インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

指導陣全員集合

2006年11月28日 | 業務連絡
来る12月9日。
東綾瀬公園野球場において、指導陣とJTB印刷野球部と練習試合を行います。

JTB印刷野球部はチョコパパが所属しているチームで、先発ピッチャーはかなり速い球を投げるそうです。


見た目は大した事は無さそうな体形なのですが・・・・

とにかく!
他の選手に打たれても、チョコパパだけは塁に出さぬように頑張りましょう。

尚、当日の午前中は塾の開催日です。
その足で昼食を摂り、そのままグラウンドに向かう予定です。

みなさん、野球の試合を行う格好、スパイク等をお忘れ無く。



知らない内に

2006年11月26日 | 歴史

本当に底冷えのする朝方。

こんな季節は、いつも通りのストレッチをした程度では身体はほぐれません。
怖いのは身体が温まったと勘違いする事による事故や怪我。
特に寒さから固まった筋肉や腱を傷めたら、一生取り返しのつかない事になります。

その為にどこのチームでも冬場は余分に走らせたり、入念なストレッチを行いますがHei成塾ではもっと手っ取り早く子供達の身体を温めます。

開始30分も前になるとほとんどの塾生が集合を終えています。
主将に命じて、いつもよりかなり早い集合が行われました。

「今から身体を温めるよ~♪」
塾長の一言に塾生達は怪訝な顔。
何をそんなに心配しとるんじゃ・・・ ( ̄д ̄)

「これよりジャンケン鬼を行う」
次の塾長の言葉に一部の塾生から歓喜の声が。

ジャンケン鬼を知らない塾生の為に、ルールを説明します。

ここで皆さんにもルールの解説。
ジャンケン鬼とは塾長が考案した鬼ごっこで、全員が3組に分かれて鬼ごっこを行います。
パー組とチョキ組とグー組に分かれたチームは、各々自分が勝てる相手のチームのメンバーを捕まえます。
つまりグーはチョキを、チョキはパーを、パーはグーを捕まえる訳です。
当然、自分を捕まえに来る相手をかわしながらの捕獲ですから、四方八方を見渡しながらの状況判断が要求されます。
何しろ1チームが10人以上はいますから、文字通り休む暇なんて有りません。

さてさて、ゲーム開始。


3チームが入り乱れて、グランド中を所狭しと走り回ります。

グローブをはめているのがグー、ボールを持っている又は帽子を捕っているのがチョキ、何も持っていないのがパーです。

1試合5分程度の間、塾生達は休む間も無く全力疾走。
恐らく大人がこれをやったら、死亡者が続出する事でしょう。


笑いながら楽しそうに鬼ごっこを行いますが、実は1ゲームの間に塾生は平均して1km以上を走りきります。

これを何度も繰り返すだけで、知らない間に5km以上の全力疾走を行っているんですね。


そんな事とは露知らず、塾生達は楽しくて仕方がありません。

捕まえる方も捕まった方も笑顔でVサイン。

因みに自衛隊は、やっぱり専守防衛。
拉致や拿捕はあまり得意では無いようです。


鬼ごっこなんて、最近の子供達はあまり真剣にやらないみたいですが、大きいのやら小さいのやらが入り混じって楽しそうに走る姿は微笑ましいものが有ります。
やってる塾生は苦しくて仕方が無いだろうけど・・・

学年の壁を超えてみんなで楽しく、体力も増強されて、身体も充分に温まると言う一石二長ならぬ一石三長のゲームなのでした。

ただ単に走らせるだけのチームも有りますが、指導者のひと工夫でこんなに楽しいゲームに様変わりしますね。
結果を求める動きをさせるなら、勉強でもスポーツでもまずは子供達に飽きさせない事が重要です。




寒空の中

2006年11月25日 | 歴史
朝夕はめっきり寒くなって参りました。

今朝なんて外気温が3.5℃だよ・・・
自転車で小学校に向かう時、思わず指先まで袖の中に入れてしまいました。

こんな寒い時に野球をやろうなんて、いったい何処のどいつが言い出したんだ。



手が冷たい、耳が痛い、襟元が寒いと自転車を漕ぐ塾長。
ふと空を見上げると、雲ひとつ無い青空が広がります。
♪澄~み渡る晴れ渡る、紺碧の空~
これは塾長が卒業した中学校の校歌の出だしです。




こんな寒い日にとぶつぶつ言いながら学校に到着すると・・・

いました。
この寒さにも関わらず、開始1時間前には大勢の塾生が集まっています。



Bクラスの塾生が中心になって、手製のストラックアウトで競い合っています。

う~ん・・・感心感心。
塾長も何も無い所から、みんなが夢中になる遊びを創作するのは得意でしたよ。



Aクラスの連中なら意図も簡単に当てる的の大きさですが、Bクラスの塾生にとっては微妙な距離と的の大きさです。

それにしても、塾生達は寒くないのかしら?

