後の山が大文字山で、8月16日夜、京の風物詩の一つ、五山の送り火が点火されます。
起源は諸説ありますが、あの世へ帰っていくお精霊さんが道に迷わないように、山々に道しるべのように炎を燃え上がらせる、そのような意味も込められているのが送り火です。
橋の上は「大」の真正面の特等席になるため早くから人の渦となり、市電も人波をかき分けそろりそろりと走行しました。
昭和51年2月27日撮影
この付近には大きな建物は建築されていませんが、それでも遠くに小さく
見えていた京都大学の時計塔は見ることが出来なくなりました。
橋の向こう側に京阪電鉄鴨東線が平成元年10月に延伸開業し、停留所名も「出町柳駅前」になりました。
上の写真から43年後に撮影したのが次の写真です。
令和元年8月11日撮影
敬老70きっぷ