どんなスポーツでもそうですが、こう言う場合にはこうなって当たり前と言うプレーがあります。
野球にエラーは付き物ですけど、打った瞬間にバッターが諦める事と言えばポップフライ。
ポップフライとはホームランのように大きな当たりでは無く、内野に高く上がったフライを指します。
勿論この内野フライも含めて、外野に上がったフライでもバッターが塁に出る可能性は極めて低いのです。
まだゴロであれば、野手が捕球する直前にイレギュラーバウンドするかもしれませんし、捕ってから投げるまでにボールを掴み損ねるかも知れません。
更には送球が逸れる可能性だってあるし、投げられた側の野手が捕り損なったり、ベースから足が離れる可能性だってあります。
でもフライはそうは行きません。
空中でイレギュラーする訳も無く、野手が捕球した瞬間にアウトが宣告されます。
正しい落下地点に移動して、正しい姿勢でフライを捕ります。
ところがっ!
今年の5年生達はこれが出来なかったのです。
捕り易いように真上に投げてやっても、こんな感じ。
なんで、わざわざ落下点からどくかね?
きちんと捕れているようでいて・・・
背中グキッってならない?
真上に投げてあれなんだから、後ろのフライなんて捕れる訳も無く。
この動きは、おてもやんの本領発揮。
じゃあ6年生はきちんと捕れるかと言うと。
正しい捕球姿勢ができないサラ。
必ずグローブで「ちょうだい」をします。
ようやく落下点が解って来たキズナ。
でも、グローブの向きが前を向いちゃってますね。
それだと上から落ちて来たボールは捕り辛いよ。
ようやく落下点に入るも、ボールが落ちて来るギリギリのタイミングなので。
グローブを構える前にボールが通過します。
仮面ライダーおてもやんを倒すには、ショッカーの助けは要りません。
後ろにフワッとボールを投げてやれば、後は勝手に倒れてくれます。
こちらは同じ基本でもゴロを捕球します。
毎回同じような練習に見えますが、だんだんと要求が厳しくなってるんですよ。
この日は、捕球寸前に捕球姿勢をとらせます。
捕球姿勢をギリギリまで我慢するパタ。
ってか、なんで足だけが横を向いてるんだ?
パタはエジプトの壁画か?
そもそもギリギリまで我慢したのか?
どうも単に間に合って無いだけのようにも見えるが・・・
一応教わった通りにやってみるタイラ。
絶対に後ろにボールを逸らさない姿勢で、物の見事にボールを逸らすタイラ。
あのなぁ・・・
その姿勢でどうやればボールが後ろに逸れるのか、むしろこちらが教わりたいわ。
相変わらず目を閉じるシュウヤ。
ほんまにビビリーやねぇ。
目を閉じた方が怖いんだと、何度も何度も何度も何度も何度も何度も言っているのに・・・
ちょうだい♪
この日は、この季節一番の寒さ。
しかも寒風が吹き荒れます。
尚且つ、この季節は太陽が出て来るのが遅い。
ようやく出て来た太陽も、校舎を越えてグラウンドを照らすにはもう少し時間がかかります。
お陰でグラウンドに陽が当たる場所もまばら。
前日降った雨が凍って、歩くとシャリシャリ音がしますね。
こんな日は、いつも通りに始めると怪我をします。
なので、まずは塾生達の身体を温める所からスタート。
Up前に行ったのは、平成塾名物ジャンケン鬼。
最近入塾した塾生の御父兄には、聞き慣れない名前だと思います。
これは平成塾独自の遊び感覚のトレーニング。
グー、チョキ、パーの3組に分れ、ジャンケンの要領でグーはチョキを、チョキはパーを、パーはグーを捕まえます。
自分が逃げながら相手を捕まえ無くてはならないので、まあ休む暇はありません。
塾生達の息が切れて来た頃、太陽も随分と高い所まで昇りました。
ようやく太陽の赤外線が届いて、陽の当たる場所は温かくなって来ましたよ。
で・・・ジャンケン鬼が終わったと思ったら。
今度はベーランです。
ベーランとはベースランニングの略。
たかが学童用の野球グラウンドとお思いでしょうが、これでも1周は直線距離で92mあります。
なので塾生達が走る距離は、1周でおおよそ100m。
100mをずうっと全力疾走と言うのは、かなり辛いんです。
それでも100分の1秒を争う塾生達。
足の遅い順に走らせているので、前者のタイムを抜けなかった塾生はグラウンド1周のペナルティ。
足の遅い順と言っても、必ずしもタイム差が開いているとは限りません。
それこそ必死に走った奴の方が速いのです。
そしてようやくUpが終わってキャッチボール。
指先の感覚が無い程寒いので、まずは拍手を繰り返して指先に血を送ります。
それと同時に手をグーパー、グーパー。
指の感覚が戻って来たかな?
