TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

SALT Ⅱ / 塩谷哲

2005-07-14 01:00:04 | J-FUSION
話があっちいったりこっちいったりしてますが、また13CATSネタに戻ります。
というわけで今回は「SALT Ⅱ」。最近はすっかりジャズトリオに傾倒してしまっている塩谷哲のセカンドアルバムで1995年リリースです。
といいながらもこれは13CATSネタとするにはちと無理があるんですけどね。
もちろんセルフプロデュースで、沼澤尚はドラマーとして参加していて、KARL PERAZZOは数曲に参加。ところがCAT GRAYは...クレジットにありません。そりゃキーボーディストのアルバムですからCATは出る幕なかったんでしょうけどね、そんじゃ13CATSじゃないやんけ、ということになりますが、どういうわけかジャケットのスナップにはCAT GRAYがしっかり名前入りで写りこんでいます。しかも佐藤竹善と一緒にね。塩谷哲といえば佐藤竹善とのユニット「SALT & SUGAR」の活動も含め、SING LIKE TALKINGファミリーであることはつとに有名ですが、アルバムそのものに全く関係していないのにもかかわらず佐藤竹善と一緒に顔を出しているCAT GRAY、この時期の彼らの親密ぶりが覗えます。

そんなことですから、アルバムそのものは塩谷哲のフュージョンワールド。13CATS的なファンキー要素は全然ありません。むしろこれ以降のアルバムの方がファンキー度が増しているくらいで、このアルバムはむしろイージーリスニングに近いようなライト感覚のフュージョンに仕上がってます。ピアノとRHODESの使い分けが凝っていて、そこがフュージョン的に珍しく、面白いところでしょうか。
カッコいいのは7曲目「IN SEARCH OF YOU」。TAKA氏の変拍子ドラムにからむKARLのコンガ、そしてバッキングのピアノに主旋を奏でるRHODES。渋くノっている佐橋佳幸のギターもなかなかよろしい、スリリングな展開を見せる曲です。ギターはYOSHIYUKIとくれば浅野かと思ってましたが、今改めてクレジットを見てみたら佐橋佳幸だったんですね。でも音的にも浅野祥之的な雰囲気バリバリでしたから、小田和正で聴かれる一連の佐橋節とも言えるギターサウンドとはだいぶ異なる印象です。

SALTⅡ/SATORU SHIONOYA BY
SATORU SHIONOYA(p.keys.perc)CHIKUZEN SATO(vo)YOSHIYUKI SAHASHI(g)HIDEKI MATSUBARA/HITOSHI WATANABE/HIROSHI YOSHINO(b)TAKASHI NUMAZAWA/YOSHIHIRO TOMIOKA(ds)
KARL PERAZZO/CARLOS KANNO(perc)ASKA STRINGS(strings)
コメント
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