着物には、小紋、付け下げ、訪問着、紋付と
TPOに応じて選んで着る習慣といいますか、
礼儀作法がありますね。
では、洋服はどうでしょう?
TPOに応じて選んでいる方と
そうでない方がいらっしゃるかも知れませんが、
それなりの年代になったら、
きちんとそれ相応の服装をすることが求められると思います。
なので、皆さんも“場”に応じて、
普段着かジャケットだけで良いか、スーツか?
と、洋服を選んでいますよね♪
では、言葉はどうでしょうか?
きちんとTPOに応じて使い分けていますか?
例えば、お茶に誘う場合、
普段着言葉だったら「お茶しな~い?」
(まさにタメ口ですから、目上の人には使えませんね。)
ジャケット言葉だったら、「お茶しに行かない?」
あるいは、「お茶しに行きましょう♪」
これが、スーツ言葉になると、
「ご一緒にお茶でもいかがでしょうか?」
(丁寧ですが、友人がこう言ったら、何か魂胆を感じちゃうかも?)
こんな感じに使い分けられると思うのですが、どうでしょう?
私は普段はなるべく受講生の方には
普段着言葉を使うようにしています。
それは、講師を雲の上のように捕らえて欲しくないからであり、
特別偉いわけではないからです。
もちろん、受講生の中に年上の方がいらっしゃった場合は、
スーツ言葉も使います。
まさに “ T P O ”
どんな場面か?相手が誰か?どんな関係性か?
それによって言葉を選びます。
スクールの皆さんが、今度公開講座で発表する場合は、
どの言葉を選んだら良いと思いますか?
あなたらしく普段着言葉ですか?
でもね♪
あなたらしいことと、普段着言葉を使うことは
イコールではないのですよ♪
いかにあなたらしさを失わずに
ジャケット言葉ぐらいは使わないと
相手に失礼になってしまう場合があるのです。
それは、ポジショニング思考でも学んだように
誰と誰の関係性がどうなっているか?
私が受講生に話す場面と、
皆さんが公開講座で話す場面では、
関係性が違います。
人によっては、スーツ言葉をきちんと使いこなすことが必要ですし、
ジャケット言葉でもOKの方もいます。
それは、一人ひとりの年齢や経験その他が違うからです。
だから、くれぐれも言葉選びを間違えないでくださいネ♪(^^♪