みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

7040から8050へ

2019年04月04日 | 雇用・仕事・生活費
新年度に入り入学式や入社式が行われる時期になっています。
わたしが働いている工場ではフィリピン人の技能実習生やネパール
人の派遣社員の姿を多く見かけますが日本人の新入社員(新卒社員)
も入社しているようです。

入学した人や入社した人には通学先や勤務先があるのですが、
ひきこもりの人はそうではありません。


朝日新聞に

「中高年ひきこもり61万人 初の全国調査、若年層上回る」[→]
という記事がありました。
40歳以上の中高年と39歳以下の若年は同程度の人数なので合わせる
と100万人を超えるのですが驚きはしません。
民間企業は雇用を確保するためではなく利益を確保するために事業
を行っています。
正規と非正規を使い分け、非正規には雇い止めや派遣切りもします。
性別どころか
職務も勤務地も勤務時間も希望が通るわけではなく、
決められた事を決められた通りに決められた時間にやらなくてはな
らない
場合が大半です。
ものづくりは別に日本人じゃなくても日本でやらなくても日本のメ
ーカーじゃなくても出来るのですが
一方、日本人でも
稼動能力要求水準に満たなければ仕事をこな
せません。

こんな現実の中、40代(親が70代)のひきこもりの人に
働かないのはけしからんとか言っていたり
安直に就労支援とか就労指導とかやってきた結果
現在、50代(親が80代)になっているのです。

進路の悩みで一時的に無業の状態になっている人もいますが、
能力的に就労出来ないのかも知れません。
頑張って働く?━能力が高い人も頑張っているので挽回出来ない。
無理して働く?━
そもそも働くどころか
意思疎通や人間関係(信頼関係)の構築すら難しいのかも
知れま
せん。
それでもけしからんと言って来る人に対しては
‘重度の発達障害’なので働けません、とでも説明するのが良さそ
うです。


人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする