白ワインをやっつけた後からの赤ワインといっても
基本的にというよりも完全にピノノワールの饗宴!
いつのまにか魔法にかけられたかのような退廃のムード
でも、これからの銘柄に思いを馳せては高鳴ります
期待と興奮で胸いっぱいに・・・
小学生の頃にただ映画の看板のエマニエル夫人に
それこそ退廃とエロスと淫靡な妄想に溺れました
そのエマニエルとはもちろん関係のなく(ないはず!)
エマニエルルジェのボーヌ 2015
ボーヌの土のニュアンスも軽く心地よい酸
ベリーの落ち着いた香りと爽やかでピュアな印象
まるで糖度の高いイチゴジュースの上澄みだけを
贅沢につかったような味わい
ずっと、ずっと続くような、奥行きを感じながら
ずるずるとどこまでも余韻を愉しめる贅沢を鼻腔と喉と舌で
そしてエマニエルルジェ再び、
あらためて説明の必要もない畑、エピソード、ヴィンテージ
すでに抜栓して2時間は経ってましたのでグラスに近づけると
香りが手招きしております・・・
時間をかけた土や樽や作り手(エマニエル)が、
時間をかけた蔵の香りが、入れ替わり入れ替わり
複雑に絡み合い現れる愉快
そして口に含むとやわらかな味わいに驚き
まるで,甘くてやわらかなスポンジケーキのような錯覚
フィニッシュには綺麗に酸が切れては驚愕
そこまで甘くはないぞと戒めてくれる愉悦
そののち、しばらく時間をかけて味わい
塩っけも感じ、ゆらめく香りに身悶えて満悦
そして、まだまだ続きます