インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

第四代主将

2018年05月30日 | 歴史

四代目の主将は山田くん。




まあ、こやつとの思い出は尽きないね。
大勢いる主将の中で、塾長がこやつと呼ぶのはこやつだけです(笑)

てめぇ、真面目にやらないならとっとと帰れ~、塾長の一言に。
地面に帽子を叩きつけて、解りましたよ、帰りゃいいんでしょ帰りゃ。
と、本当に帰ってしまったのが、山田くんが小学校2年の時。
(後にお母さんに連れられて、謝りに来ましたが)

何しろ反りが合わないと、学校の先生の言う事なんて聞きやしない。
抜群の体力を持ちながら活かそうとしない。
コツコツ続けるなんて、意味すら知らない。

でも、不思議と仲間達には人気があって、いつもグループの中心にいたんです。
それは山田組と呼ばれてましたね(笑)
こやつの良い所は、決して弱い者いじめをしない事。
やると決めたら、相手がどんな強大でもかかって行く事。
(これは良い所なのかな?)

お陰で塾長はこやつが卒部した後も、教育委員会とバトルをさせられましたよ(笑)
あの時は教育委員会に三権分立を解らせると言う、大変なやりとりでした。


そんな山田くんですが、街中で会うと誰よりもきちんと挨拶します。
そして、なんと今はもうパパ。
それを聞いた時、と~っても不安になった塾長でした。


三代目主将

2018年05月29日 | 歴史

三代目主将は矢田くん




本当にしっかりとした主将でした、

一切の弱音を吐かない、寡黙な主将でしたね。
近隣のチームとテストマッチをする日、キャッチボールをする彼のボールの回転にいつものキレが無いので問いただした所。
実は38度5分の熱がある身体でした。
その時の彼の一言。
「みんなには黙っていて下さい。」

そして、ある塾生の対応を巡って学校と平成塾が対立。
引き籠りだった子供が学校に通える切欠を作り、家からみんなの家に遊びに行けるようになった状況を作った平成塾に対し、あくまでも原理原則論を押し通そうとする校長、副校長(この頃は学校内にいじめ等は無いと言う公務員の主張がまかり通っていました)。
全塾生を率いて、学校と教育委員会を相手に子供達だけで対抗、交渉を行った主将でもありました。
これには塾長もびっくり。
学校側の行動を子供達だけで変更させましたね。

この時、平成塾は第一期黄金時代を迎えます。
近隣のチームとの試合では50対0で圧倒的な強さを見せていました。


二代目主将

2018年05月28日 | 歴史

二代目は小堀くん




よく声の出る明るい主将でした。

地域で行われたソフトボール大会に、塾生達で構成したチームで出場。
15チームほどが参加した大会で優勝を果たすのですが、彼は常に美味しい所を持って行きましたね。
決勝戦では最終回に勝利を決めるヒットを放っていました。



御報告その他

2018年05月25日 | 業務連絡

皆様、大変ご多忙とは存じますが、以下の日程で平成塾より御報告を含めた緊急会合を開催致します。
決して参加は強制ではございませんが、非常に重要な会合となる可能性がございますので、出来る限りの御出席をお願い致します。


日時: 平成30年6月3日(日) 18時から1時間程度

場所: 足立区神明住区センタ(エビス屋横) 1階会議室
    https://www.city.adachi.tokyo.jp/juku/shisetsu/jukucenter/026.html

対象: 平成塾 現役塾生父兄 及び 現役指導陣

持物: 不要

会費: 不要

週末の一家団欒の時間と重なってしまい、大変心苦しく思いますがどうぞ宜しくお願い致します。


塾長


子は親の鏡

2018年05月18日 | だから何やねん

長年子供達の指導を行っていると、掲題の言葉がとてもよく解るようになる。
「子は親の鏡」
ともすれば、子供は親そっくりだとも受け取れる言葉ではあるが、それ以上にもっと深い意味があるように思う。

「子は親の鏡」
確かに子供の言動を見ていると、その子供の生活が透けて見えて来る。

意外に思われるかも知れないが、20年も子供達と付き合っていると、子供達の環境が手に取るように解って来るのである。
足が地に付いた子供、迷走する子供、人の顔色を伺う子供、それらは面白いように家庭の環境を反映する。

最も手に負えないのが、家庭が壊れかけている子供。
非常に残念な事ではあるが、これはすぐに解ってしまう。
それまで、とっても従順だった子供が急に反抗的な姿勢を見せ、今までには無かった態度を見せるようになる。

次に解り易いのが、集中力に欠ける子供。
「うちの子供は集中力が無くて」・・・
これには歴然とした理由がある。
気が付いていないのは親だけである。

そして最後に。
しっかりと地に足を降ろしている子供。
進んでいる方向が正しいか、どうかは今の時期に判断はできないが、少なくとも自分が進む方向をはっきりと解っている。
そして、この子供の家庭が驚く無かれ片親の環境なのである。

先のブログでも述べたが、子供は常に親の背中を追って来る。
考えてもみよう、もしも職場に行って自分の上司が二人いたらどうするのか?

