TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

ABSOLUTELY LIVEですが

2004-10-21 22:53:29 | Weblog
JEFF PORCAROの追悼ツアーの模様を収めたのが、この「ABSOLUTELY LIVE」2枚組みです。

とにかく残念なのは、JEFF生前のライブが公式なアルバムとなることなく、これがTOTOとして初めてのライブアルバムであるということです。ビデオでは出ているからいいじゃねぇかとも思いましたが、やはり「聴く」という目的ではCDとビデオでは使い勝手が違います。せめてライブビデオがDVDになっていればとも思うのですが...。最近たて続けにライブアルバムが出てるのを見るに、せめて全盛期に1枚でもライブアルバムを出して欲しかったなと思います。TOTOライブのBOOTLEGが結構出回っているのはそんなファンがやっぱり多いんでしょう。
もう一つ残念なのは...ジャケットデザインがあんまりですね、これは。表側、まるでKIOSKで売っている有りモノの写真を使ったような安物CDっぽさに、裏側のオリーブを舌に串刺しにしたグロテスクな船長さん?の脈絡のなさ、一応オリーブの実がこのCDのコンセプトになっているんでしょうけど、何の関係があるのかさっぱりわかりません。これってもしかして日本だけの発売で、テキトーなジャケットでも作ったんかいなと最初は思いましたね。せっかくのJEFF追悼ライブというのに、このセンスのなさには泣けてきます。
で肝心のライブの内容についてはまた次回。
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ツアー決行!

2004-10-21 00:51:07 | Weblog
私がJEFFの死を知ったのは、確か旅行に出かけていた大阪で読んだスポーツ新聞の片隅の記事でした。当然ながら、もうTOTOは終わったと思いました。
しかし、予定されていたKINGDOM OF DESIREツアーは決行されたんです。
このとき急遽ドラマーとして参加したのがSIMON PHILLIPSです。
今でこそLUKATHERとはTOTOのみならず、ソロアルバム、LOS LOBOTOMYS、DOVES OF FIRE、最近ではSIMONプロデュースのDEREK SHERINIANのアルバムでの共演など、しょっちゅう一緒にプレイしているような印象がありますが、当時としては全く意外な人選だったと思います。私もSIMON=JEFF BECKという固定観念があって、更に生粋のロンドンっ子の英国人ということですから、モロアメリカンなTOTOとの接点は全くわかりませんでした。
確かにSIMONのインタビュー記事などを読むと、ツアーに誘ったのはLUKATHERであることは間違いないのですが、特にそれまでは現在のような深い関係ではなかったようです。
LUKATHERとSIMONの出会いというのは1986年に軽井沢で行われたROCK IN 軽井沢だったようです。当然SIMONはJEFF BECK BANDの一員として来日していて、そこにLUKATHERがゲスト参加したことが最初の出会いだったそうです。
そういえばこのライブ、当時テレビで放送されたのを見た覚えがあります。元々SANTANAが目的で見ていたのですが、ボーカルがこのときはALEX LIGERTWOODでなく、BUDDY MILESだったもんで、イマイチだったなぁ~ということと、ついでに見ていたJEFF BECKのステージのどでかいSIMONのドラムセットとそのプレイがやたら印象的だったのが今でも記憶に残っています。そのせいでしょうね、SIMON=JEFF BECKという固定観念ができてしまったのは。ちなみに、申し訳ないけどLUKATHERの印象は全く残ってません...。
とにかく、そこで出会っていながら、お互いにたまに会うことはあっても本格的に活動を共にすることはなかったようです。
ところがJEFFの死を受けて、LUKATHERは真っ先に代役をSIMONに依頼したんですね。そしてそれが、TOTOが存続する最大のポイントにもなった訳です。
JEFFの追悼ツアーが決行され、それがライブアルバムとなりました。
これが「ABSOLUTELY LIVE」です。これがTOTOとしては初めてのライブアルバムとなったのは何とも皮肉なことでしょう。
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