TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

CASIOPEA(ファースト)

2008-07-24 01:07:59 | J-FUSION
今日の通勤MDはCASIOPEAのファーストアルバムだった。こうして改めてこのアルバムを聴いていると感じるのが、ドラムのワイルドさ。小生神保さん時代から聴き始めたもので、初代ドラマーであった佐々木隆さん参加のアルバムを聴くようになったのはつい最近のこと。正直なところ、CASIOPEA=神保さんの印象が強すぎて、初代ドラマーは神保さんにテクニックの面で追いやられてしまったのかな~などと勝手な想像をしていたものです。
でもこうしてCASIOPEAのデビューアルバムを聴いてみると、そんな想像は全くの間違いであったことに気付く。佐々木さんのドラミングの印象がかなり色濃く出ています。もちろん当時の録音方法、ミックスのやり方なんかの違いもあるんでしょうけど、タム回してるときにガシガシハイハットを踏んでいる音から、シンバルの繊細な響き、更には一つ一つの音の粒の強弱までが手にとるように感じられる、もの凄いリアルなドラムサウンドが迫ってくる。いかにも人間が叩いているというのが実感できます。
リズム的には微妙に際どい部分もありますが、そこがまた逆にリアル。神保さんはある意味無機質で機械的な面もありますが、佐々木さんの荒削りで動物的なワイルドさは神保さんとは全く違う持ち味ですね。同じハイテク系ドラマーでありながらも対極と言えるかも知れない。とにかく神保さんにも負けず劣らずのハイテクドラミングで暴れまわる様は聴く者を圧倒します。
今更ながらドラマー必聴のアルバムですね、これは。

それにしても、レーシングスーツでタバコやCOKEを片手に撮られたジャケット裏の写真、時代ですな~。ちなみにCDのジャケットデザインはレーシングカーの写真にわざとらしくCASIOPEAの文字が合成されたものですが、カミさんが持っていたLPのジャケットデザインは全く別物。ただ、センスとしてはどっちもどっちという感じかな。

CASIOPEA
ISSEI NORO(g)MINORU MUKAIYA(keys)TETSUO SAKURAI(b)TAKASHI SASAKI(ds)
MICHAEL BRECKER/DAVID SANBORN(sax)RANDY BRECKER(tp)

…なんて書いている最中にまた大きな地震。
いろんなイヤな事件もあればあっちこっちで大地震…。世も末だな...。
コメント
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