親の価値観、意見が揃っていなかったら、子供はそれと同じ環境を自分で乗り越えなくてはならない。
逆に親同士の価値観や意見が合っていなかったら、職場には上司が二人いる事になる。

上司が二人いる子供は必ず迷走を始める。
対して、片親の子供は向かう方向が決まっているお陰で、何をしなくてはいけないか解っている。
これが面白いほど子供の世界でははっきりと現れるのだ。

子は親の鏡。
これは真剣に子供達と向き合うと、言葉以上に意味のある言葉かも知れません。


 








時代

2018年05月16日 | 歴史

昨今、指導陣や父兄から時代が違うんじゃないですか?とよく言われるようになった。
これはどうやら、塾長の指導は時代錯誤も甚だしいと言う意味なのだろう。
けれども、敢えてその言葉には耳を傾けなかった。
それには理由がある。

自分が子育てを行う際に、絶対に自分の子供の前で言ってはならない単語のひとつとしていたからだ。
これを子供の前で1度でも使うと、その子供は創意工夫を止め、努力をしなくなる。
そんなキラーワードのひとつが「時代が違う」である。
塾生は全員我が子同然のように扱う平成塾でも、当然塾長は塾生の前でこの言葉を使った事が無い。
子供の才能を伸ばす上において、これほど危険な言葉は無いからだ。

簡単に説明しよう。

子供はどんな時でも親の背中に付いて行こうとする。
そして親が子供の笑顔の為に何でもできるように、子供は親の笑顔の為に頑張るものだ。
けれども、時として親の背中に付いて行くには辛く厳しい時もある。
それが子供に与えられた試練でもあり、高いハードルでもあったりするのだ。
子供は懸命にそれを乗り越えようと努力するし、泣きながらでも親の笑顔の為に頑張ろうとする。

けれども、そこに「時代が違う」と言う言葉があったらどうだろう?

この言葉はどんな試練も、どれだけ高いハードルも一瞬で無くしてくれるのである。

「昔は蜜柑箱を道路の電燈の下に出して、蚊にくわれながら勉強したものだ。」
これは勉強机を買って欲しいとねだる塾長に、親が毎回のように言った台詞である。
だが、時代が違うと言うなら、子供は勉強机が無かったら勉強しないでも良い事になってしまう。

今はどこの公園でもボール遊びは禁止だし、壁当てなんてしよう物なら通報されますから。
つまり時代が違うから、子供達は日頃は練習しないで良いと親が容認しているのである。
塾長達の時代には、まず公園と言う物が無かった。
あるのは空き地や神社の境内、およそ野球をやるには寸足らずでイビツな環境ばかりだった。

壁当てにしても、どうぞ我が家の壁に当てて下さいなどと言う家もある筈が無い。
今ほど堅固な壁を持っている家も少なく、ほとんどが板塀の為に壁当てをできる場所も少ない。
そこで壁当てを行っていれば、今のように通報される事は無かったが、代わりに住人が包丁を持って追いかけて来た。



お陰でどんな八方塞がりの状態でも、これを練習する為にはどうすれば良いのか、みんなが考える癖がついていたように思う。

けれども、そんな塾長が今、考え方を改めようと真剣に思い悩んでいる。

一部の父兄に、塾長の指導はパワハラだと思われているようだ。


ここで、パワハラについて改めて説明しておくが、パワハラとは職場での優位な立場を利用して、立場が下位の者に対して仕事は関係の無い無理難題を与えるものである。
勿論、これは職場だけに限らず、全ての団体や部活において通用する考え方だ。
長年米国企業に勤めていた塾長は、早くからこの事を知っていたし、自分がそうならないように気を付けていた。
なので、まず最初に断っておくが、塾長は塾生達に対して一度たりともパワハラを行った事は無い。

