元旦と二日と、二日続けて映画を2本ずつ観てきました。
でも、観たのは3種類!!
どうしてでしょう???
そうなんです!!
二日続けて同じ映画を観たからです♪o(^-^)o
「最後の忠臣蔵」を二日続けて観ました!!
凄く凄くいい映画です!!
「ザ・ラストサムライ」や「おくりびと」も素晴らしい映画でしたが、
私はそれ以上の作品だと思いました。
新年が始まったばかりではありますが、
年末にはアカデミー賞の候補に間違いなく
選ばれるのではないでしょうか?
ただ、外国の方々には理解しがたい部分があると思います。
武士の時代には、「武士道」という
武士の常識、武士の価値観が存在していました。
主君のために命を投げ出せること。
今の自分にとっては決して有り得ないことですが、
その当時は武士の鑑と称されました。
その時代の価値観を想像しながら、
じっくりと映画の世界に入り込むことができました。
登場人物の一人ひとりに共感し、涙し、
心臓を鷲づかみにされたような感覚を覚えるほど
心を震わされました。
初日は、友人と映画を観るのに、
「相棒」は母と行くので、違うのを観ましょう♪と言って、
いくつか候補をあげてもらった中で見たのが
「最後の忠臣蔵」でした。
私の中ではそれほど観たいと思っていたわけではなく、
友人に映画を誘われなかったら、観なかったかも知れません。
翌日は、母と「相棒」を観た後で、
母が疲れるかも知れないと心配しつつも、
どうしても「最後の忠臣蔵」をみせたくて
一緒に観たのでした。
前の日に観ているから、内容も知っているのに
それでも涙が溢れてきました。
観終わった後、母が
「声を上げて泣きたかった。。。」と言いました。
今朝の4時ごろ、ふと目が覚めたときにテレビを付けたら、
「最後の忠臣蔵」の撮影風景などのレポート番組が
放映されていました。
ヒロイン役の桜庭ななみさんが、女優として成長していく姿を中心に
監督の指示、共演者のサポート、スタッフの方々の思い、
映画を観たあとだったので、
なるほど!そうだったのか~!と思いながら観ることができました。
例えば・・・お琴を弾くシーンがあり、そのために1ヶ月も前から
お琴の稽古をしていたそうですが、
予想以上に上達したために、
撮影の際、指先は本当に弾ける人が変わって映されるはずが、
本番では、代わりの人は一切使わず、
全てご本人の演奏・演技だったそうです。
監督曰く、思わぬ誤算だったそうです。(^^♪
そんな話を母にしたら、
また思い出して涙していました。
つい先日、テレビの忠臣蔵のドラマのセットや
台詞回しがひど過ぎて・・・と書いたのですが、
「最後の忠臣蔵」は、セットの一つ一つ、
着ている物、全てがとても丁寧に作られていて、
障子ひとつとっても、いくつもの切り貼りがなされていて、
そうだよなぁ~と、その時代に引き込まれるのを感じました。
監督さんはじめ、照明さん、衣装さんなど
それぞれのスペシャリストのスタッフの方々が
制作に携わっているのを実感できました。
日本の代表すべき映画のひとつになると思います。
テレビやDVDではなく、
是非大きなスクリーンでご覧頂きたい映画です!!