ところがっ!

グラウンドを見回してみると・・・・



プチ塾生も練習に励んでいます。

こちらはチョコパパコーチを捕まえてキャッチボールを行うまさと。



それ以外にも自分達で作ったルールで練習を行うプチ塾生達。

みんな野球が大好きになりましたね。

開始の遥か前に出て来て、しかも誰一人として野球以外の事をやっている塾生がいません。


こうなると簡単な一言でもすぐに吸収してくれます。
何しろ好きな事をやっている時間であり、もっともっと上手くなりたいと思い始めた訳ですから。


それにしても今朝は寒いです。


特殊なリレー

2006年11月23日 | 歴史
どこか遠くの方で、ブログの更新がとぎれとぎれなんて声が聞こえて来ますが・・・
きっと気のせいですよね♪
仕方ねーだろ、忙しいんだからぁ!

さてさて、前回までの日記で、屋内での練習に如何に工夫が盛り込まれていて、塾生は苦しい内容でも楽しくこなしているのがお解かり頂けたでしょうか?

飽きさせない他に、必ず将来に役に立つ内容が盛り込まれております。


で、今回はHei成塾ならではの究極のリレーを御紹介。


Hei成塾と言えば「礼儀正しい」「しっかりと挨拶をする」「言葉遣いが綺麗」などの賛辞をあちらこちらでお聞きしますが、それらは全て塾生が塾長を真似たもの。
違う? 【・_・?】

実はきちんとお辞儀が出来るか定期的に確認していたのです♪

これは塾生のお辞儀がおざなりになって来た頃に、塾生に意識させないで矯正していたのですが、今回は大々的に全員のお辞儀をきちんと直してみました。


まずは1班から4班までの代表選手が前に出ます。

ここで行う事は朝の挨拶。
1回こっきりのバトルです。

向かい合う席には指導陣が居並び、この中で一番綺麗な挨拶をした1名だけが勝ち抜けです。
勝ち抜けた1名は次の選手と交代し、どこの班が最初に終わるかと言う究極のリレー。
選ばれなければ、いつまでも挨拶を繰り返さなくてはなりません。

はたして塾長の号令がかかります。
「礼っ!」


全員が一斉に発声と共に頭を下げます。

全員が綺麗に挨拶しているように見えますが、勝ち抜けは1名だけ。
頭の角度、背筋、手の位置、つま先、声の大きさなど様々な要素で判定されるのです。


偉そうに居並ぶ指導陣。

これを選ぶのもなかなか大変な作業です。
毎回けっこう票が割れました。


各班毎の作戦会議。

違うっ! 頭はここまで。 もっと背筋を伸ばしてっ!
今まで注意された経験を元に、ありとあらゆるアドバイスが飛び交います。


他の塾生が気になりますが、余所見をする訳には行きません。

ここは自分を信じて、精一杯の挨拶をするだけです。


下級生に甘い判定が下るかと思いきや、意外と冷酷な指導陣。
塾長と違うねー

判定はあくまでも公正に下されます。


判定を待つ塾生。

ちゃんと出来たかな? どこかまずい所はあったかな? ドキドキドキドキ


はい、3班だと思う人。
はい、はい、はい、はい。

今回は3班が勝ち抜けです。


当然、他の班が終了してしまえば負け残りとなります。

最下位を逃れる為に、各班のアンカーが真剣に挑みます。


ありゃっ! 結果は3班の逆転勝ち抜け。

1班の早太は責任を感じてしまいます。


俺のせいだ・・・・  俺が悪かったんだ・・・

負けた責任を感じて、涙が止め処無く溢れる早太。


みんなに申し訳無い。

責任を感じ過ぎて、自分のチームの方を振り返る事もできません。


その様子を「しらーっ」とした空気で眺める指導陣。
お前達には血も涙も無いのかぁっ?

