各自治会を通じて回覧される文書が議会に示されました。HPにも同内容が掲載されていますので、ご覧ください。19日現在、家屋被害は、床上浸水69棟、床下浸水896棟、人的被害はありません。土木被害は、道路冠水が青葉、水無瀬、高浜、広瀬、山崎地域等多数、土砂崩れ1か所(山崎・西国街道沿い)。
平成24年8月14日に発生した大雨により被害を受けられたみなさまへ
高槻島本雨水幹線の接続は完了していると上下水道部に確認しましたので、高川の最大観測水位140センチが堤防高の163センチを超えていないことは注目すべき点です。ただし、高川には、雨水接続工事のための仮排水を行うため、隣接する小さな水路(小川?)に流れを誘導するブロックが埋められていました。
この仮排水によって高川の水の流れが変わったことが、今回の洪水の被害区域に影響を与えたのではないか、という仮説をわたしはたてています。
大雨翌日の15日、町内を巡回して各地の被害状況を目視しました。生協駐車場周辺の住宅で住民の方々が、高川は溢れていないのに横の小さな水路から水が溢れだしたことが不思議でならないと言われたのが印象に残っています。とにかく楠公通りから流れてくる濁った水がすさまじかったとも聴きました。
その後、桜井跨線橋脇の高川を覗いておられる方にお話を伺い、仮排水の場所を教えてもらい、上記のような仮説に至りました。21日午後には、第一幼稚園の見学(就労支援型預り保育について視察)に行く途中、迂回して工事現場を確認したところ、仮排水に関しては高川の下流に再び流れを戻す工事がされていたことがわかりました。
21日は、仮排水を元に戻す工事が行われており、当時の様子は今ではわかりません。いずれにしても、今回の雨量は下水道の許容量を大きく超えていました。仮排水がなければ水害が起こらなかったかというと、そうではないかもしれません。
21日はタクシーを広瀬、上牧、青葉、水無瀬で移動しなければならない事情があり、運転手さんに尋ねたところ、高槻市内では営業していたが島本町内は仕事にならなかった、と言われました。つまり、道路冠水の被害は高槻市に比べて島本町が深刻だったことになります。
大山崎でも、鏡田という区域(標高が低い地域)以外の住居の浸水被害はなかったようです。山崎ポンプ場の運転稼働状況(80%が大山崎町流域の雨水処理)、高槻市域にある玉子排水機場(80%が島本町流域の雨水処理・農業用水路という位置づけ)の運転状況に問題がなかったかも気になるところです。老朽化による急な故障、停電による影響なども考えられます。検証すべき点が多々あります。
今日、お会いした他市町の元議員さんは、水害時には個別訪問はせず、野外災害対策本部の設置を執行部に求めて、迅速に被害状況を集約する場を公園に設置、なおかつ自身はその対策本部から距離を置いていたとおっしゃいました。これが、わたしの考える議員のなすべき本来の役割です。
野外対策本部の設置を求めるほどの力量がわたし自身にはなかった、そのような議員がひとりとして島本町にいなかったことを重く受け止めたいと思います。そのうえで、町の幹部職員が水害翌日、自ら汗だくになって側溝の泥を掻き出している違和感を公言します。その姿は尊いようにみえて不安。今日の議員全員協議会で発言するつもりです。
画像は、21日午後、高川の仮排水を解く工事
これが上流側の工事で、雨水幹線接続工事現場の下流も
別途、高川と脇の水路を分離する(元に戻す)工事が行われていました
平成24年8月14日に発生した大雨により被害を受けられたみなさまへ
高槻島本雨水幹線の接続は完了していると上下水道部に確認しましたので、高川の最大観測水位140センチが堤防高の163センチを超えていないことは注目すべき点です。ただし、高川には、雨水接続工事のための仮排水を行うため、隣接する小さな水路(小川?)に流れを誘導するブロックが埋められていました。
この仮排水によって高川の水の流れが変わったことが、今回の洪水の被害区域に影響を与えたのではないか、という仮説をわたしはたてています。
大雨翌日の15日、町内を巡回して各地の被害状況を目視しました。生協駐車場周辺の住宅で住民の方々が、高川は溢れていないのに横の小さな水路から水が溢れだしたことが不思議でならないと言われたのが印象に残っています。とにかく楠公通りから流れてくる濁った水がすさまじかったとも聴きました。
その後、桜井跨線橋脇の高川を覗いておられる方にお話を伺い、仮排水の場所を教えてもらい、上記のような仮説に至りました。21日午後には、第一幼稚園の見学(就労支援型預り保育について視察)に行く途中、迂回して工事現場を確認したところ、仮排水に関しては高川の下流に再び流れを戻す工事がされていたことがわかりました。
21日は、仮排水を元に戻す工事が行われており、当時の様子は今ではわかりません。いずれにしても、今回の雨量は下水道の許容量を大きく超えていました。仮排水がなければ水害が起こらなかったかというと、そうではないかもしれません。
21日はタクシーを広瀬、上牧、青葉、水無瀬で移動しなければならない事情があり、運転手さんに尋ねたところ、高槻市内では営業していたが島本町内は仕事にならなかった、と言われました。つまり、道路冠水の被害は高槻市に比べて島本町が深刻だったことになります。
大山崎でも、鏡田という区域(標高が低い地域)以外の住居の浸水被害はなかったようです。山崎ポンプ場の運転稼働状況(80%が大山崎町流域の雨水処理)、高槻市域にある玉子排水機場(80%が島本町流域の雨水処理・農業用水路という位置づけ)の運転状況に問題がなかったかも気になるところです。老朽化による急な故障、停電による影響なども考えられます。検証すべき点が多々あります。
今日、お会いした他市町の元議員さんは、水害時には個別訪問はせず、野外災害対策本部の設置を執行部に求めて、迅速に被害状況を集約する場を公園に設置、なおかつ自身はその対策本部から距離を置いていたとおっしゃいました。これが、わたしの考える議員のなすべき本来の役割です。
野外対策本部の設置を求めるほどの力量がわたし自身にはなかった、そのような議員がひとりとして島本町にいなかったことを重く受け止めたいと思います。そのうえで、町の幹部職員が水害翌日、自ら汗だくになって側溝の泥を掻き出している違和感を公言します。その姿は尊いようにみえて不安。今日の議員全員協議会で発言するつもりです。
画像は、21日午後、高川の仮排水を解く工事
これが上流側の工事で、雨水幹線接続工事現場の下流も
別途、高川と脇の水路を分離する(元に戻す)工事が行われていました