みれいの近郊生活(ITI)

変えられる事も・変えずに済む事も重要

週30時間の壁

2014年11月13日 | 雇用・仕事・生活費
11月6日の読売新聞の論点スペシャルでパートの厚生年金について
取り上げられていました。

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【社会保険にはいろいろと理不尽なところがあるもので…】
■厚生年金や被用者の健康保険の保険料は収入の一定割合なので、
 専業主婦に保険料がかからないのは妥当なのでは?
 とわたしは思うのですが、

 パート主婦でも保険料がかからない制度があるのです
 (夫が負担する訳ではありません)

■年収130万円未満なら保険料がかからないので
 
「130万円の壁」とも言われていますが、
 夫が加入しているのが国民年金や国民健康保険だと
 保険料がかかります

■それなら厚生年金の保険料を払うのかといえば
 年収130万円以上の場合も含めて
 勤務時間(労働時間)が週30時間未満の場合には厚生年金に入れ
 るとは限りません。
 そうなると国民年金や国民健康保険に入ることになり、

 国民年金や国民健康保険の保険料は収入に応じてではないので、
 思わぬ負担
になってしまいます。
■しかも国民年金や国民健康保険の保険料は
勤務先が負担する部分
 が無いので重い負担
になってしまいます。
 年金や健康保険の保険料がかからない生活保護の受給者よりも
 手取りが少なくなりかねません。
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週40時間勤務で2人雇用すれば保険料がかかるところを
週27時間勤務で3人雇用すれば
企業は保険料を負担しなくて済む
のです(現時点)。
これが広がっているのでパート掛け持ちで働いている人もいるので
す。

“男は仕事・女は家庭”
“夫は家計を支え・妻は家計を助ける”

まだそんな風潮や固定観念が残る影で保険料を払わない企業…。
この論点スペシャルに日本チェーンストア協会長の
「日本の経済、産業を取り巻く環境は厳しさを増している」
という言葉があるのですが、
それでは家計が厳しければスーパーで商品の代金を払わずに万引き
してもそれが通るのでしょうか?。

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