TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

IN THE CITY OF ANGELS/JON ANDERSON

2004-10-09 23:39:06 | Weblog
前回TOTOのTHE SEVENTH ONEでゲストにJON ANDERSONが参加していたことを書きましたが、JONが参加するきっかけとなったのが、この「IN THE CITY OF ANGELS」です。JONのソロアルバムとしては5作目にあたる作品です。
JON ANDERSONといえばご存知YESのボーカリストで、その透き通ったハイトーンボイスはまさにYESの代名詞です。一時的にYESを離れていた時期もありましたが、その後任として加入したTREVOR HORN (「ラジオスターの悲劇」で、というかこれだけで有名なBAGGLESの人ですね)がプロデューサーとして発表したアルバム「90125」で復帰しています。
YESといえば=プログレというイメージですが、ヒット曲「OWNER OF A LONELY HEART」はプログレとはいえどもかなりポップになっています。本来のプログレバンドと言えるのはこのアルバム以前のYESまででしょうね。
その後もYESはごちゃごちゃとメンバーが抜けたり戻ったりして、現在に至る?というところですが1991年のアルバム「UNION」で歴史的な8人体制となったのを最後に衰退していきました。
私も8人YESのライブを代々木競技場に見に行った一人ですが、何せほとんどステージの真横のような場所で、これまたあまり印象が残っていません。ただあのBILL BRUFORDのまるで祭りのお面売りのようなシモンズドラムラックには度肝を抜かれましたが。
話をJONのソロアルバムに戻しますが、ハリウッドで録音されたため、TOTOの面々をはじめとしたLAの腕利きミュージシャンの見本市といってもいいくらい多数参加しているのが特徴です。もちろん、曲もやはりAORをかなり意識した雰囲気を持っていて、上品なポップスと言えるでしょう。YESというと身構えるような人でも意外と聴けます。(ウチのカミさんもそのクチでした)DAVID PAICHとJONの共作も2曲ありますし、10曲目「TOP OF THE WORLD」という曲はMIKE以外のTOTOメンバープラスJONというまさに共演をしています。最近になってどういうわけか国内盤が再発されていますので、まだ入手し易いですから興味がある方は是非。
以下主な参加ミュージシャンですが
JOSEPH WILLIAMS/JULIA WATERS/OREN WATERS/MAXINE WATERS/LUTNER WATERS/TOMMY FUNDERBURK/SIEDAH GARETT(vo)
PAUL JACKSON JR./DANN HUFF/MICHAEL LANDAU/STEVE LUKATHER(g)
JIMMY HASLIP/MIKE PORCARO(b) JOHN ROBINSON/JEFF PORCARO(ds)
DAVID PAICH/LARRY WILLIAMS/DON FREEMAN/RHETT LAWRENCE/STEVE PORCARO(keys)
LENNY CASTRO/PAULINHO DA COSTA(perc)
MARK RUSSO/BILL REICHENBACH/KIM HUTCHCROFT/JERRY HEY/GARY GRANT/BILL REICHENBACH(horn)
豪華ですねぇ~

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THE SEVENTH ONEその2

2004-10-09 00:39:58 | Weblog
さて、THE SEVENTH ONEに話を戻します。
1曲目「PAMELA」に続いてはTOTOには珍しいファンクなナンバー「YOU GOT ME」、その次はお約束のLUKATHERのバラード「ANNA」、そしてまたPAMELAが始まったんかいなと思うようなイントロに続きいかにもTOTOらしいシンセエレピのアルペジオが始まると「STOP LOVING YOU」です。この曲はご存知YESのJON ANDERSONがコーラスに参加していて、まさにJONのためのアレンジと言ってもいいくらいぴったりはまっています。TOTOとJON ANDERSONというのも妙な組み合わせですが、ほぼ同時期に発表されたJONのソロアルバム「IN THE CITY OF ANGELS」をTOTOの面々が全面的にバックアップしたことによるつながりなんですね。私はこのアルバムの中ではこの曲が一番好きです。
続いてはPATTI AUSTINのコーラスが印象的な「MUSHANGA」、なんとなく「AFRICA」っぽい曲ですね。
これまた珍しいMIKEのチョッパーベースソロが聞けます。
そしてLINDA RONSTADTが参加する「STAY AWAY」です。LINDAが参加することを意識して作られた曲なんでしょうか、彼女が全て唄っていてもおかしくないようなストレートなロックンロールです。しかし、TOTOとLINDA RONSTADT、接点がこの曲以外に見つかりません。どういうきっかけだったんでしょうかね。
・・・で最後の曲が「HOME OF THE BRAVE」。このアルバムの最後を飾るにふさわしい壮大な曲です。ようやくここで久しぶりのDAVID PAICHの声が聞けて私はうれしい。前作以降PAICHのボーカルが悲しいかな激減しているのはやはりライブでの不安定さが影響しているんでしょうか。それでも半分はJOSEPHが唄ってます。
ところで、日本盤にはボーナストラックとしてこの後にも1曲、このアルバムのタイトルチューンが入っていました。タイトルの曲にもかかわらず、ボーナストラックというのも変な話ですが...、確かにインストにあわせてJOSEPHが一言二言わめいてるって感じの未完成っぽい曲でしたから没になったのかもしれませんね。
このアルバムの参加ミュージシャンは
TOM KELLY(お約束ですね)/PATTI AUSTIN/JON ANDERSON/LINDA RONSTADT(Vo)
STEVE PORCARO/BILL PAYNE(keys)
JIM KELTNER/ANDY NARELL(ds)~前作にもJIM KELTNER(STEVE JORDANもですね)は参加していましたが、こんな大御所がほんの脇役で参加しているってのもすごいです。
JOE PORCARO/LENNY CASTRO/MICHAEL FISHER(perc)
TOM SCOTT/GARY HERBIG/JIM HORN/JERRY HEY/CHUCK FINDLEY/JAMES PANKOW/GARY GRANT(horn)
MARTY PAICH/JAMES NEWTON HOWARD(strings arr.)
以上
コメント (3)
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