新十津川駅発行 篠路ゆき片道乗車券

昭和58年5月に札沼線新十津川駅で発行された、篠路ゆきの片道乗車券です。


   


青色こくてつ地紋のD型大人・小児用準常備片道券で、札幌印刷場で調製されたものです。

札幌印刷場の準常備券は、近距離用でも青色地紋が使用されており、また「有効当日は下車前途無効」の文言が発駅の下に記載されていたのが特徴です。御紹介の券はすべての区間が有効当日の着駅となっていますが、口座によっては有効日は複数日の区間が同居しているものもあり、この文言はそのような券の場合に特に威力を発揮します。


同駅は現在は1日に1本しか列車が来ない無人の終着駅として有名ですが、当時はまだ入場券や乗車券を発売する有人駅となっていました。しかし、あまり乗降人数が多くない駅でしたので、準常備券である程度の着駅がまとめられており、硬券の口座はあまり多くはなかったように思います。

同駅は、昭和60年代の始めころに無人化されてしまったと記憶しています。

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