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小川町青山地内にある曹洞宗の寺院「北青山円城寺」を訪ねてみました。
寺の前を通ったことは数え切れないほどありますが、境内に入ったのは初めてです。
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理由はこの案内板にも書かれている二連板碑を見るためでした。
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山門に懸かった禅語の額
左は「脚下照顧」(きゃっかしょうこ)
足元をよく見なさい(気をつけなさい) 自分自身(脚下)をよく振り返って反省(照顧)しなさい
右は「知足安穏」(ちそくあんのん)
あれこれ求めず今あるもので満足するする生き方をすれば気持ちが楽に生けられる
と言ったような意のようです。
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本堂ですが戸を閉めていますので堂内の様子は全く分かりませんでした。
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本堂の西側にある二連板碑2基です。
日差しの関係で片方が暗くなってしまいましたが、この暗い方の右側のものが正中二年(1325年・鎌倉時代後期)銘のあるもの
左側のものが延文六年(1361年・南北朝時代)銘のあるもの。
細かいことは下の写真の説明板にありますのが、2基とも阿弥陀如来の種子(キリーク)。
通常板碑の頭部は山形(三角)になっていますがこの2基は平です。
本堂に安置されているとある薬師如来坐像図像板碑は一般には公開していないようです。
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この説明板の左側に薬師如来坐像図像板碑の写真がありますが暗くて見えませんが、薬師如来の種子ではなく薬師如来像(座像)が刻まれている板碑です。
頭部はやはり山形ではなく平らに削られているようです。
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円城寺の墓地の前にあるブロック塀で囲まれたこの空地はかつて小川町立大河小学校青山分校があったところですが、1979(昭和54)年に廃校になっています。
なお校舎が処分されたのはいつかは分りません(自身とは全く縁のない学校ですし・・・)
訪寺日:2016(平成28)年2月18日(木)