それではキャッチボール開始しますよ~
ところで、この日も練習前に塾生達にメッセージを送りました。
「なりたい」と「なろう」の違い。
「○○になりたい」と言うのは幼稚園児でも言える言葉。
もう君達は「○○になろう」でなくてはいけません。
「なりたい」は単なる願望だけど、「なろう」と思ったら具体的に行動が必要でしょ?
例えば「野球が上手くなりたい」と言った所で上手くはならないけど、「野球が上手くなろう」であれば練習が必要でしょ。
それと同じで「勉強が出来るようになりたい」「足が速くなりたい」と言うのは卒業して、「勉強ができるようになろう」に行動を変えなさいと言うお話し。
コリュウセイとキズナは、もう1年半も毎日漢字の書き取りを行っています。
1日に書く漢字は5文字程度を20回くらいずつ。
それでもこの1年半で書いた漢字は、365×1.5×5なので2,738種類。
更には書いた文字数は54,750文字に昇ります。
みんながテレビを見て笑っていたり、ゲームに夢中になっている時間に、二人はコツコツと漢字を書いていたんです。
勿論、二人とも遊びたかったでしょうし、テレビも見たかったでしょう。
その他にも学校の宿題があったり、具合の悪い日もあった事だと思います。
でも、二人は塾長との約束を守り、今でも漢字の書き取りを続けています。
漢字を書けるようになりたいでは無く、漢字を書けるようになるには、こうした努力が必要なのです。
努力して身に付けた物は、決して本人を裏切らないどころか、将来必ず自分自身を助けてくれますよ。
平成塾に来た時だけキャッチボールをした所で野球は上手くならないし、駆けっこ倶楽部に来た時だけ走ったって足は速くならないんです。
言われたトレーニングを続けられない者は、教わる資格もありません。
久し振りに東京へ青空が戻って来ました。
11月だと言うのに、汗ばむ陽気。
今年はずっと雨が続いたり、11月になってから暑くなったりと、異常気象が続きますね。
この日は練習開始前に道徳の時間を設けました。
同じ事をやっても、怒られる奴と怒られない奴っていると思うけど。
自分は怒られ易いタイプだと言う奴は手を挙げてみろと言うと・・・
では、まず簡単な例を出すからみんなで考えてね。
6年生にモデルになってもらい、3人の行動を考えてもらいました。
学校で、みんなが嫌だと思うトイレの掃除を命じられたとします。
ここにいる3人は、誰しもが嫌だなぁと思いました。
A(サラ)は嫌だなと思いながらも、さっさと済ませようと掃除を始めました。
B(ケイくん)は嫌だ嫌だと言いながら、それから10分後に掃除を始めました。
C(ユーダイ)は嫌だと言いながら掃除から逃げ回ります。
結果・・・
Aは黙々と掃除を行い褒められました。
Bは文句を言いながら作業するので怒られました。
Cは怒られた挙句に叩かれて掃除をようやく始めました。
ここで問題です。
【第一問】掃除を嫌だと感じていたのは誰でしょう?
【第二問】では掃除をしたのは誰でしょう?
答えは全員です。
全員が嫌だと思いながらも、結局掃除を行いました。
【第三問】では怒られたのは誰でしょう?
