無くて七癖。
癖なんて全く無いと思っている人でも、探せば七つの癖が有るなんて言われています。
こちらはプチクラスの練習風景。
キャッチングボードをはめて、ボールをボードの真ん中に当てる練習。
これはボールをグローブの真ん中に入れる練習を兼ねているのですが、実はもっと大切な要素が含まれています。
それは手の平をボールに向かって真っすぐに出すと言う事。
ここでボードが曲がっていると、跳ねたボールが自分の方に飛んで来ます。
ボールを捕らなくて良いので、1年生でも気楽に出来る練習ですよ。
軽く投げたボールをボードの真ん中に当てられるようになったら、今度はゴロ、次はバウンド、最後はフライに当てさせます。
けれどそこまで行くには、かなり遠い道のりですね♪
こちらは投げ方を矯正されている塾生達。
水ようかんは肘が低い所で使われてしまうので、まずはそこを直します。
ボールを何度もゆっくり投げさせ、正しい肘の使い方を身体に覚えさせますよ。
意識しているせいか、きちんと肘が高い所で使われていますね。
これが身に付いてくれると良いんだけどなぁ。
そして、もうひとつの欠点。
上半身の突っ込みが早いんです。
投げる前に体重移動が終わっちゃってますね。
もっとタメが作れるようにならないと、球が速くなりませんよ。
続いてケイくん。
ケイくんは全く肘が使えていないので、きちんと肘を意識したフォームで投げさせます。
ここを直す事で、肩の負担が大きく減りますね。
そしてもうひとつは、腕を最後まで振り切ること。
今までは腕を伸ばして振っていたものだから、最後はここまで振り切れなかったのね。
身体の前で肘を使って投げる事と、ここまで腕を振り切る事で、今までとは比較にならない速い球を投げられるようになりますよ。
でも、水ようかんやケイくんは序の口。
この人の前では可愛いものです。
西の横綱ユーダイ。
彼が肘を高い所で使うと言う、強い意識を持って投げるフォームをご覧下さい。
本人、目一杯肘を高い所に上げているつもりです。
見ているだけで怖いフォームですね。
そしてフォロースルーになっていないフィニッシュ。
ねぶたか?
この肘の使い方を横から見ると、こんな感じです。
有り得ない角度に腕が曲がっているでしょ?
この形を真似してみて下さい。
人間の間接って、こう言う曲げ方が出来ない構造になってますから。
う~む・・・・
再三肘を高い所でと言い続けて、しかもそれを矯正する練習でこれですか。
いっその事、全てアンダースローに変えたろか。
平成塾15年目にして、初めての事になりますが。
今年の合宿は中止しようと思います。
多くの御父兄にも協力を申し出て頂いたのですが、残念乍ら肝心の行き帰りの随行者がいない事で塾生達の安全を確保できないと言う結論に達しました。
卒部生達に平成塾の思い出を問うと、厳しい日頃の練習なんかよりも合宿と言う声が多くそれこそ塾生達に深く印象に残るイベントですが、安全があってこその楽しい思い出です。
指導陣も2日間続けて参加できるのが塾長と桑田コーチのみであり、荷物運搬を考慮すると行き帰りを全て桑田コーチにお願いしなくてはならなくなります。
さすがに1年生を加えたこの人数を大人一人で面倒を見るには限界があり、断腸の思いですが今年の合宿を思い止まる結論に達しました。
楽しみにしていた塾生も多い事でしょう。
最後まで合宿を実現しようと努力しましたが、塾長の力不足でお詫びしなくてはなりません。
週明けに合宿所に中止の申し入れを行います。
協力を申し出て頂いた御家庭は本当にありがとうございました。
朝8時の段階で気温は既に28度。
ここから更に気温は上がって行きます。
若干雲は有るものの、日差しを遮るような雲ではありません。
高い湿度も相まって、グラウンドに立っているだけで汗が吹き出します。
こうなると心配なのは熱中症。
後で解った事ですが、この日は全国で500人以上が熱中症で救急搬送されたそうです。
熱中症予防の為には、こまめな給水と・・・
最も原始的、且つ最も効果的な熱中症対策。
スプリンクラーで放水開始。
靴と靴下を脱がせた塾生達を放牧します。
家のシャワーとは比較にならない水量。
まともに放水を受けると、あっと言う間に濡れ鼠。
スプリンクラーは全部で8か所。
ずっと放水しているとグラウンドが使えなくなるので、順次切り替えて放水します。
水の出ているスプリンクラーを求めて、走り回る塾生達。
嫌だ~ 嫌だ~ と言いながら、濡れに行きます。
もうこれ以上濡れようが無いだろうという程、全身ずぶ濡れ。
既に塾Tが肌色になってるぞ。
キャーキャー言いながら濡れる塾生達。
こんな事、学校や家では絶対にやらないだろうからね。
水を求めて走る走る。
どちらが濡れてるかで、勝ち誇った顔を見せます。
あれ? 停まった。
濡れるのが嫌だと言いながら、スプリンクラーが停まると途方に暮れる塾生達。
そして急に再開。
慌てて逃げ出すアーリー。
もはやゲリラ豪雨?
