茨城交通 殿山から東京山手線内ゆき乗車券

平成20年1月に茨城交通湊線(現・ひたちなか海浜鉄道)殿山駅で発行された、東京山手線内ゆきの片道乗車券です。


   


青色茨城交通自社地紋のA型券で、千切り式券となっています。


当時、殿山駅は駅周辺に高校があることから駅員配置駅となっており、このような乗車券を発売しておりました。券売機もありましたが、きっぷを蒐集している旨を伝え、常備軟券にて発売いただきました。


乗車経路は勝田にてJR常磐線に乗換えて一路東京まで向かうルートですが、この券が設備された当時は東京から101km以上の区間で、かつ東京近郊区間のエリア外となることから2日間有効で途中下車が出来ましたが、現在は101km以上であっても東京近郊区間内となってしまっているため、途中下車は出来ず、当日限りとなります。


平成20年となりますと、勝田はすでに東京近郊区間内に含まれていましたから、本来この券が発券された時には「発売当日限り有効 下車前途無効」となっていなければならず、修正を失念してそのままとなってしまったものと思われます。尤も、あと2か月少々で新会社に引き継がれる時期となっており、この時期にわざわざ常備券の内容をチェックするようなことも行われなかったのでしょう。

実際、この券を所持した旅客が東京山手線内より手前の駅で途中下車をしようとしたら、現場的には乗車券に記載されている通りに途中下車を認めたのでしょうか?

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