ドリーム交通ドリームランド線 乗車券

ドリーム交通ドリームランド線は昭和41年5月2日に開業したモノレール線で、横浜ドリームランドへの行楽客輸送を目的として大船駅~ドリームランド駅間が開通しましたが、翌42年9月23日、車両重量の超過による施設の老朽化が原因して運行休止となりました。



しかし、二度と運転が再開されぬまま、平成14年2月にドリームランドが閉園となると、翌15年9月、正式に廃止となってしまっています。



たった1年6ヶ月しか運転されなかった、ドリーム交通の硬券片道乗車券です。



   



開業10日目の昭和41年5月11日に大船駅で発行された、B型自社地紋のドリームランド駅ゆきの片道乗車券です。



170円という運賃は、国鉄の初乗り運賃が20円であった時代からするとかなり高価な設定ですが、モノレールという当時としては東京モノレールに次ぐ新しい交通手段として、コストがそれなりにかかった結果であったのかもしれません。



   



裏面です。


ドリーム交通という社名が印刷されています。



真ん中にある①というのは循環番号であると思われますが、もし、1037という券番は、循環番号が0番からなのでしたら平均して1日あたり大人1,100名程度の輸送量があったものと思われますが、もし1番からのスタートなのであれば、開業10日目として考えれば、さほどの輸送量はなかったと思われます。



   



こちらは、ちょうど1年後に運行休止に追い込まれる、昭和41年9月23日にドリームランド駅で発行された、大船駅ゆきの片道乗車券です。



大船駅のものと同じ様式の券で、B型自社地紋の一般式券です。




この他に小児用の券があったものと思われますが、あいにくコレクションの中にはありません。


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