水しぶきで遠くが見えません。
既に風呂上がりの塾生が若干1名。
腰に手を当てて、コーヒー牛乳でも飲むかな。
たっぷりと水を浴びた後は、足を洗います。
練習着が重~い。
みんな身体は冷えたかな?
足を洗ったら靴下と靴を履いてね。
あ~楽しかった♪
まるでプールの脱衣所のよう。
充分に身体が冷えた水ようかん。
でも、濡れ具合はいつもと変わらず。
1年生達は初めての体験。
この後もしっかりと水分補給してね♪
今年9月に予定している合宿ですが、現在引率する指導陣が少ないので御父兄の参加協力をお願いしています。
合宿での練習は、少ない指導陣と、できれば参加協力してくれる卒部生がいてくれれば何とかなるのですが。
それ以外の雑用(行き帰りの交通機関利用、合宿所でのミーティング、食事や宿舎掃除の引率、肝試しの時の安全確保等)は、少ない指導陣だけでは全てカバーする事ができません。
楽しみにしている塾生達の為にも、何とか実現できる方向で進めたいのですが、今の状況では厳しい決断をしなくてはなりません。
今週末(金曜の夜)まで皆さんの参加・不参加のコメントを待って最終判断を行うと思います。
協力できてもできなくても、指導陣、卒部生を含めてコメント欄への書き込みをお願いします。
梅雨だからなのでしょう。
この時期は湿気が多くて、本当に蒸し暑いのです。
この日は朝8時から練習が始まりましたが、そんな早い時間にも関わらず既に気温は25度越え、湿度は80%越え?
まとわりつくような暑さの中、整列する塾生達。
立っているだけで汗が吹き出します。
そんな蒸し暑さの中、時間ぴったりにアップ開始。
今日はグラウンドに制約が無いので、大きな声が梅雨空に響き渡ります。
グラウンドもいつもより広い。
同じ3周でも、走る距離が随分と違います。
やっと1周。
ちゃんと1年生達は付いて来てるかな?
いました。
最後尾をカルガモのヒナのように付いて来ます。
ランニングが終わってストレッチ。
キャプテンは既にお疲れモード。
文字通り天を仰ぐハーくん。
ストレッチと言うより休憩時間?
どことなくやる気を感じさせるケイくん。
今日は何が出来るようになるかなぁ。
恍惚の表情を見せるコリュウセイ。
既に意識は遠くへ行っちゃってます。
首のストレッチと言うより、肩をすぼめるチビダイ。
ここへ来て、練習で色んな事を要求されるようになりました。
髪型を気にするコーメイ。
どう分けたいんだ?
頭を掻いてるだけのライダー。
ストレッチで照れてるのはお前だけだぞ。
聞きたく無い。
耳を塞ぐカズマ。
どうも水ようかんです。
酒屋の御用聞きか?
