JR東日本 普通列車グリーン券

平成23年9月に横浜駅で発行された、東京から熱海までの普通列車グリーン券です。


   


青色JRE地紋の感熱マルス券です。


券そのものには特に珍しいこともありません。
ただ、この券は東京駅発7:24発の521M列車伊東ゆきに乗車した際に使用したもので、当時は特急型の185系電車を使用した普通列車だったことが今となっては過去の出来事になってしまったということです。
特急型車両を使用していましたので、乗車券のみで特急型車両に乗車できることや、グリーン車については、普通列車グリーン券を購入すれば特急のグリーン車に乗車できるという、大変買い得感のある列車でした。
この列車は上り特急列車として折り返しますので、上りの185系普通列車は存在しませんでした。


通常、東海道線を始め、首都圏を走る中距離列車に連結されているグリーン車にはNRE(日本レストランエンタープライズ)から派遣されたグリーンアテンダントが乗務して旅客案内やクリーン券の検札、車内販売を行っていますが、この521Mに限っては特急型車両を使用している関係でSuicaグリーン券に対応していないため、グリーンアテンダントではなく、昔ながらのJR車掌が乗務していました。そのため、検札スタンパーは担当車掌区である東京車掌区のものとなっています。

恐らく首都圏の東海道線普通列車グリーンでは、この列車がグリーン車に車掌の乗務する最後の定期列車であり、この列車がE231系に置き換えられた現在、東海道線普通列車グリーン券にJR車掌の検札スタンパーが捺される機会は殆どないものと思われます。

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