ううっ・・・
可哀想な早太。
よしよし塾長が・・・と思った矢先。

チームメイトが早太に駆け寄り、早太のせいじゃ無いから気にするなと全員で慰めておりました。
それだけでは無く、次のリレーでは早太の負担を軽くする為に、アンカーから外してトップへ回す配慮を見せます。

Hei成塾で教わる事って、こんな事なのかも知れませんね♪


1班はこの後、見事に最下位を脱出。

全員が一丸となって、名誉を挽回したのです。


塾生達の思いやりに1票。


みんなが同じ目標に向かって精一杯努力する時。
そこには「いじめ」などの入る隙間は有りません。

また本当の苦しみを知っている奴らは、同じ苦しみを他人に与えようとしないものです。


ここで汗と涙を流している連中は、全員が仲間なんですね。





試練

2006年11月20日 | 歴史
大人が見たら笑っちゃうような事でも、塾生達にとっては真剣そのもの。

その都度、小さな試練が彼らを待ち受けています。

でも小さな試練、なだらかな丘のような山でも、通り過ぎる本人にしてみれば果てしなく高い壁である事に代わりは有りません。
常に真剣勝負。
人生逃げるか勝負するかは、こんな時から始まっているんですね。

さてさて腹筋リレー。

例え苦しかろうが、限界を越えていようが、仲間の手前休む訳には行きません。


見ている塾生はお気楽そのもの。

やっている塾生は目に涙が溜まっています。


人間って、ある程度の苦しさの限界を越えると・・・


不思議と笑っちゃいます。


それでも無理して頑張ると・・・


茫然自失、ここはどこ?


尚も懸命に頑張りますが・・・


上がらんっ!


顔を真っ赤にして頑張っているのに・・・


塾生で遊んでいる血も涙も無い指導者。


休んでいると・・・・


他のチームに抜かれます。


勝利の為には・・・


見た目なんて気にしないわよっ!!



人生、常にこのように頑張らねばなりません。

塾生の懸命な努力に1票♪




平等

2006年11月19日 | 歴史
Hei成塾には小学校1年生から6年生までが在籍します。

1年生と6年生では身体の作りも知識も考え方もまるで違うんですね。
はっきり言って大人と子供ほどの違いが有ります。

なのにHei成塾では1年生から6年生まで全員が同じメニューを命じられます。
体格差、体力差は歴然としているのにです。

多くの人からこの件を疑問として質問されました。
6年生と1年生が一緒にグラウンドを走るなんて無理が無いか?
罰を受ける時は6年生もグラウンド1周、1年生もグラウンド1周では不公平じゃ無いか?

いえいえ。
これにはきちんと理由が有るのです。

まずひとつめの理由は、学年に関係無く体力差は個人差によるものです。
だから学年で分けるよりも個人の特性として受けて上げるべきなんですね。
4年生が出来る事を6年生が必ずしも出来るとは限りません。
あくまでも個人の特性を見据えた指導だからなんです。

ふたつめは、人間の筋肉の成長を考えると納得がいく筈です。
筋肉はまず速筋、そして遅筋と作られて行きます。
これを例えると、幼い内はどんなに鍛えても瞬発力しか付きません。
だから筋肉に乳酸が溜まらないので、上級生と同じ動きをさせても疲れないんですね。
逆に上級生は下級生と同じ動きをさせると疲れる筈です。
これは速筋に持久力が付き始めた証拠でも有り、マラソンなんかに使われる筋肉が形成されて来た事になります。

パワーを生み出す遅筋はまだまだ先、高校生ぐらいになってから初めて形成されます。
だからこの時期に低学年を走らせても、一休みしたらすぐに回復してしまいます。
逆に上級生の心配をしなくてはなりません。

みっつめの理由は、ガキ大将が希薄な昨今、年上の凄さを見せ付ける機会が少ない事です。
同じ事をやらせると、どうしても下級生は上級生にかないません。
これを目の当たりに見せ付ける事によって、下級生は上級生に尊敬の念を抱くようになりますし、上級生は下級生に労わりの気持ちを持つようになります。

上記3つの理由からHei成塾では塾生全員に同じメニューをやらせているんですね。


指導陣のみなさん。
同じメニューをこなしている時、下級生よりも上級生の方が疲れている事をお忘れ無く。
但し、体内の水分量は子供の身体に比例します。
言うならば子供達の身体は走る水筒みたいなもの。
これは身体の小さな塾生が最初に水分を失う事をお忘れ無く。


