上りムーンライトながら 車内発行座席指定券

名古屋運輸区乗務員発行の、車発機による座席指定券です。
9390Mという列車名から、上りムーンライトながら号車内で発行されたことがわかります。


   


上りムーンライトながら号は全席指定席の快速列車ですが、同区間の最終列車となるダイヤ設定からか、乗車券のみで乗車する旅客がおり、そのような場合には座席指定料金を車内で精算することとなります。これは、そのような時に発行された、座席指定券です。

乗車区間が印字されていますが、座席の指定はされていません。また、指定席券を持つ旅客が来たときには席を譲る旨の注意書きもありません。


通常、前もって駅で購入する券は「指定席券」と表記され、文字通り座るべき座席が指定されています。しかし、この券の場合は座席の指定がなされておらず、表記も「座席指定券」となっています。

双方とも座席指定料金を徴収する券であるに変わりないのですが、前者は予め座席を指定する性格があり、後者は車内で空席を割り当てて座席を指定する性格があるように思われます。


はっきりとした定義はわかりませんが、敢えてそのように区別されているのでしょうか?

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