TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

特急シンボルマーク

2013-06-18 23:21:09 | Weblog
前回「国鉄時代の特急列車の姿」云々なんてことを書きました。で、なんとなくそれでは国鉄時代の特急列車の姿とはなんぞや、と思い立ちそんな話をつらつらと。

最も特徴的なのはその色。前回の写真もそうですが、クリーム色ベースに赤色のアクセントがあるのがまさに国鉄特急標準色なのです。いわゆる特急用車輌が登場してから、件の185系が登場するまで、脈々と受け継がれてきた特急としての存在感がこの配色だったのです。

そしてヘッドマーク。国鉄特急の先頭車両には小洒落たデザインの絵柄の入った列車名を表すマークが掲示されていましたし、今でも残る国鉄型の車輌を使う特急においては継続中でありつつも、ところがJR後の車輌においては、完全に無くなったわけではないものの、味気ないデジタルLED表示のものや、ロゴタイプのもの、更には全くなんの表示のないものが普通になってしまった。もちろん国鉄時代に比べれば車輌そのものが個性的であるためあえてそんな表示しなくても差別化できている、と言われればその通りなんですけどね、なんかちょっとつまらなくなってしまったような気も…。

更には今みたいな急行もないのに何が特別急行だ! というような状況と異なり、特急が憧れの的であったまさに特別急行であった時代、特急ブランドの文字通りシンボルだったのが、写真の特急シンボルマーク。特急のTだとか、翼をデザインしたものとか言われてますけど、この鋭角的スタイルが、高級外車のエンブレムよろしく燦然と輝きを放っていたのでありました。国鉄特急色を排して登場した185系にあってもしっかり取り付けられていたんですけどね、国鉄末期の昭和60年代に登場した車輌からは、気が付けば消えてしまっていたのでした。

とはいえ特急車輌と言っても所詮は国鉄時代のモノ。JR化後の車輌における座席や乗り心地のクオリティに比べれば陳腐化しているのは誰が見てもわかる状態だけに、一般的な利用者視点からすれば今時の車輌の方が良いに決まっているのは重々理解するところなんですけどね…。でも国鉄車輌ならではの重厚さとシンプルながらも温和で特徴的なその面構えは心躍る旅行という非日常の楽しみを倍増させてくれたものでした。

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