエが良いなあ~と思案してみたり・・



ほんとは3月の予定がコロナはここまでも延期させてくれました。
が、改めましてライブの良さと皆様で分かちあえます喜びも
グラスのワインを香りを味わいを増幅させてくれました夜でした。

次回の約束をしましてのお開き。
12月は忘年会もキャンセルの嵐です。が仕方ない!!
ひっそりとのんびりと駿河台でした。




(無題)

2020-12-01 15:56:00 | ノンジャンル



昆布会の続きです…

赤ワインがまだまだと

モレサン ’92 プルミエのミランド

熟成は熟成です。綺麗で柔らかいし、ビロードでなくても
本当に「水みたいな!!」という表現がでます。
多分本当においしいものは水なんじゃないかな?という
ことを連想させてくれました。

「でも水よりも滑らかなんだよ」とのひと言も頂き納得。
今は亡きジャンラフェさんというもう飲むこともないのかな?
というレジェンドのクラシックを味わえましたから
じわじわと、こちらは後からの余韻がずっと…



で、ですね…
いよいよというか、ついにというかこれですこれ!


とんでもないですよ。いったいどうなってでしょう?
、まさか現物を拝めるなんて…しかも’03。
もうグラスかたむけた瞬間から

果物のオバケ
豊満
凝縮
スパイス

ほんのりバッカスチョコ
煮詰めたカシス
そして濃いんだから…

ブルゴーニュでここままで?っていうくらいの凝縮
さすがの灼熱の2003年でございました。
ロマネの畑ってほんと神の庭園でしょうか・・・


まだ続きますね