野球選手にとって肩や肘は宝物です。
けれども、この宝物はほんの一瞬で壊れてしまい、二度と元に戻る事はありません。
アップ不足で壊す事もありますが、壊す大半の理由は無理な投げ方をしているからでしょう。
平成塾は子供達に野球を教える上で、最もこの事に気を使っていますよ。
アップとストレッチが終わった所で、指名を受けた塾生が集められます。
呼び出されたのは投げ方の矯正が必要な塾生ばかり。
多いな~
新人君達はともかく、上級生達も随分と混ざっていますよ。
こちらは吉澤コーチに預けられた塾生達。
吉澤コーチは男には厳しいのです。
みんな戦々恐々としていますね。
こちらは服部コーチのクラス。
最初は穏やかですが、だんだんと口調が荒くなるクラスです。
文字通り笑っていられるのは今の内だけ。
こちらは塾長預かりの低学年クラス。
新人君達も、みんなこちらに集まりました。
豆粒クラスですね。
吉澤クラスが練習開始。
まずは壁当てをさせながらフォームを見ます。
この壁当てって、凄く有効な練習なんですよ。
塾長は毎日これをやって、野球が出来るようになったような気がします。
さて、こちらは豆粒クラス。
まずは一人一人ボールを投げさせて特長を見ます。
一口に投げ方がおかしいと言っても、全員の特長が違うので面倒です。
トモヤはある程度投げられるのですが。
この手の塾生が一番危険なんです。
放っておくと、肘に無理な投げ方で身体がフォームを覚えちゃうんですね。
どうしても砲丸投げになるタクト。
腕を振ると言うよりも、腕を前に押し出します。
小さい時にこうして投げて褒められた事があるのかな?
ちょっと直すのに時間がかかりそうですよ。
まずは正しい肘の使い方を教えます。
手を大きく上から、相手を指差してごらん。
「お前だ~」なんて言うと、やり易いかもね♪
おおっ ちょうど良い所にリョウヘイが。
みんなリョウヘイを指差せ。
「お前だ~っ」
「お前だ」
「お前だぁ」
もう一度、肘の関節の動きを理解させます。
胴体にくっついている関節は、色んな方向に曲がりますが。
胴体に直接くっついていない肘や膝などの関節は、曲がる方向が限られています。
だから肘って、この方向にしか曲がらないんだよ。
肘を前に出した状態で、腕を横に倒して行くと・・・
「痛たたたたた・・・・」
ほらね。
腕を横から使うと、物凄く肘に負担がかかっているのが解るでしょ?
この事を完全に理解しないで、ただ上から投げろと言っても子供達には理由が解りません。
まして子供達の関節は柔らかいので、ある程度の無理が出来ちゃうんですね。
まずは足を肩幅に開かせて、肘と腕だけでボールを投げる練習。
一番最初に、最も壊れ易い場所を守る為の、正しい腕の使い方を覚えさせます。
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