戸倉駅発行 着駅8駅の乗車券

昭和60年2月に戸倉駅で発行された、1380円区間の両矢印式乗車券です。



   

戸倉駅は現在しなの鉄道の駅となっておりますが、当時は国鉄信越本線の駅であり、特急あさま号や白山号の停車する駅でした。



赤地紋B型の近距離硬券様式で、同駅は長野鉄道管理局管内の駅でしたので元来新潟印刷場調製の券が設備されていましたが、新潟印刷場の硬券印刷廃止に伴い、昭和末期より民間印刷の外注券となっています。



着駅を見ますと、左上から中央西線奈良井、飯田線伊那新町駅、中央東線上諏訪駅、信越本線黒井駅、小海線野辺山駅、大糸線信濃常盤駅、飯山線越後鹿渡駅、信越本線・上越線・高崎線高崎駅と、実に8つの着駅が並ぶ壮観な券です。



当時の国鉄の規則によって例外は許されなかったのでしょうか、なんとなくA型券にしてあげたくなるような窮屈さです。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )