TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

CAN YOU HEAR WHAT I'M SAYING 最高!

2004-10-13 23:56:24 | Weblog
どういうわけかJOSEPH WILLIAMSもFAHRENHEITとTHE SEVENTH ONEを残すのみで解雇となります。
あまりノドが丈夫でなく、ツアーに耐えられなかったんですかね...。残念です。
そして次なるボーカリストJEAN-MICHEL BYRON の登場と相成るわけですが、話の始まりからして、レコード会社に押し付けられたボーカリストで、TOTOの望んだ加入ではなかったということで、本人にとっては結構ツラかったんじゃないでしょうか。まぁボーカリストとしては可もなく不可もなく、コレっちゅうものがなかっただけに仕方ないんでしょうが。
というわけでアルバムPAST TO PRESENT 1977-1990が発表されます。
タイトル通りのベスト盤ですが、それに加えなんと!JEAN-MICHEL BYRONの唄う新曲が4曲も入っているということで...いかにも中途半端な作品です。ベスト盤とオリジナルアルバムの折衷といったところで、いかにもレコード会社が出せ言うから出したといった印象は否めません。前から書いてますように私はこのベスト盤は購入しておりません。ただ...
このアルバムに収録された「CAN YOU HEAR WHAT I'M SAYING」に限っては私大好きであります。この曲の聴き所はなんといってもMIKE PORCAROのベースでしょう。本人が作曲にもクレジットされていますが、この曲で才能を爆発させたんでしょうか。いや、曲ははっきり言って単調です。これといったキメもなければ、JEAN-MICHEL BYRONが淡々と唄ってるだけで、よくよく聴かなければ、聞き流してしまいがちな曲でしょう。しかし、このベースには正直シビれました。この曲ではMIKEが珍しくチョッパーでベケベケやってます。MIKEっていうとあのメンバーの中では地味な存在で、あのベースの構え方なんてクラシックギターでも弾いとんのかいってな感じでチョッパーというイメージがあまりないんですが、(前作のMUSHANGAではチョッパーソロはありましたけど)まるで違う人がやっているかのようなカッコよさです。(そりゃナルチョやLEVEL42のMARK KINGとは比較になりませんが)
特にイントロで指弾きで二回ししてからチョッパーに移る部分なんか背筋がゾクゾクきます。まあベースをやっている人にとってはどうってことないのかも知れませんが、私はこの曲にいたく感動しました。
MDにTOTOのベスト盤を作って時々通勤電車の中で聴いてますが、この曲だけ何遍も聴いてしまいます。私のお気に入りの1曲です。
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JIM HORN の続き

2004-10-13 01:19:45 | Weblog
JIM HORN / WORK IT OUT の続きです。
1,2曲目はTRABELING WILBURYS絡みの作品でしたが、3~5曲目はTOTOとのコラボレーションによる曲で構成されていて、プロデュースはDAVID PAICH、STEVE PORCAROそしてJIM HORNによるもので、レコーディングはTOM KNOXが手がけています。
まず3曲目「NIGHTWALK」ですが、曲はDAVID PAICH、ボーカルのVICTOR ANTHONY、そしてJIM HORNによる作品です。主にシンセサイザー、シーケンサーが印象的な曲ですが、囁くようなPAICHのコーラス?といつものホンキートンクなピアノがいい味を出してます。
そして4曲目「MY REGGAE LOVE」。曲はDAVID PAICHとJIM HORNによるものですが、タイトルにもあるように珍しくレゲエのリズムが取り入れられています。ドラムはJEFFですが、もしかしたらシンセドラムを使っているのかも知れません、とても軽い音に加工されています。そしていかにものLUKATHERのギターにベースはなんとDAVID HUNGATE!このアルバムは曲ごとに録音時期が違うようで、もしかしたらまだHUNGATEがTOTOに在籍していた頃の作品なのかも知れません。
5曲目の「RIO SUNRISE」はなんとSTEVE PORCAROとJOSEPH WILLIAMSの共作です。TOTOでもなかったような珍しい組み合わせですね。もちろんボーカルはJOSEPH...なんですがスキャットだけですので、JOSEPHだと思って聞かないとわからないですね。この曲はTOTOのメンバー勢ぞろいですので、TOTO&JIM HORNとしてもいい位ですが、(ベースはMIKEです)静かなバラード曲であり、ドラムも打ち込みっぽい作りなので、そう思って聞かないと聞き流しちゃう感じなのが勿体ないですね。
TOTOとのコラボレイトはこの3曲だけで、6曲目以降はまた異なるパターンです。THE BLUES BROTHERS BAND、古くはBooker T & The MG'sで有名なSTEVE CROPPER、DUCK DUNNをメインにした曲が後半に続いていきます。特に最後の2曲はBLUES BROTHERSっぽさが前面に出たカッコいい曲になっています。
この「WORK IT OUT」、地味ですが興味深いアルバムです。
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