裏庭に発砲スチロールの箱を置き、
増えすぎた水草などを入れておいたが、
ここ2,3日は水の減りが早く、とうとう今朝は
ほぼ水が枯れていた。
小エビやメダカが少なからずいたのを救い、
水草を他の容器に移してから
箱を裏返すと、
発砲スチロールながら、虫に食い掘られたような小穴が
たくさん開いていた。それがついに貫通して決壊したのだろう。
底に穴とは、まるで原発とリンクしているようだ。
虫が発砲スチロールを食すとは思えないが、
巣穴のように掘り進んだのかもしれない。
猜疑心の深い人間なら、近所の住民の嫌がらせと思ったかもしれないが
問題の原因というのは、対立する敵ではなく、想定外にある。
たかをくくっていたわけでなくても、まさかということがあるから、
はじめから、安定という視点を持つべきでしょう。
安定という意味では、猫が引っ掻いてもポロポロ落ちてまう
発砲スチロールを使うというのは、やはり一時しのぎであるから
陶器のカメや睡蓮鉢のほうがよい。
発砲スチロールを使うにしても、
置く場所が土まるだしではなく、
小石のようなものを敷き詰めた上に
角材などですのこ状にして
水はけや通氣をよくしておき、
さらに箱の周りは厚手のビニルなどで覆ってから
しっかりとロープで巻いておくとよい。
やはり日本では風通しが命だな。
庭の田んぼも発砲スチロールを埋めているが、
確かに水の抜けが早い箱がちらほらあり、
実際、毎年新しい箱をスーパーなどからもらっている。
来年の田植えからは、発砲スチロールは卒業して
プラ舟など、もっとがっちりした容器に進化させたい。
話が少し変わるようだが、
おそらく戦争というものも、スケールの大小を問わず、
何かトラブルがあったときに、裏庭のさらに裏側の石の裏から
誰にも知られずに発されている毒素のごとき全く目立たないものに
氣付くことなく、
その原因を、かねてより憎んでいた対象のせいだと思い込んで
疑心暗鬼を濃くしていき、ちょっとしたきっかけから、
むしろ戦争をしたい人間たち(それが利益につながる業界など)が
タイミングを計ってけしかけることで起こされるのかもしれない。
要するに、内政問題の憂さ晴らし的に、弱い(見下している)相手に八つ当たりして
追いつめて戦争状態に発展させることになりますが、
そういうことは、国同士のみならで、友達や家族の間でも起こり得ること。
既に嫌なことが2つ重なって内心イライラしている人間に、
何か些細なことであれストレスを与えたら、
その最後に事を起こした人が全ての厄の元のように攻撃されてしまう。
だから、怒るという感情は自然なもので抑える必要はないとしても、
反射的に怒るのではなく、ひと呼吸、ふた呼吸おいて、
それでも、相手のためにもここはひとこと伝えておかなければ
全体的な損失になるという場合に、冷静に怒るという姿勢が大切で、
そうでなければ、怒りの原因は、最後の一滴でコップからあふれさせた
事案ではなく、既に、むしろ日常の自分の習慣化されている
心や行動の嘘によるストレスの蓄積が、コップの大部分でしょう。
そして、とても問題なのは、自分が知らずと潜在的に
見下したりしている、弱い(弱く見なしている)相手に
怒りや憎しみを当てがちなので、正義心での怒りに見えても
実際はただの弱い者いじめにすぎないことが怒りの表出の99%でないかと。
溜まりに溜まったストレスを、自分より弱い者に対して
さも正当な言い分をつけて攻撃しているのを
本人のために叱っている、しつけている氣になっている人間が
非常に多いのではないか。
その怒りはもちろん相手のためにもならず、相手に新たなストレスを
加えるだけで、負の連鎖を生みかねない。
たいてい、自らを抑圧しているものがあるとすれば、
それは自分よりも立場が上という意味での強い人間によるものだ。
そこに、死を恐れぬ勇氣で歯向かおうとするならよいけれど、
近代における支配側というのは悪賢さに長けているのが
支配側たるゆえんだから、
上に対して抗議の行動を起こしても、噛ませ犬のような役割の人間や
対応があてがわれ、ガス抜きで終わらせられる可能性がある。
まず、自分の日常における心身を安定化させておくこと。
重心の低い土台から発せられる感情や行動には、
自我を超えた大地、大自然の法則にのっとっているという
揺るぎない理がある。
すぐに結果や賛同が得られずとも、そのように、自分を媒介した
大宇宙のぶれない真実を愚直に歩んでいたならば、
必要なタイミングで、ことはなるように、よきに運ばれるでしょう。
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