塩原温泉駅から東京山手線内ゆき 鉄道連絡片道乗車券

昭和52年3月に国鉄バス塩原線の塩原温泉駅で発行された、東京山手線内ゆきの鉄道連絡の片道乗車券です。


   


青色こくてつ地紋のA型一般式券で、東京印刷場で調製されたものです。

乗車経路は塩原温泉駅から国鉄バス塩原線で西那須野駅まで行き、ここから東北本線に乗換えて東京山手線内まで向かうようになっています。


当時、西那須野から東京山手線内までは163.8kmで有効期間が2日ですが、自動車線から(へ)の連絡乗車券については、自動車線の乗車券分の有効期間の1日分が加算されておりましたので3日間有効となっています。


   


裏面です。

自動車線内は途中下車が出来ないようになっていますが、観光需要のある、途中の福渡温泉・大網温泉・千本松の各停留所では途中下車が認められていたことが分かります。


塩原温泉駅は国鉄バス(現・ジェイアールバス関東)の駅で、自動車線の駅としては比較的規模の大きく、みどりの窓口や売店のある駅でしたが、JR化後に塩原温泉周辺のバス路線が相次いで廃止されると自動車駅としての規模がだんだん縮小され、平成18年5月には窓口が閉鎖され、自動車駅としての格付けは残されているようですが、塩原温泉バスターミナルという名称になっているようです。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )