京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

菊浜町周辺

2022-07-19 | まち歩き

京都が誇る大企業と言えば、世界でも有数のゲームメーカー任天堂をして他には挙がらないでしょう。

現在は上鳥羽に巨大な本社ビルを構える同社ですが、かつての本社々屋が鴨川の西、五条から南に下り高瀬川近くにあります。

現在は宿泊施設に改装されて営業されています。

かつての屋号マルフクの文字と創業家の山内氏の名前がうかがえます。元々花札やサイコロを販売していた任天堂は、その後玩具からコンピューターゲームへ進出し、業界トップランナーへとかけ上ります。周辺は、ありし日は遊郭の立ち並ぶエリアで、今もレトロな建築物が軒を連ねます。

リノベーションされて喫茶店などを営業されているところもありますが、老朽化の激しい建物も多く、一軒、また一軒と少しずつ姿を消しつつあります。いつか見られなくなる景色を今のうちに訪ねてみてはいかがでしょうか。

                                    烏龍茶


同志社大学創始者 新島襄旧邸

2021-04-05 | まち歩き

何気なく通り過ぎようとしたら入口に無料公開と書かれた看板を見つけ思わず中へ。



外から見るよりは広く、当時(明治時代)としてはかなりが西洋の生活様式を見る事が出来、目を楽しませてくれました。

 

 

応接間から見える桜は、大河ドラマ「八重の桜」の時に植えられたようで今では見事な花を咲かせていました。



新島先生と木戸孝允公には昔から親交があり、木戸孝允公が考える「人民のための政府」と新島先生の目指す「市民国家」とは限りなく近い相似性を秘めていて、お二人の考えは同じ方向性だったのですね。
お互いの家も近く、もし二人が同時期にこの場所で生きていたのならプライベートでも行き来していたのかもしれませんね。
私の勝手な想像です(笑)
木戸孝允公の屋敷跡に建つ当館から歩いて10分程、寺町丸太町を北に上がった所に新島旧邸はあります。
訪れたのは4月1日から5日までの無料公開に時でしたが、10月1日から5日までと、他にも数回あるようですのでホームページで確認してくださいとの事でした。

ゆっぴー


下鴨神社にて初詣

2021-01-23 | まち歩き

お正月から少し間が空いて、

人手もほとんど無くなりましたので、

今年は下鴨神社に参りました。

ソーシャルディスタンスを保ちつつ、ゆっくりと参詣。

接触を避けるために、おみくじの頒布所には

アクアビットスパイラルズ社のスマートプレートが

導入されていました。

一昨年日本でワールドカップが開催されました

ラグビーの日本代表選手も参られたという

「ラグビー神社」

下鴨神社の前、糺の森にて関西初のラグビーが

執り行われたことを記念して祀られています。

境内にはリーチマイケルキャプテンの名前もありました。

                                       烏龍茶


勘違いであらたな発見

2021-01-13 | まち歩き

京都タワーを目指して歩けば西本願寺に着くはず
いつもの様にテクテク散歩
京都タワーが近づくと大きな正門発見



門をくぐると今まで見た建物とスケールが違う
フレームに全体が足りない



とにかくどこもかしこもデカイ
大きな龍の手水舎、ちょうずやと読みます



一つ勉強になりました
又、私の好きな名所と京都タワーのコラボ
今回は慶長撞鐘といい感じで写してみました



あまりの大きさに無我夢中で写真を撮りまくっていた私が一息ついて近くの案内板を見ると「東本願寺」と書かれているではありませんか
西本願寺とばかり思い込んでいた私
京都に来て40年経つけど初めて訪れた東本願寺
勘違いとは言え来て良かった、こんな立派な建造物に出会えて

では改めて西本願寺へ、数分で着きます



こちらの正門も素晴らしい



西本願寺の手水舎は東本願寺と比べて少し小ぶり



これも2箇所訪れたからわかった事
次に目を引いたのが見事なイチョウの木



今は葉がついていませんが、この大きさで葉がつくと圧巻なんだろうな
その季節にもまた見に来たいですね
ぎんなんもいっぱいとれそう(笑)
よく修学旅行の生徒さんに西本願寺の行き方を聞かれるのですが是非東本願寺にも足を運んでくださいネ
スケールのでかさにびっくりですよ

近くの路地裏に色んな発見
本願寺伝道院や親鸞上人の像など





おしゃれな門松(?)もパシャ



京都の路地裏はおもしろ発見の宝です

ゆっぴー


京都市電が走っていた街~昭和52年と今の烏丸七条~

2020-11-27 | まち歩き

右の建物、京都近鉄百貨店の前身は「丸物百貨店」で、中林仁一郎氏によって創業され、当時は「京都物産館」という名前でした。
マークが○の中に「物」であったところから1931年に「丸物」と改称されました。
その後、1977年に京都近鉄百貨店に変更され、1998年に吸収合併されましたが、伊勢丹の開店等もあり経営状態が悪化し2007年に閉店、建物は解体、跡地にヨドバシカメラが2010年に開業しています。
左側の建物は京都タワービルで、地上9 階、地下3階でホテル、名店街、公衆浴場などが入居しています。
左奥に小さく1952年完成の3代目京都駅」が見えます。


