まずは今年も、各家庭の宝物を無事に皆様の元に返せました事を御報告致します。
これで創立以来、一人の怪我人も一人の故障者も出さなかった記録を、また1年更新した事になります。
これは参加してくれている指導陣の塾生達に対するケア、更には塾生達の体調管理を行ってくれている各家庭の日頃の努力に寄るものだと思います。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
対して、危うく故障の危機に面した塾生もおりました。
夏から秋にかけて、キャプテンのユウタが肘の痛みを訴え、約2週間のノースローを命じています。
短期間とは言え、公式にノースローを命じた塾生は平成塾の歴史でも2人目です。
1人目は第1期塾生のポロ和。
彼の場合は小学生の内から中学生のクラブチームの練習に参加した為で、ボールの重さや投げる距離の変化に肘が付いて行けなかったのが原因でした。
そして今年のユウタは、スナップスローを繰り返した事による肘の炎症。
あのまま放置していたら、恐らく事態はもっと深刻な局面を迎えていた事だろうと思います。
幸いにして2人とも大事には至らず、今後も自由に野球を楽しめるまでに回復する事ができました。
早期の発見、素早い対処に効果があったようです。
例年、この時期は1年間の活動を振り返り反省しきりなのですが、このような事が起こると気持ちも一層引き締まる思いです。
いつも子供達にはギリギリの所まで頑張らせているのですが、本当に無理はさせていないだろうか。
誰か心に傷を負わせたりしていないだろうか。
色んな事を教えると言いながら、指導者のエゴになっていないだろうか。
子供が平成塾に参加する事で各家庭に負担を強いていないだろうか。
子供達は本当に楽しんでくれているのだろうか。
毎年、この時期は深く考えさせられますが、1度たりとも満足な結論を得た年はございません。
勿論、今年も自分の未熟さに気付かされる年でありました。
そんな葛藤を繰り返しながらも、今年も多くの新しい塾生達を迎える事ができました。
特に低学年は、今年だけで10人近い塾生が新たに参加し、指導陣は嬉しい悲鳴を上げております。
また、栃木県は那須塩原市から通って来る塾生も現れました。
昨年までは千葉県八千代市から通って来ていた塾生もいたのですが、那須塩原市からは片道2時間半もかかります。
そうまでして通って来て頂けるほど、平成塾には多くの方々が期待をする所があるのだと思います。
そんな皆様の期待に応えるべく、また塾生達の瞳の輝きを消さない為にも、今年1年間を大いに反省し来年の活動に活かす所存です。
2010年締めくくりの御挨拶として。
本年も皆々様には本当にお世話になりました。
新年もどうぞ宜しくお願い致します。
2011年が塾生及び塾生達の御家族、更には関係する全ての皆様にとりまして素晴らしい年になりますよう。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。
不肖平成塾長 2010年末