平成塾におけるパワハラとは、塾長や指導陣が強い立場を利用して、塾生に自分の物を買って来させるとか、塾生の親に自分達の物を用意させる事を言うのである。
お茶当番も無く、道具当番も無い平成塾において、パワハラなどはその歴史を振り返っても、ただの一度も無い事を断言する。

その上で、今回のパワハラに関しては新鮮な驚きを覚えた。

まず体育会系運動部の仕組みを、パワハラだと感じるようになった文化。
そして、いつの間にかパワハラと言う言葉が一般常識として浸透している昨今。

今まで平成塾は、子供達の将来の為に敢えて理不尽な事も行って来た。
炎天下でグラウンドを何周も走らせたり、泣いて逃げ回る子供にノックを浴びせたり。
そして貴重なプライベートな時間に漢字の書き取りをさせたり。

これって塾長の独りよがりでは無いのか?
子供達が将来部活で先輩にいじめられたら、パワハラだとして先生に言い付ければ済むのでは無いか?
会社の職場で上司に無理難題を言われたら、パワハラとして労働基準局に訴えれば済むのでは無いのか?

少なくとも、そのように考える家があるのであれば、塾長のやっている事なんて迷惑行為その物では無いのか?

夏休みの子供達の貴重な時間を割いて行う作文教室。
数学の基礎知識を教える算数教室、野球のルールを教える野球教室。
これらは、全て塾生達の家庭から見たら迷惑なだけで、貴重な時間を潰しているだけじゃないのか?

そう考えると、今まで張り詰めていた空気が、身体の毛穴からどんどんと抜けて行くような感覚を覚える。


子供は親の鏡。
各家庭に於いて、平成塾や野球の話しが食卓で出るようであれば、子供達はどんどん上手くなって行くが、家庭内で父親が一向に興味を示さなかったり、子供に野球を教えるような事が無ければ、子供が野球を覚える筈も無い。
でも、それはそれで良いのです。
その家庭において、子供の野球なんて決して大切では無いし、野球に何の期待もしていないのですから。
そんな家庭で育つ子供が、野球を上手くなろうと思う筈は有りませんし、上手くなる必要も無いのです。

時代が違う。

改めて、塾長はこの言葉を受け止めてみようと思います。

考えてみれば、塾長はIT業界に身を置き、常に最先端の技術を勉強して来たんですよね。
子供達が野球のルールを覚えていなくたって、フライが上がったらランナーはどうすれば良いのか、携帯を使って都度調べれば良いだけの話しかも知れません。
漢字なんて書けなくたって、携帯で調べれば済む時代なんです。

今まで漢字の書き取りを続けて来た、コリュウセイ、キズナ、パタ。
大変ご苦労様でした、もう書き取りはしなくて良いですよ。


時代が違う。




試練と衝撃

2018年05月15日 | だから何やねん

平成塾が始まってから丸15年。
今まで体調には充分に気を付けて来ましたが、7年振りに風邪をひきました。
それも事前に何の症状も無く、いきなりの絶不調。

多少なりとも前兆があれば、そこで応急の処置もできますが、今回は朝起きると同時に奈落の底へ。
熱があり、咳が止まらず、咳の為に睡眠も満足に摂る事ができません。
運悪く、翌々日から2日間続けての平成塾。

仕方がありません。
この予定は前から解っていた事。
体調を崩したのは自分の管理責任。
何の言い訳もできません。
その翌日も早朝から仕事があるなんてのは、言い訳の愚にもつかない理由です。

果たして、マスクをして全く声が出ない状態で練習に参加致しました。


今年の塾生達に何とか上手くなって貰おうと考えていたのが、全員にポジションを与える事。
各塾生が自分のポジションを知れば、モチベーションも上がるだろうし、専門的な動きも覚えてくれるだろう。
と、淡い期待を抱き、今日こそ楽しく練習をしよう。
喉も痛いし、大きな声を出さないで終わらそうと心に誓います。

怒鳴ると言うのは指導では無い。
指導者がキレて、選手が上手くなる筈は無い。
大きな声を出したって、選手が委縮するだけで何も良い事なんて無いんだ。
練習前に自分によぉく言い聞かせます。




そして練習開始時間を10分以上も過ぎて、ようやくグラウンドの完成。

しかも寸法も形も、正しいダイヤモンドではありません。


今まで、何回グラウンドを作らせた事でしょう。
そして昨年までは、あれほどきちんと作られていたグラウンドが、どうして今年からこんなに酷い物になったのでしょう。
(グラウンドは後から来た卒部生のケイくんが、作り直してくれました)

いざ、練習を始めて見ると、信じられない衝撃が・・・・

今年の6年生は野球のルールを理解してない?
まさか・・・
昨日、今日野球を始めた塾生ならともかく、今まで何年間も野球をやって来て、ルールを理解していないなんて筈は。
それも小難しい複雑なルールでは無く、タッチプレーとフォースプレーの違いを解って無い。
フライが上がったら元の塁から離れてはいけない、まさか、こんな最も初歩的なルールを理解してない?

