京都では現在「京の不思議と異界伝説」と「伝説の名刀」をテーマに「京の夏の旅」が開催されています。
暑い夏の京都らしいテーマです。
今回、私は小野篁ゆかりの寺、~地獄のヒーローと冥界へ通ずる伝説の井戸~六道珍皇寺へ行きました。
「六道」とは、人間が死後に転生するという、「地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天井」の6種類の世界のこと。
ここは、京都市内の三大埋葬地であった「化野」、「蓮台野」、「鳥辺野」のうち鳥辺野の入り口で、あの世とこの世の分岐点「六道の辻」に位置します。
市民にはお盆の精霊迎え「六道まいり」でよく知られています。
山門をくぐると、気迫に満ちたゑんま像や小野篁像が安置されたいます。
そして先祖の霊を呼び戻す「迎え鐘」があります。
特別公開では、本堂内に江戸期の地獄絵「熊野観心十界曼陀羅図」や「幽霊図」、「地獄心音図」が展示されています。
本堂内は撮影禁止ですのでパンフレットから転写です。
本堂の庭内には小野篁が冥土通いに使ったと言われる「冥土通いの井戸」があります。
〈特別公開〉は9月30日(木)までで少人数の入場制限があります。(8月3日~18日は休止)
六道まいり8月7日~10日ですが、新型コロナウィルス感染の状況によっては昨年同様制限開催となります。
感染対策と熱中症対策をして「京の夏の旅」をお楽しみください。
京都好き男 細木