答えはBとC.
【第四問】では叩かれたのは誰でしょう?
答えはC。
同じ事を命じられて、同じ事をしたのに、一人は褒められ二人は怒られました。
同じ事をしてるのに、怒られるのって馬鹿らしいと思わないか?
結局やる事になるのなら、自分からやってしまった方が得だと思わないか?
これには塾生達は一応納得。
果たしてどこまで心に響いたのかは不明。
続いて、自由に関して質問をしてみました。
みんな、自由って何だと思う?
勢いよく手を挙げる塾生達。
何をしても良い事です。
何しても怒られません。
好きな事ができます。
ほんとに?
確かにそう言う一面はあるけど、自由って実はもうひとつ大切な事があるんだよ。
それが何だか解りますか?
途端に押し黙る塾生達。
では、次の自由から嬉しいと思う物は手を挙げてごらん。
1 遠足に行って、これから自由行動と言われた時。
これには全員が手を挙げました。
自由って素晴らしい♪
では次は?
2 授業中に怒られて、もう授業に出なくて良いから自由にしろと言われた時。
ここでも手を挙げるツワモノが2~3名。
君達は2秒後の事も想像できないのね・・・
そして究極の自由。
3 アフリカのど真ん中をバスで移動中に、ここからは自由行動ですと言われた時。
さすがに押し黙る塾生達。
そうです。
自由とは何をしても良い反面、全ての責任は自分にあると言う事なんです。
ではアフリカのど真ん中で自由行動をするには何が必要?と聞くと。
ライフル銃です。
水筒が欲しい。
双眼鏡も。
テントも。
懐中電灯。
出るわ出るわ、あれも欲しいこれも欲しいと騒ぐ塾生達。
解りましたか?
自由になって自分で責任をとる為には、それなりの準備が必要なんです。
今、君達はその準備をしている所だと言う事を認識しなさい。
そして6年生達には、最初の自由が3年後に訪れます。
それは受験と言う人生の岐路。
もう少し準備をするべく高校に進学するも自由、もう準備は面倒だと社会に出るのも自由。
そして準備は、自ら率先して動かないと自分の物にならない。
こうして僅かな時間でしたが、塾生達と道徳の時間を過ごしました。
どうでしょう?
塾生達は家庭の中で、少しは変化が見られるでしょうか?
本日の練習は、練習開始前に小一時間ほど道徳の時間を設けます。
とても大切な時間になるので、塾生達は全員参加するように。
聞いてみたいと思われるお母さん達も、時間の許す限り一緒に参加して下さい。
授業カリキュラム
1 評価の分かれ目
同じ事をやっても褒められる奴と、怒られる奴がいます。
それって何が違うの?
2 自由って何だ
誰しも自由時間と言われたら嬉しいもの。
でも、自由ってそんなに楽しい事なの?
上記2つの考え方は、塾生達の将来に於いて大きく影響するものです。
塾生達は真剣に集中して話しを聞くように。
この日、前回に引き続き連携プレーの練習が行われました。
前回から1カ月も時間が空いたけど、果たして身体が覚えているでしょうか?
特に5年生達の動きが注目されます。
セカンドの守備位置からファーストへスローイングするユウタ。
平成塾のシジミ蝶は、だんだんモンシロ蝶くらいの動きになって来ました♪
注目の5年生。
今年の頭から徹底的に鍛えて来た成果が、少しずつ表れて来ましたよ。
捕ってから投げるまでも、少しだけ速くなりました。
やっと野球らしい動きが出来るようになって来ましたね。
こちらはまだ4年生。
ボールを追いかけて、あっちへパタパタ、こっちへパタパタ。
ちょくちょくポロッ。
刺せたろ。 うん、刺したな。
なんか野球選手っぽいですね。
今までは野球さえやらなければ上手そうに見えたのに、ここへ来て野球をやっても見ていられるようになりました。
え~い♪
平成塾のパタフライ(Butterflyでは無くてPutterflyと言う造語です)からの全力送球。
こちらは躍動する6年生。
捕球の際に、ようやく身体から行けるようになりました。
うりゃっ! キズナのジャンピング逆シングルハンドキャッチ。
つい先日までは考えられなかったプレーですね。
と、5年生の成長に見取れていたら・・・
痛いよう・・・
おお、可哀ちょーに、可哀ちょーに。
あっという間に1m横を抜かれるケイくん。
相変わらず服部コーチは、家庭でストレスを溜めているのか?
と、届かないっ!
服部コーチ、当たる相手を間違えてませんか?
こちらもジャンピング逆シングルハンドキャッチを見せるライダー。
5年生達が急激に成長を始めましたね。
でも、あまり捕ると服部コーチのストレス解消にならなくなるよ。
プレーが見違えるようになったコーメイ。
自然とスローイングも良くなって来ました。
うりゃっ!
少しずつ、ほんの少しずつ、キズナのプレーにも自信が出て来ましたね。
え~い。
5年生達と同じボールを投げられるようになるまで、もう少し。
今年で丸15年を迎える平成塾。
今まで積み重ねて来た歴史の中で、今日は前代未聞の出来事がありました。
それは主将の退塾。
過去にも、今までにも考えた事も無い出来事です。
とは言っても、驚いてばかりもいられません。
急遽、副将のケイくんが主将に昇格、そしてユーダイが副将に抜擢されました。
へい、何か御用でしょうか?
え?
あっしが?
しゅ、主将ですか?
副将に抜擢されたユーダイ。
副将の大きさが倍になりました。
とは言え、真剣に考える新主将。
こりゃまた大変な時期に大変な役職を・・・
そして、この日から練習も冬モード。
アップ終了後には、まず50mの計測から始まりました。
まずは2年生から。
この1カ月、まともな練習をしてなかったから、少し身体がなまってるかな?
競り合うチビダイとユウタ。
仲も良い二人ですが、ライバルでもあります。
二人の表情から真剣さが伝わって来ますね。
ガチで勝負のコーメイとコリュウセイ。
諦めた方が負けます。
一気に差を広げるライダーと、必死で追いかけるカズホ。
まあ、カズホは少し運動不足かな?
意外と良い勝負なのがサラとキズナ。
サラがフォームを崩している分だけ、キズナに付けいる隙が生まれてますね。
そして圧巻だったのがユーダイ。
全塾生の中で、一人だけ7秒台を叩きだしました。
置いて行かれるケイくん。
ユーダイはフォームを直せば中学で6秒台を狙えるんですけどね。
このままのフォームだと、中学に行ってから遅くなってしまうよ。
10月中は天候不良で、予定が壊滅的だった平成塾です。
11月に入り、ようやく晴れましたね。
11月は毎週末練習が予定されているので、このまま晴れてくれれば良いのですが。
5日に塾生達と会うのが今からとても楽しみです。
全員が毎日素振り300回を繰り返して2カ月。
相当バットスイングが速くなっている事と思います。
ところで、駆けっこ倶楽部は第一回が開催されてから、ずっと雨で順延でした。
今週末からまた始めたいのですが、生憎と3日(祭日)は塾長が仕事で東京におりません。
4日(土)の朝方に帰宅になるかも知れないので、開催するとしたら4日の午後4時。
それと翌5日の午後4時。
みんな参加できますか?
一応、スケジュール表に反映しておきますね。
さて、前回の駆けっこ倶楽部。
塾生達の50m走タイムを掲載します。
尚、発表するタイムは4回走った平均値になります。
水ようかん 8.19
ケイくん 8.53
ライダー 8.80
サラ 9.11
コーメイ 9.56
チビダイ 9.73
ユウタ 9.92
シュウヤ 10.80
この初回の計測タイムが基準になります。
これを来年の春までに1秒以上縮めますよ。
みんな当然の事ながら腿上げは毎日やってるね。
で、あれば、次回の計測でタイムが少しだけ縮んでいる筈。
こちらも楽しみですね。