名古屋鉄道 新日鉄前駅発行 入場券

昭和60年4月に名古屋鉄道常滑線にある新日鉄前駅で発行された、硬券の普通入場券です。


   


白色無地紋のB型大人・小児用券で、愛知印刷で調製されたものと思われます。


新日鉄前駅は平成14年に無人化された太田川駅管理の駅員未配置駅で、愛知電気鉄道時代の明治45年に加家駅として開業していますが、戦時中の昭和19年に営業が休止されてしまっています。

その後、駅近くに昭和30年代になって東海製鉄の名古屋製鉄所が操業し始めると駅を復活させることになり、昭和39年に東海製鉄前駅として営業が再開されました。
昭和42年になると、東海製鉄が富士製鉄に吸収合併されて富士製鉄となるに伴って富士製鉄前に改称され、昭和45年に富士製鉄が八幡製鉄と合併して新日本製鉄になると、再び新日鉄前駅に改称されています。

平成24年、新日本製鉄は住友金属工業と合併して新日鉄住金となりましたが、この時は駅名は改称されることなく、現在も新日鉄前駅として営業しています。

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