TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

最近のYMO

2011-11-04 23:48:14 | J-FUSION
昨日、NHKで放送していたYMOの最新ライブ映像、選曲がなかなかイケてましたね。昔よく聴いたあの曲その曲を「今」のYMOの音で聴かせてくれる。いい企画でした。そういやYMOってNHKにしか出ないよね。なんでだろう。

で、見ていて気になったこと。
最近のYMOは3人の他にサポートが3人。
ギターの小山田圭吾はわかるんだけど、あとの二人、今回のライブでは権藤知彦、CHRISTIAN FENNESZだったんだけど、この二人の役回りというのが見ていて素人にはどうも難しい、というか普通に何やってるのかわかんないんだよな。それでいろんなことを考えながら見てしまうんです。
権藤知彦はコルネットやユーフォニウムで、シンセの主旋律パートをやっているのはなんとなく見ているとわかります。しかし、何故ユーフォニウムなんだろうか。もちろん出ている音はユーフォニウムの音そのものでなく、シンセでエフェクトをかけられた、まあブラス系シンセ?の音に加工されている。それなら普通にシンセ弾いてたっていいじゃない…。と思いつつも確かにシンセの音って元々はブラスの音をキーボードで出す、という目的もあったんだろうから、そのトリガーとして使うのはありなんですかね~。トーンというか音の伸ばし方・減衰の感じなんかもブラスの音をリアルに再現するためにはやはり本物のブラスの音と連動?させた方がらしくなるんだろうか。てか、そんな微妙な音の変化をシンセに伝えることができるセンサーみたいなのがあるからなんだろうな。そこに明らかな音触の違いが出てくるから、さすが最先端を行くYMO、いわばユーフォニウムシンセみたいな使い方を敢えてしているのだろうか…などと想像してみる。
ところがCHRISTIAN FENNESZの存在だけは全く見えてこない。一応画面ではギター弾いてたんだけど、ギターの音って小山田の音しか聴こえていない、もしかしてよ~く聴いたら聴こえてるのかもしれんけど、普通に聴いてたら全然わかんなかったしね。だけどなんか一生懸命弾いているんだよな~。何か他のプログラムのトリガーとしてギターを使っているんだろうか?でもそれだったらギター使わずに、昔の松武秀樹みたいにいかにもシンセ・プログラムの操作をしてますよ~的な動きをしてくれた方が見ていてわかりやすいし悩まないし。まあとにかくこの人の出してる音は全く聴きとれなかったしわかんなかった、というのが正直な感想です。もちろん意味があってそこにこの人がいるんだろうけど、見たままの楽器の音が聴こえてこないとライブとしての楽しみという意味では薄まるよね。
まあそこが昔っからいろんな意味で謎めいた集団・YMOらしさ、YMOならではの楽器の使い方ということになるんでしょうね。
コメント (2)
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