趣味で蒐集した「きっぷ」を見て考えたこと、とか…
JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
古紙蒐集雑記帖
鹿島臨海鉄道 JR水戸駅発行マルス券
本年1月にJR水戸駅のみどりの窓口で発行された、マルス端末で発行された、鹿島臨海鉄道大洗駅ゆき片道乗車券です。
青色JRE地紋のマルス券で、乗車区が水戸駅から大洗駅までの社線完結の120ミリ券での発行となっています。
水戸駅はJR東日本が管理している駅ですが、もともと日本鉄道建設公団が建設した第3セクターという路線の性格からかJR水戸駅の8番線ホームから出発しており、駅業務はJRが委託を受けている関係から、マルス端末で社線完結の乗車券を発券することができるようになっています。
みどりの窓口で大洗までの乗車券を求めると、すぐ隣に設備されている券売機を案内することも無く即座に発券されましたので、鹿島臨海鉄道完結の乗車券を発券することは特段珍しいことでもない感じでした。
経由欄は「---」のみの表示となっており、鹿島臨海鉄道経由等の表記はありません。
水戸から我孫子・成田・佐原・鹿島神宮・鹿島サッカースタジアム経由で行くことも可能ではありますが、JRと鹿島臨海鉄道間の連絡運輸における鹿島サッカースタジアム駅接続の乗車券は、発駅が東京都区内・総武本線(市川-佐倉間、銚子)・成田線・鹿島線各駅に限られるため、経由表記がなされていなくても問題が無いものと思われます。
水戸駅の端にある8番線ホームから、このようなガールズ&パンツァーのラッピングが施された赤い気動車を見かけられた方も多いと思います。
同社ではアニメ「ガールズ&パンツァー(ガルパン)」の舞台(聖地)が大洗であることから、コラボレーションラッピング仕様の列車を運転しており、ホームページ上でその列車の運転時刻も公表しています。
日本レストランエンタプライズ フレッシュひたち号車内販売発行領収証
日本レストランエンタプライズ(NRE・旧日本食堂)の車内販売で発行された領収証です。
淡い黄色のノンカーボン式手書用領収証です。
通常であれば端末からレシートが発行されますが、記念に手書きの領収証を発行していただきました。
販売員の方にお聞きしますと手書きの領収証は普段車内ワゴン販売の時には携帯されていないようで、戻ってくる時にわざわざ控室から持ってきて発行いただきました。お手数おかけしてしまい、申し訳ありませんでした。
発行箇所は「日本レストランエンタプライズいわき営業所」で、住所を見るといわき駅ビル内にあるようです。
日本レストランエンタプライズの上に「フレッシュひたち48号」と記載されており、必ずこのように発行した列車名を記載するようです。
現在、常磐線特急には「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」の2種類の特急が運転されていますが、今月14日のダイヤ改正によって両列車は廃止され、それに代わって「ひたち」と「ときわ」の新しい特急列車が走りますが、「ときわ」号での車内販売は行われないとのことです。
ひたちなか海浜鉄道 那珂湊管理駅発行 那珂湊から高田の鉄橋ゆき乗車券
平成27年1月にひたちなか海浜鉄道那珂湊管理駅で発行されました、高田の鉄橋ゆきの乗車券です。
水色BJRてつどうじどうしゃ地紋の駅名式補充券で、日本交通印刷で調整されたものと思われます。
同駅には硬券の入場券と乗車券が設備されており、乗車券に至っては自社線内の各駅ゆきの片道乗車券および往復乗車券が設備されているようですが、中根駅と同運賃帯の新駅である高田の鉄橋駅までの常備券だけは設備されていないということで、補充券で発売戴いた次第です。
この様式は同社が設備した駅名式補充券ですが、発行戴いた那珂湊駅の出札氏によりますと、まだ在庫が残っているために、高田の鉄橋駅が印刷されている新券は登場していないとのことでした。
そのため、記事欄にゴム印を捺印して乗車区間を表示しています。「阿字ヶ浦」の次の空欄に「高田の鉄橋」と記入するものだと思っていましたので、この体裁は意外でした。
将来的に新券が登場した際には良い記念になりそうです。
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