で、そんな事言ってもやらされている方はたまりません。
なんで上級生と同じメニューなんだと今にも泣きそうです。


腕立て同様、4チームに分かれて腹筋リレー。

3年生以下は30回、4年生以上は50回で後ろに繋ぎます。


後ろで応援しているチームメイトは「休むな」「早くしろ」「負けてるぞ」「頑張れ」。

解説しますと、この場合の「頑張れ」はお前がどうなっても良いから早くしろと言う意味ですね。
勝負の世界に低学年も高学年も関係有りません。

これから大人になって行く塾生諸君。
社会の厳しさを垣間見る事ができましたか?


ぐぞぉ~っ・・・・・!!








待ち時間

2006年11月18日 | 歴史

子供達を指導して行く上で、もっとも重視しているのは待ち時間を作らない事です。

待ち時間 → ひま → 集中力の欠如 → 遊びだす → 怪我をする

この図式がものの見事に当てはまるからなんですね。
これは仕事のマネジメントにも当てはまり、暇な奴を大勢出す奴ほどマネジメント能力が無いと言う事になります。

とは言え、屋内練習で子供達に待ち時間を作らせないのは至難の業。
どうやって集中力を維持させるかが腕の見せ所です。

特にティーなどは屋内では一度にできるのが一人だけ。
そうなると自分の順番が回って来るまでは誰一人として大人しくしていません。

だからボールを集める際に、多少のやんちゃを許しているんですね。


いったん「球を拾え」の号令がかかると・・・


見て下さい。 このゴキブリのような俊敏な動き。

投げる球を集めるのに必死です。

でも・・・


これは明らかにやりすぎ。

球を集めろと言ったでしょっ!
撒いてどうする。


さてさて、一通りバッティングとピッチングの練習が終わったら、基本的な体力トレーニングに移ります。
これは野球部に限らず、雨の日は各運動部が行いますね。

けれど、ここでも一工夫。
誰も手を抜かないように、チームに分けてリレーをさせます。


4チームに分かれて、3年生以下は10回、4年生以上は30回のリレーです。

これがなかなか厳しい・・・・


本人は目一杯頑張ってるんだけど、チームの仲間からは「休むな」「早くしろ」。
鬼のような声援が響きます。

ちゃんと腕立てが出来る奴は早いんだけど、中には腕を曲げずに腰だけ上下に振る奴が・・・
その動作・・・どこで覚えた? 本能?

明らかに怪しい動作で腕立てだと言い張ります。


このリレーを2回もやらせると塾生達はバテバテ。

妙に大人しくなるのですが、Hei成塾を甘く見てはいけません。
まだまだ厳しいトレーニングが楽しそうに続きます。





板長危うし

2006年11月17日 | 歴史
一昨日の夜は仕事が終わってから、昨日は仕事が始まる前と、12時間の内にアクアラインの海ほたるを4回も訪れた塾長です。


もう当分は車の運転なんてしたく無いほど、ゲップが出るくらい運転して参りました。

日頃、車でお仕事しているお父さん達は本当にお疲れ様です。
塾長は8時間ちょっとでギブアップでございます。

何しろ車の全走行距離が760kmなのに対して、昨日と一昨日の走行距離が420kmと言う暴挙に出てしまいました。

目も腰もクタクタでございます。



さて、雨の日となれば練習方法は指導陣のアイディアしだい。
日頃はフォーメーションを中心に広いグラウンドを走り回りますが、こんな時は場所を使わないで済む細かいフォーム指導が行われます。

ティーを行っている部屋の廊下では、塾生達の投球フォームが直されていました。


これはシャドーピッチングと呼ばれる投球フォームの確認方法です。

投げる方の手にタオルを持ち、空気の抵抗で投球感覚を身に着けます。


投げた瞬間にタオルが広がるので、実際のボールを投げている感触が伝わって来るんですね。

これをやらせながら投球フォームを直して行きます。

体重移動、胸の張り、肘の使い方、腕の振り、肩の回転、蹴り足など、悪い癖はこの時期に直さないと、そのまま引きずってしまいます。

あばさきコーチのやる気の無さそうな指導の元、塾生達は懸命に腕を振っていますね。


と、この時。
ティーを行っている部屋から歓声が聞こえます。


そうです。
ボールを拾い集めるタイミングだったんですね。

日頃は後片付けなんて大嫌いな塾生達。
けれどここでの後片付けは楽しみのひとつなんです。


それは拾い集めたボールを箱に入れる際は投げても良い事になっているから。

勿論、投げたボールが綺麗に箱に入らないのは仕方が無い事と言う暗黙の了解が有るからなんです。

で、塾生達は箱に向かって・・・・
本当に箱に向かって投げてる?


くるみとこうたは完全に箱とは関係無い方角に投げています。
ほとんど雪合戦状態。

で、板長めがけて投げている犯人が解りました。
思い切り証拠写真が撮られています。

おーい・・・
板長は職場では偉いんだぞー
みんな板長を目指して、板長を尊敬しているお弟子さんが沢山いるんだぞー

本当はこんな所でこんな目に遭わされるような人物では無いのに・・・・


塾生達からボロボロのコテンパンにボールをぶつけられた板長。
それだけでも十分に可哀想なのに、この後のティーで物凄い速い打球が板長の顔面を襲いました。

しばらくうずくまる板長。

それを見て指を刺して笑う塾生。

で、どうなったかと言うと・・・・・












板長が完全武装になりました。


人それぞれ

2006年11月16日 | 歴史

ここの所、非常に多忙を極め、なかなか日記の更新もままならない塾長です。

そんな多忙の中、日記を書いているのにコメントが少ないのが気に食いません。
特に裏でのコメントは必ず行うように。
足あと残して、知らん振りは駄目ですよっ!


さて、気を取り直して久し振りの日記です。

今では有名になってしまったイチローの振り子打法。
今更「あの打ち方はおかしい」「きちんと直すべきだ」なんて解説者もいなくなりました。
張本あたりが言いそうだったけどねー・・・
張本の打ち方も変わってましたけどねー・・・
守備はもっと変わっていて、ゼットのグラブは弾き抜群なんて言われてたけどねー・・・

それはさておき、イチローに限らず打撃フォームは人それぞれでございます。

古くは近藤和彦の天秤打法。
王貞治の一本足打法。
最近では種田なんてのもいますね。

要するに打てれば良いのです。
打ちさえすれば、レギュラーになれたりする訳ですね。

がっ!
例えどんな打撃フォームでも打てる人には共通点が有ります。

構えている時に頭が動かない。
打ちに行く時にしっかりと踏み込む。
腰を開かずにバットを振り切るなど・・・・

それさえ守れば、あとは自由に打ちなさい。
それがHei成塾の教え方なんですね。

要するに細かい事は言わない。
将来、プロ野球界を引っ張って行く大打者になるかもしれないのに、こんな所で子供達の才能を潰してしまってはいけません。

で、実際の塾生達のフォームを見てみましょう。


べったんのティー。

さすがに主軸打者がミートに徹すると、無駄な力が入りません。
実際の試合でこれが出来れば、4割どころか5割は打てるでしょうね。


アニジャのティー。

元々バットを綺麗に振り切る事が出来た塾生。
Hei成塾に来てから、大振りが無くなり、腰が開かなくなりました。
何より進歩したのは頭が動かなくなった事ですね。
打撃に確実性が出て来ました。


チョコのティー。

思いっきり腰が開いています。
これは結果を気にし過ぎる時に出る現象。
結果よりもミートと言っても、この時期はなかなか出来ません。
まだまだ自分のバットを信じられない時でも有るんですね。


まさとのティー。

何と言っても、まずはバットの持ち方を覚えてね。
何回言っても右手と左手が逆になります。


こうたのティー。

随分とさまになって来ました。
ここまで来れば第一段階卒業ですね。
後は頭の位置を固定する動作を教えます。
綺麗にバットを振りぬいていますね。

で・・・・

まともな写真はここまで。


くるみのティー。

確かに・・・・  確かにミートすれば良いとは言った・・・・
打てば良いとも言いました。

打ってます。
見事にミートしてます。
けどね・・・  (_ _,)/~~  


あつやのティー。

おい・・・
お前は宮本武蔵か?
向こうに佐々木小次郎でもいるのか?



道はひたすら険しく、果てしなく遠いのでした。





いじめ問題

2006年11月12日 | 歴史

屋内での練習の為に、開始の挨拶は塾生達との座談会から始まりました。

みんなで車座になって、まずは塾長の挨拶。
「え~・・・、この中で自殺するなんて文科省に手紙を送った人」

頼むよ~みんな。
明日の新聞に、彼はいつも通り当日の午前中はHei成塾に行きました、なんて書かれないでよ。
これには塾生達は苦笑します。

で、本題。

この学校にいじめはあるかい?
約半数の塾生が手を挙げます。

これには塾長は感心。
そうです、いじめを無くす為にはまずいじめを認識する所から始まるのです。
早い段階でいじめに気が付けば、やる側もやられる側もエスカレートする前に止める事ができるんです。

幸いにして現塾生の中にいじめられている塾生はいませんでした。
もしもいじめられたら、必ず他の塾生に言えと教えてますからねー

何度も言いますが、いじめなんて大人の世界でもたくさん有るんです。
けれど、大人の世界はそれなりに逃げ道がたくさん用意されています。
会社でいじめられたら会社を辞めれば良い。
けれど子供達には逃げ道が用意されていないんですね。

いじめの論理はいじめる奴といじめられる奴の他に、見て見ぬ振りをするグレーゾーンの奴らがいる事です。
後から追求されても、僕は何もしていません。
私は笑ってただけです。
そんな論理で、実は大切な友達を大いに傷つけているんですね。

それらの対処法を塾生達に教えて、いつも通り練習開始です。

せっかくの屋内練習なので、まずはスライディングのコツと考え方を教えます。
こうでね、ああでね、こうなったら止まっちゃうからね。
だからこうしなくちゃいけないんだよ、わかった?

言うは易し、まずは実践。

簡易トランポリンを横にして、そこに滑り込ませて見ました。


早太のドロップキ~ック!

これなら相手の二塁手もカウント8までは立てないでしょう。


秘密兵器の突貫カメくん。

交通事故を思わせる光景と相成りました。
道は険しく、果てしなく遠いのです。

続いてティーバッティング。
以前用意した屋内練習用の新聞紙のボールが役に立ちます。

半分は廊下で投球フォームの確認。
投げるフォームが悪い奴から廊下へ出されます。


まずは低学年からスタート。

この日、なぜか小原コーチはノリノリです。
ラケットで顔をかくして、さあ当ててみろなんて喜んで座っています。


床が滑るので、ただでさえ打てない低学年には厳しそう。

慣れないカラーバットも軽すぎて、なかなかいつものようなバッティングが出来ません。

ここは腰をどっしりと落とした上級生のバッティングを見せる必要が有りますね。
主将、ちょっと見本を見せてやってくれ。

はい、と前に出てきた主将。












他の誰よりもひどいフォームで空振りです。

・・・・・・・・・・・・(-"- )


やっぱりバッティングはべったんですかね。


そうそう、これこれ。

これで低学年に立っている時の構え、振る時のフォーム、そして顔の位置を教える事が出来ました。

やっぱり打てる人は、ほんのちょっと他のみんなとは違うんですね。


雨天決行

2006年11月11日 | 歴史
今日は生憎の雨。 

でも塾生達は嬉々としてやって参ります。
よっぽどHei成塾が好きなんだねー

ところで今日の小学校はいつもと違う雰囲気。
例の文科省に届けられた手紙の自殺予告当日なので、先生方は学校に来て厳重に戸締りをチェック、誰も入れないように見回っています。
学校内じゃ無けりゃ良いのか?

そんな厳戒態勢の中、塾生達に割り当てられた部屋はひとつだけ。
こんな大人数をこんな場所に閉じ込めて、いったい何をしろって言うのよ・・・

まあ、それでも部屋が無いよりはましですか・・・
それでも狭くて厳しいよなー


部屋の入り口で塾生を待つ餅肌コーチ

何しろ早い塾生は開始1時間以上前から、遅い塾生はぎりぎりにやって来るので、この寒い中1時間も座って塾生を待ちます。
まぁ、厳しい環境は職場で慣れてるんだろうけどねー

雨天となると大変なのは指導陣。
何しろ狭い場所で子供達が飽きないように、次から次と企画を立てなくてはなりません。

子供達が飽きると集中力が無くなり、意外な怪我につながるからです。


まずは吉沢コーチによるストレッチ教室。

始まるまでの待ち時間も有効に使います。


けれどストレッチ教室が終わると、すぐにこの通り。

子供達は1分として大人しくしておりません。
これを放っておくと・・・・


キャーキャー ワーワー ガヤガヤ エーン

狭い室内は熱気でムンムンです。

で、どうなるかと言うと・・・・


結果は予想通り。

騒いでいた全員がスクワット100回。

ここは泣く子も黙るHei成塾って事を思い出してくれたかしらん?