何をやらせても、どこか他人と違うユーダイ。
なんでだろう? みんなと同じ事をしてるのに、何故かどこかが違う。
元気マンマンのシュウヤ。
今日も必要以上の大声で返事をしますよ。
いつもポワーンと明るいゼンジ。
どんな時でも微妙な笑顔。
カメラ目線のリオ。
リオはカメラに限らず、必ず相手をガン見します。
ある意味、とってもマイペースなシャーロット。
良く言えば他人に流されません。
そして・・・
おいっ! きちんとストレッチしろよ。
卒部生が現役塾生を指導する振りして、最も苦手なストレッチを避けるミッタクミ。
さあ、この日の指導陣は塾長と桑田コーチだけ。
数名の卒部生が来てくれなかったら、練習に支障が出る所でした。
今まで実践的な練習を重ねて来た糸井クラス。
単調な練習に終わらせず、創意工夫を持って塾生達に野球を理解させて来ました。
平成塾の歴史でも、コーチの名前がクラスの名前になったのは初めての事です。
このクラスは平成塾にとって、とても重要なポジションで。
プチクラスでボール遊びを覚えた塾生達へ、より野球に近い動作を教えて行きます。
糸井クラスの特長は、ボールを持っていない選手の動きを教える事。
これにより次のプレーの準備が行われます。
誰よりも熱く、大きな声で指導をして来てくれた糸井コーチでしたが。
誠に残念ながら、この度一身上の都合で平成塾を去る事となりました。
最後の御挨拶も熱く。
今までありがとうございました~
塾生達は街で糸井コーチにお会いしたら、必ず挨拶をするように。
お疲れ様でした。
梅雨空の中日。
この日は朝方まで雨が降っていましたが、奇跡的に練習時には上がりました。
水捌けの良いグラウンドばんざい♪
ムッとする湿度の中、予定通り練習が行われます。
太陽が出て無いのに、やたら暑~い。
右側のカゴは、プチ塾生用の練習球。
C球と同じ重さですが、表面が柔らかいのです。
これなら当たっても痛くないね。
時間ぴったり、きちんと挨拶する塾生達。
この日はお休みが多いねぇ。
季節の変わり目だから、みんな体調管理には気を使ってね。
そして
真新しいシャツと帽子の新塾生誕生です。
左がシュウヤ。
応援団のような大きな声で挨拶できました。
右がゼンジ。
お兄ちゃんに追い付け追い越せ。
二人とも笑顔が絶えない、とっても元気な1年生です。
これでリオと合わせて、1年生が3人になりましたよ。
その1年生を従えてアップ開始。
学校の都合でグラウンドが半分しか使えないのと、大きな声を出せないのが寂しいね。
キャッチボールするカズマ。
なんか、ようやく体重が軸足に載って来ましたね。
こちらも体重移動が出来るようになって来たシャーロット。
同じ時期のお兄ちゃんより、遥かにフォームが良いんじゃない。
こちらは豪快に投げ込むライダー。
腰の低さと良い、肘の高さと良い、こちら側半分は申し分ありませんね。
まるで高校野球のピッチャーか、プロ野球選手を見ているかのような綺麗なフォームです。
がっ・・・
左手が勿体ないなぁ。
グローブだけ左脇に抱えていれば、パーフェクトの投球フォームなのに。
この日は15分毎に給水。
何しろ飲んでも飲んでも滝のように出る汗。
こちらは1年生トリオの練習。
おっ?
少しはボールが捕れるようになって来たリオ。
先輩らしい所を見せつけます。
きゃ~ 目を瞑ってしまうシュウヤ。
これじゃあ捕れる訳が無いねぇ(笑)
そして、なぜか捕る時にジャンプするゼンジ。
カエルか?
そして、この日から塾生達にポジション練習を行わせます。
ピッチャーとして白羽の矢が立ったのは水ようかん。
芝山コーチ指導の下、投球練習が行われました。
キャッチャーはチビダイ。
まだまだ箸にも棒にもかかりませんが、その奥に光る物を感じます。
今までは何となく投げて、なんとなく捕って来たボールですが。
この日を境にボールの回転、ボールの速さ、狙うコントロール、更にはキャッチングの音などが追及されます。
今までと同じように投げたり捕ったりしているだけでは駄目。
より精密で正確なプレーが求められますよ。
暫く投球練習を行った後に、肘の張りを訴えた水ようかん。
それもその筈、投球時の肘の様子をご覧下さい。
肘が有りえない角度で曲がっているのが解りますか?
これ、自分でやってみると解るのですが、肘が頭の横の高さにあるのなら、いとも簡単に腕は曲げられるのですが。
これをそのままの形で、水ようかんのように肘を横に倒してみて下さい。
絶対に真似できないでしょ?
これが肘の張りの原因です。
腕は上から使え、肘は高い所でと散々注意している部分ですね。
つまり水ようかんは本来、関節が曲がらない方向で腕を使っていた為に、肘を削って投球していたのです。
水ようかんのお母さんは、必ずこの写真を水ようかんに見せて下さいね。
先程のライダーと肘の高さを見比べれば一目瞭然です。
肘の高さが違うでしょ?
この後、水ようかんは直ぐに投球禁止の措置が取られ、肘の冷却を行いました。
次回の練習でもう一度フォームの組み立てを行います。
そして、もう一人。
肩の前に張りを訴えて来たケイくん。
この投げ方ですもの。
そりゃあ肩の前が張りますわな。
肘も手首も使わず、文字通りアームを一直線にして肩だけで投げてますからね。
ボール、手、前腕、上腕の重さが全て肩にかかっていますよ。
しかもリリースがやたら早いっ!
ケイくんもフォームの作り直しだね。
他の塾生達も投球フォームには充分に気を使うように。
平成塾の歴史で故障者第1号と言う不名誉な名前を残さないようにね。