TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

WELCOME TO ANOTHER WORLD / SING LIKE TALKING

2005-06-04 01:51:21 | AORとか
1997年リリース。
ここでSING LIKE TALKINGは一つにピークを迎えたんだと思います。
このアルバム発表の後SING LIKE TALKINGは長い休止期間に入り、次作の「METABOLISM」のリリースは2001年。実に4年以上のブランクを挟みます。
13CATS路線の3作目、そしてこれが13CATSとのコラボレイトの最後の作品となるわけです。
それではこのアルバムが最高傑作なのか?前半は最高傑作、後半は最高駄作と私は思ってます。
緊張感と胸を締め付けるような思いの交錯する「SEASON OF CHANGE」、80年代っぽい正統派なAOR「REAL LIFE」。これまた典型的な13CATSワールド「STARTING OVER~ありあまる想いで~」、神保彰と沼澤尚の日本最高峰ドラマーによるツインドラム「SKYLARK」。そして至上の傑作「FOREVER」。どれも素晴らしい出来栄えに対し、後半はありがちなバラードと安っぽい曲ばっかりになってしまって、尻切れトンボの印象を持つのは私だけでしょうか。
それもこれも「FOREVER」の印象が強すぎるため。私は思います、この曲に13CATSそしてSING LIKE TALKINGの全てが詰まっている、全てを出し切ってしまったんであろうと。このアルバムのリリース前にCDショップのプロモーションでこの曲を初めて聴いたとき、正直鳥肌が立ちました。私にとって最も素晴らしいと思う曲は、と尋ねられたら間違いなくこの曲を推します。あまりに褒めすぎ、後半の曲けなし過ぎでファンの方に怒られるかもしれませんが、偽らざる心境です。彼らにはこの曲を超えるものを作れる気力は残っていないんじゃないかと心配になりました。もしかしたら解散するかもしれない、なんて思ったものです。実際、13CATS色の濃さに佐藤竹善以外の藤田千章と西村智彦の存在がかき消されていましたし。あげくの果ては西村さん容姿を極端に変えることで自己主張するようになっちゃいましたし。案の定SING LIKEは長い休止期間を迎え、13CATSとのコラボレイトも打ち止め。それだけのパワーを使った曲だったんじゃないかな。

CHIKUZEN SATO/CAT GRAY/JANE CHILD(vo)TOMOHIKO NISHIMURA/KENJI OMURA/YOSHIYUKI ASANO/CAT GRAY/ROSS BOLTON(g)CAT GRAY/RAYMOND MCKINLEY/HIDEKI MATSUBARA(b)CHIKUZEN SATO/CHIAKI FUJITA/CAT GRAY/AKIRA ONOZUKA/SATORU SHIONOYA(keys)TAKASHI NUMAZAWA/AKIRA JIMBO(ds)
MICHIAKI TANAKA/KARL PERAZZO(perc)EDDIE M./OSAMU KOIKE(sax)STEVE BAXTER/MASAHIRO KOBAYASHI/JERRY HEY/GARY GRANT/BILL REICHENBACK/CHARLIE LOPER(tp.tb)
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