とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

集団的自衛権、トルコを知る視点から(Ⅱ)

2014年06月06日 | 日本国憲法と立憲民主主義
わたしは、20代、「日本トルコ文化協会」(任意の非営利団体。京都市内の複数企業の社会的貢献)で事務局を担当することになり、トルコの人々と出会い、トルコという国(オスマン帝国とトルコ共和国)を知り、イスラーム理解の扉を開けました。

当時、同協会は、京都に留学しているトルコ人学生に講師をお願いして関西ではじめての「トルコ語講座」を開講していました。講師を引き受けてくれた立命館大学の留学生(ロボット工学を学んでいました)が敬虔なイスラーム教徒で、彼との交流を通じてさまざまなことを知り、学びました。

一般的に、トルコは類まれなる親日国でトルコ人は日本人にとても親切です。少なくともわたしが知っているトルコとトルコ人はそうでした。一度も戦争で向きあってないこと、第二次世界大戦後の復興への尊敬、自動車、バイク、家電製品の品質とブランド力への憧れ、アニメや漫画文化への親しみ。

加えて、100年以上も前の和歌山県串本沖のエルトゥルール号遭難の際に示された村民の温かい救助活動への感謝があります。そして日本が核兵器による唯一の被爆国であることを多くのトルコ人が知っています。

リバネリというトルコの国民的男性シンガーソングライターが、世界的詩人ナジムヒクメットの「少女」(ヒロシマの原爆で死んだ女の子)に曲をつけて歌った「ヒロシマ」という曲が有名です。「ヒロシマ」というフレーズがなんともいえない哀愁をおびて繰り返し出てきます。

多くの歌手がカバーして、「ヒロシマ」はトルコで歌い継がれています。そして、その詩と歌の存在から、少なからぬトルコ人が、日本人であるわたしに真摯に向き合ってくれたことを、今もわたしは忘れることができないでいます。

非戦闘地域で非戦闘員を大量に殺戮することに対する怒り、子ども、女性を殺めることに関するトルコ人、そして全世界のイスラーム教徒の怒りは、想像を超えるものとわたしには思えます。

集団的自衛権の行使容認は、世界のあちこちで非戦闘員を大量に殺めてきたアメリカが再び、どこかでいつか起こす戦争の軍事戦略に日本が当事者になって係ることを意味します。反対です。 つづく


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今日、水無瀬川緑地公園で、総合防災訓練が行われました
例年の延長線上にありながら
より臨場感がある訓練に変わりました

今年度、危機管理室を設けた成果とわたしはみています

議会はなにをするべきか、なにができるのか
防災服を着て来賓席に座っているだけでよいのか
正直、展望がみえません

コメント
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