最近は管理職研修で、部下へ指示する場合、
指示より提案の方が相手が受け取りやすいですよ~とお伝えしても、
なかなかそうはできない方もいらっしゃいます。
また、部下が指示待ち人間の場合は、
提案しても判断できないので指示がありがたい!と
思われるケースもあります。
例えば、上司からの指示があったとします。
同じことを言われるにしても、
「あんな言い方じゃねぇ~」
「ああいう言い方をされると従いたくないよね。」
なんて思うことは多々あると思います。
でも、そのときにちょっと立ち止まって考えてみてください♪
そのときの自分の「脳」の状態です。
左脳で受け取っているか、右脳で受け取っているか?
その指示が正しいかどうか?妥当なのかどうか?
その内容を受け取れるのは左脳です。
内容よりも言い方がキツイ!とか、高圧的な態度だ!
と感じるときは、右脳(感情)で受け取っています。
人間は感情の動物ですから、
感じが良くないよりは感じが良い方が断然良いと思います。
ですが、仕事で指示される場合、
指示する人の感情を受け取る前に、
指示の内容を受け取るべきではないでしょうか?
また、そんなきつい言い方をされる場合
その「言い方」を引き出しているのは自分だということに
気付いていますか?
例えば・・・
指示されないと動かない。
気付いてやれば良いけど、サッパリ気付かない。
だけど、指示されると面白くない。
仕事の要点をしっかり把握できない。
ピント外れの仕事をしてしまう。
この上司は嫌いだ!
(だとすると、相手に対してそのオーラが出てるでしょうね)
上記のようなことはないですか?
世の中には、尊敬できる素晴らしい上司もいますが、
そう思えない上司も居ると思います。
ファシリテーター部下としては、尊敬できない上司とであっても、
如何に職場の成果を最大化できるか考えて行動しないとネ♪
だとしたら、言い方が感情的に受け入れられない場合は、
そのマイナス感情は受け取らない!(鈍感力を発揮する!)
“言い方”に焦点をあてないで、“本質(内容)”に焦点をあてる!
たいがいの場合、
「言い方が気に入らない」というのは、
言ってることが正しい場合に多いような気がします。
言ってることは正しいけど、素直に受け取れない。
素直に受け取れないのは、自分の中の
コンプレックスや、素直さの欠如なども影響すると思います。
仕事の場合は、感情を抑制して、
本質(内容)でやりとりすることも大切ですね。
もちろん!
あなたが指示を出す場合には、このような体験を生かして、
“言い方”にも気をつけてね♪
『人の振り見て、我が振り直せ!』
反面教師のイイお手本だと思ったらいいかもネ♪
(この内容は2010年に掲載したものを再度アップさせて頂きました!)