京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

京都市電が走っていた街~昭和51年と今の加茂大橋~

2019-08-12 | 京都案内

後の山が大文字山で、816日夜、京の風物詩の一つ、五山の送り火が点火されます。
起源は諸説ありますが、あの世へ帰っていくお精霊さんが道に迷わないように、山々に道しるべのように炎を燃え上がらせる、そのような意味も込められているのが送り火です。
橋の上は「大」の真正面の特等席になるため早くから人の渦となり、市電も人波をかき分けそろりそろりと走行しました。

  昭和51227日撮影

この付近には大きな建物は建築されていませんが、それでも遠くに小さく
見えていた京都大学の時計塔は見ることが出来なくなりました。
橋の向こう側に京阪電鉄鴨東線が平成元年10月に延伸開業し、停留所名も「出町柳駅前」になりました。
上の写真から
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年後に撮影したのが次の写真です。

   令和元年811日撮影

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