神田駿河台 葡萄酒場 ICHIGOYA イチゴヤブログ

イチゴヤは神田駿河台の水捌け土地の土地の南向き斜面に
ひっそりとたたずんでおりました。

昆布ワイン会の続きです

2019-08-25 23:42:00 | ノンジャンル
後半戦に突入いたしました

夏は白ワインですね!
なんて以前は言いませんでした、やっぱり年なんでしょうね
白ワインなんて小学生のジュースだと思ってましたから・・
それが今は白ワインが好きで好きで(だから年なの!)

’96年のピュセルです、いったいなんてことでしょう!
恐れ多いです、震えます、泣いています、膝が諤々してます
白ワインの女王様ですよね?!いいんですか?

じゃあ、キャップシール切りますよ・・・
コルクも抜きますよ・・・
そぉおおっと、グラスに注ぎますよ・・・
注いじゃった

恐る恐るグラスに近づけると柔らかい花の香りがふわっと
それだけで上品な印象、そして清楚、落ち着いています(年上?)

きっと男性の一度は憧れる清楚で可憐で
上品な女性(お姉さま系)のイメージそのままにと思います
でもしかし、それはアイテムとしては

1 言葉遣いが丁寧で品性が有り
2 清楚な装いでナチュラルなメイクで有り
3 決して露出が多くなく
4 白いワンピースがよく似合い
5 落ち着いた笑顔をいつも誰にも向けて
6 毅然として貞操観念を貫き、芯が強く
7 自分の哲学に忠実な信念で生きている

ように、勝手に想像しながら飲み込みました(おいしいいいい)
自分には余りあるように感じますのは品がない証拠(ハイ!!)
美味し過ぎます・・・「ルフレーブ」の罠には嵌りません
美味し過ぎます・・・言葉になりません

自分にはいつも、高嶺の花であり続けていてください
ピュセル

’96年は恐れ多く、自分のいる位置を教えてくれました
ありがとうございました。いっそう精進いたします



〆シャンです
いつものあたりまえのように泡を空けます
この場合、キリッ!!と、カラッと!スルスルっと!
飲むつもりでした、そのための締めのお酒(の、はず)が
あれ?ナニコレ?すごい熟成感と旨味が溢れてますよ

熟成による細かいけど、どこか儚くも細かく可憐な泡の粒子
でも、口に含んだ瞬間ふわっと膨らむ美味しい粒子の粒達
そして、後味にはキチンと弾けるシャンパーニュの酸・・・
参りました
降参です
ひれ伏します
ただただ、グラスに口づけ



ところが、ところが渋谷さんの部下の方から
頂きましたワインがありましたので、ここでお披露目

従弟様が北海道でワイナリを開いたそうで、それで頂きました
’18年ヴィンテージからの総リリーヅ480本のなかの1本でした

今までのあの至極のワイン飲んだ後にでも、ちゃんと美味しい!!
北海道の余市がやっぱり凄いのか、醸造が上手いのか?
いえいえ、たぶん両方ですよね(きっと、絶対)
日本のワインも確実にレベルが上がっているのは
さすがの一言です(オマエも、もっと精進しろよろと聞こえます)



そして、本当に締めます
「マデイラ」でしょ、ここは!
甘いお酒が好きで好きで、実は昔から好きなんですけど
いまは、もっと好きです
食後酒は甘いお酒に溺れたいから困ります



昆布泥棒の会 夏

2019-08-22 14:54:00 | ワイン
いきなりの猛暑を迎え
日々連続する猛暑もしょの今年夏

やはりワイン会も白っぽいワイン達の饗宴が
季節らしくて身体への負担も少ない夏の一夜でした

スタートはやはり泡 ’08年
でも皆様は素直に泡にも熟成を求めておいでです


やわらかな熟成を感じます
落ち着いた旨みと細やかではじける泡の粒子がいつまでも
とても落ち着いた佇まいながら、舌の奥で膨らむ葡萄。

2本目はこの後のラインアップからいきなり赤ワインとなりました
ボーヌのプルミエで’02

抜栓後すぐには,爽やかな風味で紅茶のニュアンス
軽やか酸味とやわらかいタンニンデドライチェリー
でも、グラスにずっと残していたんですよね
きっと・・・思い、約3時間

重量級には無い、軽量級ながらシャープなパンチを繰り出す
小気味良い華やかさが、じわじわと沸いてきてから微笑み
ボーヌの誉れ


そしてそして、白ワインへと。
シャサーニュなのに「ロマネ」・・・クラクラしますね・・
ボトルもしっかり長熟仕様で瓶が厚い、重い、深い、濃い。
そして香りも、しっかりとナッツ、トースト、アカシア、ウッド
そして軽いスパイスに幾重にも重なる酸と喜びの味わいは芳醇
グラマラスなボディはさりげなくエキゾティック。2015年






ムルソーなんですムルソー・・・
個人的に一番好きな白ワインです
思い入れも深く、ワイン飲み始めてしばらくして
本当に美味しいなあ~って感じたのがムルソーほぼ33年前。
銀座にミツミというワイン屋さんがあって、そちらのお爺ちゃんに
薦められるままに。残念ながら銘柄も覚えてないのに
ムルソーという響きだけが鮮烈に残って今に至ります

で、今夜は「オスピス」
そのまま病院という意味ですが以前はちゃんと病院で
慈善の心で運営されるホスピタルでオスピスでハートです
ところがいいワインもちゃんと持っているので素敵なんです

畑は「ジュヌブリエール」ってとんでもなく美味しい畑
本当にミネラルで暖かい香りというのが個人的な思い。」

発酵バターで焼いたフィナシェを頬張ると
優しいバターの風味が溢れ出し、香ばしさの競演
ドライフルーツが顔を出しレーズンやチェリーが顔を出し
最後にアプリコットを齧ると鼻に抜けるアフターが余韻
まさにそんな味わいのムルソー  2007年



続きます 明日へ