○ム 吉里吉里駅発行 入場券

昭和57年4月に発行された、山田線吉里吉里駅発行の硬券入場券です。



   



吉里吉里駅は昭和57年11月に簡易委託化されておりますが、昭和56年に井上ひさし氏の小説「吉里吉里人」がベストセラーとなると観光ブームとなり、簡易委託化後であっても硬券の入場券が発売されておりました。



通常、簡易委託化されますと入場券の設備はされないものですが、国鉄末期の入場券ブームの最中、増収目的で設備されたものと思われます。



発行箇所名は管理駅である大槌駅となっておりますが、駅名の先頭に「○ム」の符号が印刷されているのが特徴です。



簡易委託化後も入場券を発売していた同駅ですが、JR民営化された後、平成に入ってから無人化されてしまい、その後、管理駅であった大槌駅も業務委託駅となってしまい、現在は釜石駅の管理下となっているようです。


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