JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
10年以上前に御紹介した券も再度御紹介しようかと思います。
古紙蒐集雑記帖
日本一短い鉄道
新年あけましておめでとうごさいます。
本年も昨年同様、御贔屓のほど、
よろしくお願い申し上げます。
昨年は、サラリーマンという時間の取れない悪条件の下ではありましたが、不定期ながらなんとか1年間更新を続けることができました。そして何とか110,441アクセスまで漕ぎ着けることができました。これはひとえに皆様の暖かい御支援の賜物であります。ありがとうございました。本年も変わらぬ御支援のほど、よろしくお願いいたします。
さて、本年最初は2008年の干支に因んだ「ねずみ」関連にしようかと思ったのですが、結局のところ、全く関係の無い記事にしました
今年1回目は、年末の忙しい最中、永年の懸案でありました、全長わずか2.2kmの「日本一短い鉄道」である芝山鉄道を訪れました。
芝山鉄道は首都圏からさほど遠い場所ではありませんが、列車本数が少ないために訪問するだけで半日まるまるかかってしまうことと、乗車券蒐集家があまり歓迎されないとか(?)ってウワサを耳にし、足が遠のいていたため、訪れる機会がなかなかありませんでした。
これは、芝山千代田駅発行の券売機券です。
芝山鉄道は芝山千代田駅の他に京成線との接続駅である東成田駅しかないため、自線完結の乗車券は190円区間だけです。
そこで、恐る恐る駅員氏に補充券の発行の有無をお尋ねしました。
この駅は他のきっぷ系のブログでいろいろなウワサを聞いておりますが、そんな気配は無く、「ありますよ。4種類。」という感じで、快く発券を受けてくださいました。しかも「あまり慣れないもので、4種類書くと時間がかかるから、少しお待ちください。」と言い残して事務所の奥の方で作成してくださいました。
まずは補片です。
京成電鉄との関係が深いからなのか、大人用と小児用が別々に設備されていました。また、なんとなく京成のものと似ています。
ただ、裏面は無地で、注意書きの類のものは一切ありません。
(大人用補往) (小児用補往)
次に補往です。こちらも大人用と小児用があり、やはり京成のものと似ています。
こちらも、やはり裏面の注意書きはなく、無地でした。
今回使用された東成田駅のハンコは四角で囲まれた様式で駅名小印みたいで特徴的です。奥のほうで発券されていたので印箱の中身は確認しておりませんが、もしかすると囲みの無いものもあるのかもしれません。
また、発券するときに駅員氏が言われていましたが、自社線内じゃないと発券できないそうです。もしかすると、京成線に跨る際は、京成電鉄との取り決めで「それなりの理由」が必要なのかもしれません。
どの鉄道・駅でもそうですが、補充券の発行の可否はその駅員氏の判断に拠ることが多く、もしかすると上司に叱られるのを覚悟で発券して下さっているかもしれません。しかも、通常発券しないものを発券するのですから、発券のみならず、事務の後処理も手間がかかります。
私も補充券を発券していただく際には心がけておりますが、発券を断られた時は無理に食い下がったりして、駅員氏の仕事の邪魔をすることだけは避けたいものです。また、発券してくださった時には、駅員氏に相当な手数が生じることを理解し、丁寧に頭を下げてお礼の言葉を言って立ち去るようにし、楽しい時間を過ごしたいものです。