船橋法典駅発行 臨発用硬券乗車券

見本券ですが、船橋法典駅での臨発用硬券乗車券です。



   



東京印刷場調製の国鉄地紋桃色B型券で、大人・小児用の金額式券となっています。



同駅は直営駅ですので、発行箇所名のヘッドに「〇委」等の記号表示がありませんが、「円区間」の右上に「〇ム」の表示があります。


「〇ム」表示は本来は無人駅という意味から出てきたから「無人駅のム」ということを聞きますが、実際には乗越精算を行う際に打ち切り計算ではなく、差額精算をする関係上で使われているようです。臨発窓口ですから発売口座数に制約があるため、付けられていたかもしれません。
違っているかも知れませんが、武蔵野線の一部の駅では、〇ム表示の券を発売していた駅があったような記憶もあります。


尤も、原券100km以下ですので乗越精算をしても差額精算となるわけですが、各種割引乗車券への乗車変更など、取扱い方法が違う場合があるためのものでしょう。



   



中距離用には地図式券も存在しておりました。


こちらにも〇ム表示があり、地図式券の中でも特異な存在です。〇ム表示の地図式券の例は他にもありましたが、あまり多くなかったような気がしますし、直営駅のものとなるとかなり少数派と思われます。

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