新城駅の「(飯)」符号

昭和62年6月に、飯田線新城駅で発行された、名古屋鉄道新名古屋駅ゆきの連絡乗車券です。



   



飯田線と名古屋鉄道(名鉄)本線は豊橋駅で接続していますが、豊橋駅~平井信号場間は共用区間となっており、実際にはこの区間は複乗していることになりますが、名鉄電車が停車しないことと国鉄と名鉄で事業者が異なるため、複乗の扱いとはなりません。



本題に入りますが、新城駅の頭に飯田線であることを示す「(飯)」の符号がついています。



   



これは以前、大隅線に新城(しんじょう)駅があったために付けられているものと思われますが、大隅線は昭和62年3月に廃線となっていますので、この券が設備された頃は必要であったと思われますが、発行された6月には意味のないものとなってしまっています。



面白いことに、この券の発行箇所の表記ですが、通常であればやはり「(飯)新城駅」となるのでしょうが、なぜか違っています。



   



わざわざ特活のような細い活字で「(飯田)」となっています。


なぜ、発駅と発行箇所にそれぞれ付く符号に違いがあるのか不明ですが、逆にその理由を知りたくなります。



余談ですが、奥羽本線の津軽新城駅も元は新城駅であったそうですが、大正4年に他にも新城駅という駅があることから津軽新城駅となったそうです。

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