スピリッツ

今日風呂に入っていたら突然くしゃみが出て…鼻血が出てきた。
鼻血といえば…?

いやいやもちろん小生花粉症なもので、しかも近年では杉による春先の症状よりも連休前後の今くらいがどういうわけか一番キツいのでそのせいなんだけど、くしゃみ一発で鼻血が出たなんてのは今までにも滅多になかったものでちょっとびっくりだったのですが。で、今話題の鼻血と言えばスピリッツの「美味しんぼ」。
小生も2年ほど前まではスピリッツの愛読者でありました。しかも学生の頃からですから25年を超える相当年季のいった愛読者だったのです。それが、ヤングサンデーと合併した頃からなんだか読むマンガが無くなってきた、つまりは面白くなくなってきたということもあって、とうとう読むのをやめた、という経緯があります。
「美味しんぼ」は読み始めた頃から今に至るまで30年もず～と継続してきたスピリッツの言わば看板作品だったんですよね。コミックスも結構買って読んだものです。

そこでこの騒動。もう、「美味しんぼ」は終わるべきです。あの作品の役割はもう終わっています。にもかかわらず未だに続けているから変な勘違いをして、こういうことになる。いろんな意味で食を探求する、という内容はそれはそれで面白かったし素晴らしかったとは思いますが、あくまでも食という専門分野に限っての話。ネタも尽きているのに続けているものだから自らの立ち位置を誤解して、変に社会派っぽくなってきてつまらなくなった。あくまでも食をテーマとしたエンターテインメントがこの作品の役割であって、それ以上でもそれ以下でもない。そこを逸脱するのであれば、作品としての存在意義が無くなるのです。正しいとか間違っているとかということについては解答が出るまでに時間がかかることなんだろうけど、今言えることは、少なくとも「美味しんぼ」はそもそもそんな作品ではないし、誰も食とは関係のないそんな主張をこの作品に期待はしていないということ。勘違いも甚だしい。
残念です。

今日の通勤音楽
CONQUISTADOR / MAYNARD FERGUSON
ALL'N ALL / EARTH,WIND&FIRE