伊豆箱根鉄道 駿豆線用車内補充券(JR連絡用)

伊豆箱根鉄道駿豆線には、前回エントリさせていただきました社内切符の他、JR連絡用の券もあります。かつては普通列車内でも車掌さんが社内切符と双方を持って車内精算をしていましたが、ワンマン化されてしまった現在でも、社内切符同様、踊り子号の車掌さんが携帯していますので、踊り子号車内で購入することが可能です。



   



三島駅を起点として、東京方面は東京山手線内および伊東線と横須賀線、大宮・我孫子・千葉まで、静岡方面は東海道線大阪市内までと御殿場線および身延線主要駅が記載されています。
その他、記載のない駅までの乗車券として発行する場合には、記事欄へ「〇〇まで」と記載することで対応するものと思われます。



伊豆箱根鉄道は現在でも比較的広範囲に連絡運輸をおこなっていますが、現在でももっと広範囲にJR6社と連絡運輸を行っている伊豆急行の車内補充券に比べると記載されている駅名は雑駁で、本当に需要のある駅だけに絞られています。(現在は設備廃止されています。)



この券の特徴として、踊り子号車内で発売することを考慮してなのか、自由席特急券を所持しない旅客に対して自由席特急券を発売することができるよう、B特急券の欄も作られています。


また、連絡運輸の範囲であれば必要となる、三島駅から東海道新幹線経由の乗車券も発売できるように「〇幹経由」の欄も設けられています。しかし、新幹線自由席特急券の委託発売契約は平成初期に終了しているため、発売不可の新幹線自由席特急券の欄は記載されていません。



   



裏面です。


ご案内文が印刷されています。これは汎用のものではなく、連絡運輸対象区間に的を絞った内容となっており、同社オリジナルの文面であると思われます。

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