1977年9月6日撮影

下の画像は43年後に同場所で撮影した画像です。
街路樹が道路中央に植えられました。
京都ヨドバシは、総合商業施設形店舗として2010年に開業しました。
館内は、地下1階から3階までヨドバシカメラ、6階レストラン街、4階、5階ファッションフロアー、地下2階専門店フロアーとなっています。

タワービル屋上の京都タワーは、高さ131m、工期1年10ヶ月、総工費38億6400万円、1964年12月に完成しました。
形はローソクだと勘違いされている方が多いようですが、海の無い京都を照らす「灯台」をイメージしたものです。
京都では“東寺の塔より高いものは建てない”ことが不文律となっていて、建設当時は歴史的景観との調和が議論されました。
現在は、京阪グループの京阪ホテルズ&リゾーツの経営となっています。
左奥は、1997年7月に完成した4代目京都駅です。


2020年11月22日撮影

敬老70きっぷ


梅雨の晴れ間に

2020-06-15 | まち歩き

先日に引き続き、市内にある近代の文化遺産を紹介しております。

今回は京都駅の近くを撮影してきました。

 

1927年(昭和2年)建築の旧内濱架線詰所、登録有形文化財となっております。京都市電の保守のための施設で、保線用車庫兼宿直の事務所として使われていました。

現在はブリキ製茶筒の老舗「開化堂」が『Kaikado Café』として、七条河原町バス停の目の前で喫茶店を営業されています。

〒600-8143

京都市下京区住吉町

 

 

続いては、1899年(明治32年)に被差別の住民により設立された柳原銀行。現在は資料館となっております。

こちらは市登録有形文化財に指定されています。

〒600-8206

京都市下京区下之町6-3

 

京都は段々と暑い日が増えてきました。体調にはお気をつけてお過ごしください。

                 烏龍茶


白亜の洋館

2020-06-02 | まち歩き

先日に引き続き、近代の建築物をご紹介。

今回は北白川から、研究施設に使われていた建物をお届けします。

1930年(昭和5年)竣工の旧東方文化学院京都研究所です。

スパニッシュ・ロマネスク様式で京大教授武田五一の弟子の東畑謙三が設計。近隣の住宅街は比較的京都大学に近いので、関係者の邸宅等、割りと広くて趣のある家が多いのですが、その中でもかなり目立ちます。

残念ながら内部は関係者以外立入禁止ですので、見学は出来ませんでした。

現在は京都大学の東アジア人文情報学研究センターとして使われており、国の登録有形文化財ともなっております。

 

〒606-8265

京都市左京区北白川東小倉町47

 

                   烏龍茶


煉瓦造りをめぐって

2020-05-30 | まち歩き

京都市内に沢山ある文化財ですが、特に中京区周辺の近代の建築物を廻って撮影してみました。

こちらの日本基督教団 京都御幸町教会は明治31年までその歴史を遡る由緒あるプロテスタントの教会です。会堂は建築家のウィリアム・M・ヴォーリズの設計により、1913年(大正2年)に建てられました。現役の教会ですので、一般の方でも礼拝することができます。

604-0933

京都市中京区御幸町通二条下る山本町434

 

1936年(昭和11年)にハーフティンバー様式で建てられたフランス瓦の洋館。ドイツのお城をモチーフに造られた革島医院です。こちらもすぐ隣の土地で今も外科として診察をされています。

〒604-8065

京都府京都市中京区麩屋町通六角下る坂井町468-1

 

京都府京都文化博物館の別館です。こちらの建物は1906年(明治39年)に竣工した辰野金吾の建築で、元々は日本銀行京都支店として使用されていました。新京極商店街から歩いてすぐなので、よく目につきますね。

〒604-8183

京都市中京区三条高倉

 

こちらも現役、中京郵便局。郵便制度発足に際して、東京・大阪と共に設けられた郵便役所に端を発する、由緒ある郵便局です。こちらの局舎は1902年(明治35年)に建設されたネオルネサンス様式のレンガ建築です。一度は取り壊しの危機に瀕しましたが、日本で初めて、外壁を残したままで内部のみを新築する建築手法がとられ、今日まで保存されています。

〒604-8799
京都府京都市中京区三条通東洞院東入る菱屋町30

 

今回は中京区界隈を紹介しましたが、市内には数多くの近代建築が今も残され、施設として利用されています。ただ残すだけでなくキチンと市民生活に根付いているのは感慨深いですね。

                        烏龍茶


暑くなってきました

2020-05-27 | まち歩き

緊急事態宣言も解除されたので、嵐山を散策。

写真ではわかりにくいですが、天気がよくてとても心地良い風が吹いています。

渡月橋を渡って向こう側へ

暑くなってきたので、売店で買ったかき氷をいただきます。

観光の方も随分戻ってこられました。

日常が日常であるということの素晴らしさが身に染みますね。

                     烏龍茶


お昼限定の親子丼

2020-05-21 | まち歩き
当館より徒歩15分程の場所に正午から午後2時までの限定ランチ。
親子丼です。

場所は東山区祇園四条縄手上ルにあるとり新さん。

限定ランチとあっていつもは待ち時間も多い中コロナの影響かすぐに来店できました。

この立地でなんと税込800円也

お味は写真を見てもらえれば...。


フロントよっしー