TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

BOTTOM OF YOUR SOUL

2006-02-03 00:43:57 | TOTO&FUSION
続きましては3曲目「BOTTOM OF YOUR SOUL」。
STEVE LUKATHERが「第2のAFRICA」と言うアフリカンビートをベースにしたバラードです。
リードボーカルはSTEVE LUKATHER。3曲目にしてようやくリードボーカル初登場というのもこのアルバムの特徴かもしれません。「KINGDOM OF DESIRE」以降ほとんどSTEVE LUKATHERのバンドと言ってもいいくらいにSTEVE LUKATHERがリードボーカルの曲が多かったんですが、今作ではサブのボーカリストだった初期の頃に戻ってバリバリと前に出るのではなく、あくまでもTOTOというバンドの1ボーカリスト・ギタリストとして引っ込んだ印象を受けます。

そしてもう1人のリードボーカルがJOSEPH WILLIAMS!!この組み合わせ、「I'LL BE OVER YOU」の再現でしょうか。泣けます。JOSEPH在籍時代のTOTOがここに再現されています。やっぱりJOSEPHの声ってTOTOにはしっくりきます。小生にとってはBOBBY KIMBALLよりもむしろTOTOらしいという印象がありますね。どうせだったらこの曲だけじゃなくて、もっと他の曲でも声聞かせてくれればよかったのに...。

更に!ゲストボーカルがCHICAGOのJASON SCHEFF!!以前も書きましたが、前曲のJAMES PANKOWの参加といい、JOSEPHがTOTOに参加するきっかけもやはりCHICAGOのおかげであったこともあり、CHICAGOとTOTOって強いつながりがあるんですね。そのうちホントにCHICAGO&TOTOのステージも実現するかも知れません。JOSEPHとJASONの組み合わせって、TRIBUTE TO JEFF収録の「LOWDOWN」を始めとして他のアーチストのアルバムでは結構あるんですが、意外なことにTOTOのアルバムにJASONが参加するのは初めて。ただ他の曲でも参加しているんですがほとんど声の判別がつかないような存在感なのが勿体無いところです。この曲は唯一判別できるんですが、ボーカルというより原住民のスキャットみたいな声を出す役割のようですね。恐らくJOSEPHのコーラスにも被せてあるんでしょうけど。にしてもJASONの参加は小生にとってはうれしい限りであります。「I'LL BE OVER YOU」のMICHAEL McDONALDみたいな存在感があったらもう大喜びだったんですけどね。

コーラスの美しさはアルバムの中でも抜群のこの曲ですが、歌詞はDAVID PAICHによるスーダン(ダルフール)紛争を描いた社会的な内容です。JOSEPH、JASONの参加も涙がでますが、この歌詞も読めば読むほど涙涙です。歌詞に感心を持ったのはGENESISの「WE CAN'T DANCE」収録の「TELL ME WHY」以来ですね。

JOSEPH WILLIAMS/JASON SCHEFF/SHENKER(vo)LENNY CASTRO(perc)
コメント
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