スクワットが終わった塾生に、まだ騒いでいても良いよ♪
と声をかけても、いえ大人しくしていますと優等生の答え。
僅か5分で優れた子供に変身しました。


開始時間も迫ると指導陣も集まって来ます。

その度に塾生達が駆け寄り大きな声でご挨拶。

狭い室内でこれをやると、餌に群がる鯉のようですね。


さてさて全員の集合が終わりました。
ここからが指導陣の見せ所です。




継承

2006年11月09日 | 歴史
ふと気が付くと、塾生達の格好や装備が最もらしい物になっています。
塾長は川崎市で優勝した時に、ユニフォームも無かったんだぞー


ピカピカのスパイク♪

この時期の子供達の身体は日毎に大きくなります。
その中でも足のサイズは著しく変わるもの。

スパイクって靴と違って、ゆるゆるではスパイクの意味が無いんです。
だから当然、今の足のサイズにぴったりの物を購入しなくてはなりません。

こんな贅沢品を身につけているのは誰じゃ?
と思ったら・・・・


なんと秘密兵器でございます。

秘密兵器はサッカーの名選手でも有り、サッカーのスパイクも持っているはず。
これ、サッカーのスパイク? と聞いたら、矢田主将のお下がりだそうでございます。

いいですねー♪
塾生同士が道具を受け継いで無駄にしない。

かと言って、手入れが行き届いているのでピカピカです。
何とも嬉しい光景ではありませんか。
無駄にお金をかける必要は無いのです。

このように道具が塾生から塾生に受け継がれていますが、受け継がれているもので最も大切な事はその精神。
Hei成塾の精神は、代々後輩に受け継がれているようです。

特に後輩に指導しろ等とは言わないのですが、その精神が受け継がれているのはこんな時かも知れません。


わいわい、がやがや、単なる休憩時間。

先輩達の何気ない言動が後輩達のお手本になっているんでしょうね。
うーむ・・・壁に耳有り、クロードチアリ・・・・ちょっと違う気がする・・・

現在の6年生も、入塾当初は3年生。
今では歴代もっとも主将らしい矢田くんも、入塾当初はただの下手でした。


こんな感じ。
見るからに下手そうでしょ?

それが今や立派な主将となりました。

みんな一生懸命練習して懸命に上に登って来るんですね。


さてさて、今回もCクラスから随分と大勢の塾生がBクラスに上がって参りました。
少しはBに上げたら? と塾長が一言漏らしたのが原因。


なんと一気に半ダースも上がって来たのでございます。

左からピー、早太、防衛大、ぎんじ、くるみ、まさきの6人。
Cとは全然違う練習に、次回の練習終了まで何人が残れるか見物でございます。

まずは最初に泣くのは誰かな?
うーん・・・・  くるみに1票。


土日祭日

2006年11月05日 | 歴史

お休みの日は・・・

前のブログもそうでしたが、極端にアクセス数が落ちるので少し寂しい・・・

逆に月曜日は毎週とてもアクセス数が増えます。
みんな会社のパソコンでアクセスするから?

今やパソコンは家電です。
みんなぁ~ 一家に一台、ネットに繋がっているパソコンを。




自衛隊メモ

2006年11月04日 | 歴史
今回の学校側の決定に、最も理不尽さを感じていたのは指導陣でも無ければ、父兄でも無く、他ならぬ塾生達であった事は間違い有りません。

学校側を相手に堂々と話し合いに臨んだ6年生。
自分達の主張を訴え続けた多くの塾生達。

でも、彼らはそんな表面に出る事ばかりでは無く、実際には地道な裏活動も行っていたのです。

それが下記写真の自衛隊メモ。


自衛隊は自らの足で、みんなに意見を聞きに行き、それらを取りまとめる作業を行ってくれていました。

自らの休み時間を削り、低学年には解り易い言葉で説明し、誰の力を借りるでも無く何とかしようと自ら考え行動を起こしていたのです。

この自衛隊メモは自衛隊本人からコピーを頂いたものです。
メモの内容は、Hei成塾を無くしても良いか、残して欲しいかのアンケートの他に、各自の意見をまとめる部分で構成されています。