今まで教えなかったか?
いや、かれこれ10回以上は教えている筈だ。

しかも今の6年生達は、過去に糸井クラスでほぼ1日をかけてタッチアップの練習までしていた。
少なくともフライが上がったら、どうしなくてはいけないかは解っている筈だ。


けれども、実戦練習で守備と攻撃をやらせてみると。
ノーアウト2塁3塁で内野フライで飛び出す3塁ランナー。
そのフライを捕ったピッチャーは、笑顔でボールを持ったまま1塁方向に走り出す。
え?

次の攻撃では外野の間を抜いて、3塁へ向かうバッターランナー。
外野から中継よろしく間一髪ボールの方が正確に3塁に送られます。
がっ!
まるで一塁手のようにベースを踏んだまま伸びて捕球する3塁手。
タッチをする事も無く、笑顔でピッチャーにボールを返します。
ええ?

誰か一人が理解していないなら、まだ解る。
ここにいるほぼ全員がルールを理解してないじゃないか。

なんでだ?
あれほど教えたつもりだったのに、教え方が悪いのか?
そもそもこいつらは野球に興味があるのか?
ルールを知らない事を恥ずかしいとは思わないのか?
こいつらにルールを教える為には、あと何回同じ事を話さなくてはいけないのか?

今まで、ルールを理解していない塾生は確かにおりました。
でも、それはみんな低学年。
野球を始めたばかりの塾生達です。


この事実を知った衝撃に、塾長は完全に打ちのめされました。


余裕から暗転

2018年05月07日 | 歴史

まだ春先だと言うのに、この日は汗ばむほどの陽気。



空が既に真夏ですね。

日陰が濃くなって、写真のコントラストもはっきりして来ました。



まだ4月だと言うのに、熱中症対策が始まります。

練習開始前に命の水を200cc。
って・・・最近、悩んでいるのですが。
こうして塾生を過保護にしているから、なかなか上手くならないのかしら?
いっその事、2~3人熱中症で倒れるまで放っとく?



喉が渇く前の給水を終えたら、すぐにアップ開始。

練習着が揃ったせいか、野球さえやらなければ上手そうに見えますね。
掛け声も強い野球部みたいで勇ましいので、このまま一切ボールを触らせないで1日中走らせておけば、勘違いした新しい塾生が増えるかも知れん。



で・・・この日から連携ノックをやろうと思ったら。

ヘルメットを出してませんでしたと、慌てて倉庫に取りに行く塾生達。
やっぱり熱中症で2~3人倒れないと解らないみたいです。

そして・・・



これから実戦ノックが始まると言うのに、この余裕。

さぞや上手い選手に違いない。
今年日ハムに入った清宮ですら、これほどの余裕は見せた事がありません。



こちらはスーパーベルクスの警備員か?

車が来ないとやる事が無いのだろうか?



誰かと待ち合わせか?

来るのが早過ぎたんじゃないのか?



そして、ようやく連携ノック開始。

ランナーを付けて、実戦同様の動きを要求します。


がっ!



あまりの醜態に指導陣がぶち切れ。

もう一度、基本からやり直します。
今まで一体何をやって来たんじゃ?



こちらは穏やかなプチクラス。

零下30度の上級生クラスと比較すると、常夏のリゾート地のような空気。



リオはどんどん前に出てこれるようになりました。

まだ上手いのか上手く無いのか、よく解らない塾生ではあるのですが。



そして、紅一点で頑張るリク。

あっ! ボールが跳ねた。
痛~い・・・

それをいちいち心配そうに横目で見るコーメイ。
安心しろコーメイ。
指導陣から見たら、リクもコーメイも同じように見えているから。

それよりリクの足が逆になってるけど、家できちんと教えているのか?
まさか家でリクに野球のルールを何も教えていないなんて事は無いだろうな?