宮島航路の自動車航送切符

JR西日本が運航するJR唯一の連絡船となってしまった宮島航路は、自動車航送のサービスを行っています。

 images (表)  images (裏)

これは平成元年当時の硬券の常備自動車航送切符(3m未満)です。
料金体系は車輌の長さによって異なり、「3m未満」の他、「3m~4m未満」、「4m~5m未満」、「5m以上」の4段階の設定があり、どれも運転者1名分の運賃が含まれています。自動車航送の場合、車輌の長さによって車輌を緊定(きんてい)するスペースに差があるため、このような料金体系になっています。従いまして、発売時にはBOOKINGの関係上、原則車検証を提示のうえでの発売となります。

平成元年当時は中心に破線の入ったD型硬券でしたが、硬券が廃止された現在では常備軟券での発売となるようです。
左側の券が乗車券に相当する部分で、右側の券が車輌引渡しのための券である「着駅券」となっています。着駅券は、フェリー会社によっては「上陸券」とも呼ばれているようです。

かつて、青函航路でも自動車航送をしていましたが、函館駅で軟券式の自動車航送切符を確認していますが、硬券式の存在は確認しておりません。

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