低学年はまだ判断が出来ないだろうと実質調査を行ったのは4年生以上。
その全員がHei成塾を残して欲しいと言う結果を得ています。

その他の意見としては、6年生が「後輩の為に残したい」「Hei成塾は厳しいけれど楽しい」「下級生が一生懸命頑張って練習しているから残して欲しい」
5年生は「合宿があって楽しい」、4年生は「礼儀も学べる」「合宿があって楽しい」など。

この資料を作成するに当たり、自衛隊本人はお母さんにこう言ったそうです。
「僕は自衛隊だから、みんなを守ってあげなくちゃいけないんだ」

多くの父兄が学校側の意見に憤りを感じながら行動を起こせないでいるのに対し、6年生が自ら考えて行動を起こした事に心からの感動を覚えます。


日頃は穏やかで、下級生には優しく、同級生に好かれる自衛隊。

彼の本質は優しいだけでは無く、しっかりとした信念に裏づけされるものです。


礼儀を重んじ、物事の優先順位を把握する。
仲間を大切にし、自らの道を信念を持って歩む。

Hei成塾出身者は、かくもこう有りたいものですね。



大事な時期

2006年11月03日 | 歴史
前々回の練習時には、突然の飛び入りが有りました♪

グラウンドに面した校門の所で、いきなり響き渡るガラスの割れる音。
振り返るとそこには30歳前後の女性が、鬼のような形相で立っています。

「うるさいっ!」

「いったい今、何時だと思ってるのよっ!」

はぁ?
10時過ぎだと思いますけど・・・  午前中の・・・

責任所在と塾長が駆け寄り、何が何だか解らないけど、とにかく謝ってしまえ。
「すみません」
こんなんでいいのか?

果たして・・・

その女性はそれまでの態度を一変。
いいのよ、謝らないで。
あなた方や子供達は何も悪くないわ。


はあ?・・・・

いつも謝るのは良い人達や子供ばかり。
でも、現実に今うるさいのは子供達だと思うんですけど・・・

悪いのは校長と副校長よ。
あの二人は絶対に許せないわ。
そんな事を今、言われましてもねぇ・・・

その後、その女性はお菓子の差し入れまでしてくれました。
果たして貰って良いのか判断に迷う所ですが、お断りする勇気も無し・・・

これで機嫌が直ったのかと思ったら、今度は正門に現れて学校の掲示板からあらゆるポスターを剥がして、学校のポストに大量のゴミを投函していなくなりました。


何とも危ない女性でしたが、最近は引っ越されたそうです。

さて、そんな危険な状況であったにも関わらず呑気に野球なんてしている塾生達。
グラウンドでは紅白戦が続けられております。

上級生の球なんて滅多に打つ機会の無いCDクラスの塾生達も、今日は一選手として打席に立たなくてはなりません。

ストライクが来たら思いっきり振って行けと指示されているプチ塾生。
ヒットなんて打たなくて良い、とにかくストライクは見逃すな。
指導陣のプチ塾生に対する指示はこれだけです。


豪快な空振りを見せるたくみ。
残念乍らボールはキャッチャーミットに。

けれど、今の時期はこれで良いのです。
打って出る。 この気持ちが大切なんですね。
お陰で見て下さい。 プチ塾生であるにも関わらず、綺麗にバットが振り切られていますね。

次に打席に入るのはこうた。


キャッチャーが構えるずいぶん前から、打席で真剣な顔になっています。
恐らく口から心臓が飛び出すくらいドキドキしているんでしょう。


あまりの緊張から、ピッチャーが投げても構えは石のまんま。

そんなガチガチの構えで打てるのか?

ここでも指導陣の指示はひとつだけ。
結果を恐れず、ストライクだけを狙ってフルスイングして来なさい。

きちんとストライクを狙うんだよ。
ホームベースの上を通過する球で、胸から膝の高さのボールだからね。

真剣な表情でうなずくこうた。

で・・・












おい・・・

何をしようとしとるんじゃいっ・・・・






ま、この時期に大切な事は、結果を恐れさせない事ですね。

言うは易し、行うは難し。
道は険しく、果てしなく遠いのでした。